山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

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2010/7/29 (木)

白馬岳・清水尾根

蓮華温泉~鉱山道~白馬岳~清水岳~祖母谷温泉を縦走してきました!
山奥の蓮華温泉から歩き始めます。

緩やかな歩きやすい道が続きますが、
ところどころザレているところをトラバースするので要注意!

神ノ田圃
神ノ田圃は雪倉岳・鉢ヶ岳・小蓮華岳に囲まれた別天地。
こんなに素晴らしいところを独り占めできるのは最高です。

サクラソウ
旭岳

↑ サクラソウが群生しています

← 朝日を受ける旭岳を巻いていきます
                  

コマクサ
ミヤマアズマギク

↑ 大きな株のコマクサばかり               ↑ 清水岳山頂にはミヤマアズマギクが多い

画像の説明
↑ チングルマの群生の向こうには残雪豊富な剱岳。
  ここからだと裏剱になります。とにかく花が多い!!

画像の説明
剱岳を目指してひたすら下っていく・・・。
お花畑は次々と現われて飽きさせない。

あまり歩かれていないので花が道を覆い尽くそうとしています。

こんなに素晴らしい尾根なのに人が少ないなんて! どうして!?
答えは簡単。

祖母谷まで標高差約2200mを下らなければならないからです。
そして樹林帯に入ってからはひたすら下るのみかと思いきや、
結構登り返しもあったりして精神的にきついです。
大雨の後は沢を渡る場所も大変でしょう。
途中の不帰避難小屋が頼もしい限りです。

でもやっぱりお勧めです。
下山した後の祖母谷温泉は最高!素朴なおもてなしとおいしい料理が待っています。
特にプールのような露天風呂は格別です!
このコースは蓮華温泉から祖母谷温泉を結ぶ秘湯巡りのコースでもありました!


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2010/7/26 (月)

高天原~雲ノ平~水晶岳 縦走!! その3

目覚めるとガスっていて風が強い。
眠さに負けそうになるが、外に出るとガスが薄く見込みありと判断。
意を決してライトをつけて水晶岳山頂目指し出発!
画像の説明
しかし、山頂付近はさらに濃いガスに覆われている。
一同、あきらめかけていた頃・・・。

水晶岳山頂
あたりが淡いピンクに包まれ始め、
ガスの向こうに輝くものが!

水晶岳山頂
一気に周囲が開けて朝焼けに染まる山々が現われる。
頑張って暗い中出てきた甲斐がありました!

これもガイドの判断力でしょうか・・・!?

山頂独占でひと時のドラマを堪能!!

画像の説明
刻一刻と山々の表情が変化していく。

水晶小屋を後にし、はるか先の烏帽子を目指す。
写真中央右のドーム状の岩峰が目指すピーク。

はるか向こうのとがったピークは白馬岳。
来週行くのでまっててね~。

野口五郎岳
野口五郎岳はとにかくスケール大きいです!
五郎池にも時間があったら行ってみたいですな~

稜線は言うまでもなく眺望抜群!
しかも大きい岩がゴロゴロしていてなかなか楽しい。

でも強風地帯なので荒天の時はつっこまないように!

画像の説明
途中はお花畑もたくさんある。
背景が背景だけにどれも引き立ちますね~!

画像の説明
烏帽子岳周辺はコマクサの群生地。
しずかに楽しみたい方は表銀座よりお勧めです!

烏帽子小屋から夕焼け
フィナーレは烏帽子小屋から望む夕焼け。

最高の天気に恵まれ、充実の5日間となりました。


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2010/7/25 (日)

高天原~雲ノ平~水晶岳縦走!  その2

3日目は高天原をスタート。

画像の説明
朝霧が幻想的な世界を演出し、今日の好天を約束してくれている。

画像の説明
長い樹林を抜けるとにわかに視界が広がり、光があふれる世界につつまれる。
ここは北アルプスの楽園、雲ノ平。
巨岩とお花畑がつくりだす造形は神々の庭と呼ぶにふさわしい。
周囲には名だたる名峰がぐるりととりかこんでおり、
どこをみても絵になる風景である。

画像の説明
改築中の雲ノ平山荘。
以前の面影をのこして周囲の風景とマッチしている。
ここでのんびりする時間も最高ですね~。

画像の説明
画像の説明

↑ チョウノスケソウ                   ↑ ミヤマオダマキ

画像の説明

 


水晶小屋の周辺は花盛り。

ウラジロキンバイ、シコタンソウ、クモマグサ、
イワツメクサ、ミヤマクワガタ、タカネシオガマ、
イワベンケイ、イワオウギ
などなどが咲いていました。


水晶小屋は改築されかなり快適な小屋になっていました!


それに加え立っているロケーションが最高ですね。
北アルプスのど真ん中でしかも3000m級の高さにあります。
朝日も夕日もばっちり望めます。


小屋には生後1年6ヶ月の赤ちゃんもいてほのぼのムード。
こんな環境で育つとどんな風になるのでしょう~。
きっとおおらかな人になるんでしょうね。



画像の説明

 



夕方にはブロッケン現象も見られました!


これにはどんないかついおじさんも
子供のように手を振ってしまいます!


この写真ではわかりずらいですが、
霧に自分の影が写り、
影の周りに虹の輪ができます。

急峻な山岳ならではの現象です。



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2010/7/24 (土)

高天原~雲ノ平~水晶岳 縦走!!  その1

        梅雨明けの晴天の下、北アルプスの中心部を縦断してきました!

