山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

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2010/6/30 (水)

白岩岳

白岩岳

南アルプスの秘峰・白岩岳へ行ってきました。


白岩岳は標高2267mと立派な高さである。

鋸岳から南に延びる稜線は
釜無山から入笠山へと続いている。

その鋸岳と釜無山の間にある。

標高のわりにほとんど知られていないのは、
周りの山より抜きん出て高くないと言うことと、
あまり特徴のない山容からだろう。

そして山頂までの登りは容易ではないからである。

それゆえ訪れる人は稀で落ち着いた山登りができる。

出だしから小黒川を渡渉する。

南アルプスならではの深い展望のない樹林をひたすら登り、たどり着いた山頂は明るく、花々が迎えてくれた。

とくにまだ蕾ではあったが、タカネコウリンカが群生している。山頂が覆いつくされているほどである。

残念ながら周囲の高山は雲に包まれていたが、小淵沢の方面や伊那谷の方面は見下ろすことができた。

ジンヨウイチヤクソウ
タカネコウリンカ

 



←ジンヨウイチヤクソウ



        タカネコウリンカ→













山頂は名の通り、白い岩が散在し、西側斜面はガレ場の様相を呈している。

いつまでものんびりしていたい雰囲気のところである。
白岩岳山頂
去りがたい念を抑えながら下山の途についた。


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2010/6/27 (日)

薬師岳!

薬師岳

 

薬師岳は標高1644m、雄大な展望が魅力である。

早池峰の南に対峙する姿は端整で美しいが、
それ故か地味な存在でもある。

しかしその為、早池峰の喧騒をよそにじっくり山と
対話できるような落ち着いた山歩きが期待できる。

山を見る時にぱっと見た外見だけに目を向けがちであるが、
登って見て始めて気づくものこそ真の魅力があるのである。




薬師岳といったらなんと言ってもオサバグサである。

オサバグサ
オサバグサ

 

歩き始めてすぐに目に入るのがこの花である。

純白の花がまぶしい。

林床を埋め尽くさんばかりに咲いている。

オサバグサ




これほどの群落は桧枝岐の帝釈山で見て以来である。

範囲でいったらこっちのほうが上か?

岩陰にはヒカリゴケも怪しく光っていた。

そのほかにムラサキヤシオ、ヒメイチゲ、
イワウメ、イワヒゲ、コケイラン、ギンリョウソウ
などなどの花が咲いていた。




  ↓ 急な尾根を下りきると清廉な沢を渡渉する。

渡渉
又一の滝

 

 
又一の滝 →

落差20m。
爽やかな風が涼しいところだ。


遠野の空が青く澄んでいた。


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2010/6/26 (土)

早池峰縦走

画像の説明

 

早池峰の登山基地は早池峰神楽で有名な「岳」集落。

ここから裏山である鶏頭山へと向かう。



名瀑「七折ノ滝」 →

滝の中間部で水流が噴水のように舞い上がり
弧を描いている。

他に類を見ない名瀑である。



滝から2時間30分ほどの登りでニセ鶏頭。

そして鶏頭山へ。



目指す早池峰は遥か彼方だ。



 

画像の説明
画像の説明

 














            ↑ 「ミヤマシオガマ」                             ↑ 「ハヤチネウスユキソウ」

画像の説明

 


                 鶏頭山から中岳へ向かう。

                ぬかるみと倒木の道を3時間。
         苦行であるが、たまに出てくる岩場が楽しい。

                     中岳手前の岩場 →
                 「蟻ノ戸渡り状?」のリッジ。







   ↓ 蟻んこよろしく岩場を抜けていく。    早池峰遠し!
画像の説明

画像の説明

 

歩くこと9時間!ようやく早池峰山頂。



暑かった!

長かった!

どろんこだった!

でも楽しかった!!



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2010/6/25 (金)

兜明神岳!

全体像

 

6月25日~27日で早池峰縦走へ行って来ました!

初日は足慣らしで兜明神岳と岩神山。


兜明神岳は盛岡から宮古へ抜ける国道が
ちょうど北上高地を越える所、
区界高原(くざかいこうげん)にある。


高原情緒あふれるのどかな風景に
      突如あらわれる岩峰。 →




 ↓ 兜神社からスタート

兜神社
イチヤクソウ




      イチヤクソウ →

  ベニバナイチヤクソウとの
  中間種かピンク色だ。


   大きさも普段見るのより
   ひと回り大きい感じ。




イチヤクソウ

 

山は一面イチヤクソウに覆われていた。

コケイランも数え切れないほど・・・。

春にはニリンソウに覆われるそうだが
かなりの規模であろう。



歩いていくと小学生と思しき「ヤッホー」の連呼が
聞こえる。

岩場に取り付き山頂へ行ってみると・・・。

子供たち

小学生の集団に山頂は占拠されていた・・・。
たしかガイドブックには山頂は2~3人程度しか立てない広さと
書いてあったはずだが・・・。


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2010/6/24 (木)

那須・旭岳!

那須連峰・旭岳。
山容は鋭く堂々とした風格がある。
連嶺の中の一峰ではあるが独立峰のおもむきがある。
中央アルプスにおける三ノ沢岳といったところか。

essential-line

白河ICから甲子温泉を過ぎ、新しい甲子トンネルを抜け、
ヤブが元気な林道を上がっていく。



  甲子峠から歩き出す。


← 大白森山をバックに登っていく…。

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奥に見えるのが甲子山。 →

さらに奥に旭岳が聳えているはずだが、
ガスに覆われている。

essential-line






← 甲子山山頂。
   ここから望む旭岳は存在感抜群…なのだが。

  一度下り旭岳へと登り返す。
  急な尾根を直登する。
  足元が悪く、トラロープがありがたい。

  にわかに強い雨も降ってきた。

essential-line





狭い山頂は360°真っ白な展望が広がっていた。

虫たちが我々を歓迎してくれていた。


もと来た道を引き返す。

時折、ガスがはれ周りが見渡せたが、
ついに山頂は姿を現さなかった…。


雨に濡れるキバナウツギだけが我々を慰めてくれていた。。


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2010/6/22 (火)

夏至

6月21日は「夏至」。
いうまでもなく「夏至」は一年で一番昼の時間が長い日です。また太陽が最も高くまで昇る日でもあります。
日が沈んでからもしばらくはまだ明るさが残っているほどの、太陽のパワーを実感できる日ですね。

「夏至」にはこんなイベントがあるのを知っていますか?

 「百万人のキャンドルナイト」

毎年、夏至と冬至の夜、8時から10時の間、電気を消してろうそくの灯りで過ごすというものです。
地球温暖化防止が主な目的ですが、ほかにもいろいろな効果があるようですよ。
呼び掛け文を掲載します。


私たちは100万人のキャンドルナイトを呼びかけます。

夏至・冬至、夜8時から10時の2時間、
みんなでいっせいにでんきを消しましょう。

ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。
しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。

ある人は省エネを、ある人は平和を、
ある人は世界のいろいろな場所で生きる人びとのことを思いながら。

プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。
それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、
文明のもっと大きな可能性を発見する
プロセスであると私たちは考えます。

一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、
ただ2時間、でんきを消すことで、
ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を
地球上にひろげていきませんか。

でんきを消して、スローな夜を。

100万人のキャンドルナイト


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2010/6/19 (土)

早池峰縦走!!

日本百名山に数えられる早池峰。

深田久弥は初めて早池峰を見たとき、
「それは北上高地の山波の上にひときわ高く立っていた。
先鋭な独立峰の形ではなく、長い頂稜を持つ重厚な山の姿で立っていた」と記している。

実際、対峙する薬師岳から望むと早池峰から中岳、鶏頭山へと延びる稜線が目を引く。
早池峰

これを登らなければならない!

熱く胸に誓い、ロングコースへと挑戦した。


(つづく・・・)


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2010/6/14 (月)

ニョキ!

12日に再び行った赤岩尾根にて珍しいものをゲット!

これは何でしょう?
カモシカの角

はじめに見つけたときは、たけのこ!?
と思ったが・・・

近づいて良く見ると二つは根元でつながっている。
そして・・・なにやら毛が着いている。

果たしてカモシカの角であった!

ニホンジカの角は山を歩いているとたまに落ちているが、
カモシカのものは今回初めてである。
黒いから目立たないのか?

我が家の家宝といたします。


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2010/6/13 (日)

鶏冠山!

 

鶏冠山

6月4日は山梨百名山の難峰・鶏冠山へ行ってきました!

  鶏冠山は甲武信ヶ岳のおとなり、
  木賊山から派生する鶏冠尾根の末端に位置する岩峰です。

← 二股吊橋から見る鶏冠山
   ここから見ると独立峰の風格がある。

  渡渉をして取り付きの鶏冠谷出会いへ。
  鶏冠谷は昔、遡行した沢。
  最後のヤブこぎは難儀したな~。


       ↓ 途中はシャクナゲが咲き乱れていた。

シャクナゲ

 

核心部

 


← 尾根を上り詰めると見晴らしのよい岩稜へ。

  鋸状の岩場を通過すると最後は核心の岩場
  巻き道もあるが迷わず岩場を直登!
  皆さん完登で山頂へ。

  鶏冠山は最近、登山口までかわいらしい道標ができて
  一見、取り付きやすくなった気がするが、
  実際は迷いやすい箇所も多く、最後の岩場も鎖などはなく
  侮れないので安易に入山すると痛い目に遭うかも?

        ↓ 山頂は深い谷に囲まれた最高のロケーション 

鶏冠山山頂

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2010/6/10 (木)

赤岩尾根!

両神山の大ナゲシ、赤岩尾根へ行って来ました。
赤岩岳

大ナゲシ方面から望む立ちはだかるような赤岩岳。
正面壁を・・・まいて縦走開始!

いくつめのピークか?

 

こんな感じの岩場が続きます。


結構、巻き道もついているので安心。

と思いきや、手ごわいところもあったりします。

稜線はミツバツツジが満開。


赤岩尾根はバリエーションルート入門者に適しています。

ただしルートファインディングが必要なので
ガイドと一緒に歩くと安心です。


となりの山でゴロゴロ鳴っていたので心配しましたが、
どうやらわれわれをスルーして浅間方面へ行ってくれたようでした◎


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2010/6/8 (火)

芒種

6月のはじめのこの頃。

二十四節気では「芒種(ぼうしゅ)」とされています。

稲科の植物の穂先の細い毛のような部分、それを「芒(のぎ)」といいます。

稲の花にも先端に一本の芒があるのですが、
近年は品種改良によって短くなったり、なくなったりしているそうです。

「芒種」は、そんな芒のある穀物の種を蒔く時期ということです。
とはいえ実際は、田植えの始まる時期の目安としたようです。

田植えは、単なる農作業ではなく、田の神様をおまつりする神事の意味合いが強かったそうです。

「古事記」では日本のことを「瑞穂国(みずほのくに)」とあらわしています。

みずみずしい稲穂が実る豊穣の国という意味です。

二千年以上の昔から日本人は田んぼと共に歩んできたのですね。


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2010/6/3 (木)

禿岳 その2

稜線にあがると箱庭のような鬼首盆地を見下ろせる。

鬼首盆地
 

シラネアオイ
神室連峰

 ↑ 斜面はシラネアオイが覆いつくしている。                        ↑ 神室連峰の雄姿。来年はいざ!

閉じてる・・・
開いた!






   ⇒










     ↑ 3日前閉じていたカタクリが・・・                               ↑ 満開!!

今回、訪れた禿岳。雪渓とお花と山菜と温泉。すべてが充実の山行となりました。

そして山頂から見渡せば栗駒、焼石連峰、神室連峰、鳥海山、月山、朝日連峰、舟形連峰とみちのくの名峰がぐるり。

まだまだ東北通いが続きそうです。


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2010/6/2 (水)

禿岳 その1

みちのくの谷川岳と呼ばれる禿岳。
標高は1200m台と高くはないが、山容は風格がある。

禿岳
 

ブナ

 


← 山麓は豊かなブナの森に覆われている。
  これは花立峠口5号目付近。

栗駒山

 









 

栗駒山を望む →

残雪はまだ豊富である。
  

6合目ピーク

 





← 5合目まで上り詰めるとようやく稜線が見えてくる。
   目指すピークは6合目。

  その先は大きな登りのない稜線漫歩。

  新緑の淡い緑。青い空。白い雪。

  何をかいわんやである。

               (つづく)


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2010/6/1 (火)

地獄巡り!

鬼首温泉の周辺にはさまざまな地獄がある。
荒雄岳は3時間ほどで登れるので、余った時間を利用して。
地獄巡りと洒落込んだ。
 

荒湯地獄

荒湯地獄

↑ 荒涼とした風景の中にお湯が湧き出している。かすかに硫黄の匂いが立ち込めていた。

  頑張って掘れば自前の露天風呂ができるが、かなりの労力を要するだろう。
 

片山地獄

 

 ← もうもと水蒸気をあげる片山地獄。
   地熱発電所があり、こじんまりとしたPR館がある。
   中は結構お金がかけてあり、ジオラマなど
   いろいろ展示されている。
   事業仕分けの対象となりそうなところだ。
 

間欠泉

 
 
 
 
 
 
 
 

↓ 遊歩道の整備されている地獄谷。         
  歩道の脇からゴボゴボと音を立てて熱湯が出ている。
  さわると火傷しそうなほどだ。

地獄谷

 
 
 
 
 
 
 
 

         ↑
      日本一の間欠泉。         
      渓谷もきれいで最も観光地的である。
      10分間隔くらいで噴きだす。
      入場料は¥400也。


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