太郎山から薬師岳

タカネヤハズハハコ

        日程は
        1日目:折立~太郎坂~太郎平小屋
        2日目:太郎平~薬師沢小屋~高天原峠~高天原山荘
        3日目:高天原~雲ノ平~祖父岳~水晶小屋
        4日目:水晶小屋~水晶岳~野口五郎岳~烏帽子小屋
        5日目:烏帽子小屋~烏帽子岳~ブナタテ尾根~高瀬ダム

      この山域は私がここ7年で6度訪れているお気に入りの場所です。
      花と展望、温泉と盛りだくさんの欲張りコースです。

太郎平小屋

        ↑ タカネヤハズハハコ

← 太郎平小屋の前の広場は絶好の休憩場所。
  ここで飲むビールの味は至高の味!

初日は太郎坂の登りが暑くて
毎年苦労させられます。
今日は風もあって登りやすかったかな?

画像の説明

 

太郎平を後にして薬師沢へ下っていく・・・

沢まで降り立つとしばらくは緩やかで
木道の続く道。

このあたりは周囲全て山に囲まれていて
秘境のムードが漂っている。


ここにいるとみんなこうなる →






キヌガサソウ

 







← キヌガサソウ
        
このあたりは枝沢が薬師沢に
無数に流れ込んでいる。

ツレサギソウ、ムシトリスミレ、オオバミゾホオズキ、
イワイチョウ、アラシグサなど
湿生の植物が多く見られる。


次第に沢音が大きくなってくると
薬師沢小屋は近い。

薬師沢小屋
赤木沢と薬師沢の出会いに立つ薬師沢小屋。
釣り師にも人気の小屋だ。

画像の説明
黒部川の源流域。
今年は雪渓も多く残るせいか、豪快な流れ。
時間にゆとりがあれば水遊びしたい! 暑~い!!

画像の説明
高巻き途中の登山道からも泳いでいる岩魚を見つけられる。
誰か竿貸してくれ~!

以外に長い大東新道。
結構、ひやひやする鎖場もある。
足もとの黒部川が更にプレッシャーを与える・・・。
龍昌池
ようやくたどり着いた高天原。
その更に奥にある夢ノ平・龍昌池。
静かな湖面に赤牛岳がうつる。ここは北アルプス最奥の地。

画像の説明
高天原温泉はいつ来ても最高!
縦走の疲れはどこかへ飛んでいきました!!

(つづく)


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2010/7/18 (日)

梅雨明け

梅雨明けです!

暑いですね~。

画像の説明
夏山シーズンの始まりです。
今年の北アルプスは残雪多めなので注意しましょう!

昨日は阿弥陀岳の南稜へ行ってきました。

南稜は冬のバリエーションルートの入門として人気がありますが、
夏はお花畑が広がっています。

P3直下の岩場は一応ロープにて確保しました。
岩登りの難しさよりもルンゼなので如何に石を落とさずに登るかがポイントですね。

残念ながらカメラは車に置き忘れてしまったので写真はありません(アブの来襲でカメラどころではなく出発)。
朝は雲海の向こうに槍ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプス、南アルプス、富士山とずらりと並んでいました。

中央稜を下山しましたが、途中でウチョウラン、オニクなど珍しい花も見つけました。

明日から雲の平、高天原、水晶岳へ行ってきます!


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2010/7/14 (水)

花図鑑

サクラソウといえば、ピンク色の花を思い浮かべる方が多いだろう。
事実、サクラソウの仲間はほとんどがピンクでハクサンコザクラやクリンソウなどは
有名といったところであろうか。
しかしどれも似た種類が多く見分けは難しい。
その中でも白花のサクラソウは2つであるので、覚えやすい(もっとあるかもしれないけど・・・)。

ヒメコザクラ
ヒナザクラ

↑ ヒメコザクラ

ヒナザクラ →

ヒメコザクラは早池峰特産、高さ5~10cm、1~4個の花をつける。

ヒナザクラは朝日連峰や岩手山に生育し、高さ8~15cm、1~8個の花をつける。


まとめるとヒメコザクラは小柄で花が少ない。
ヒナザクラはすこし背が高く花が多いという感じでしょうか?
あとヒメコザクラの花(裂片)の切れ込みがやや浅いです。
一番わかりやすいのは生育している場所ですね。


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2010/7/13 (火)

脅威の撥水力

梅雨です。

雨の中、山を歩くことは快適とは言えません。
そんな時、新品の雨具を着ていると雨粒を良くはじいてくれて結構、快適です。

しかし、そんな雨具も何回か使っていると撥水力が弱まってきます。

画像の説明

わたしの住まいのベランダからはとなりの畑が良く見えます。
いま植えられているのはサトイモ。

よく見るとすばらしく雨水をはじいています。

画像の説明

サトイモの表面には産毛が生えていてこれが水をはじいているのです。

実はゴアテックスの雨具も表面が起毛していてそれで水をはじく仕組みだそうです。
雨具を酷使しているとこの毛が寝てしまい、撥水力が落ちるのです。

これを復活させるにはどうすればよいか・・・。

簡単です。

洗濯した後に乾燥機にかけるのです。

乾燥機がない我が家と同じ家は当て布をして低温のアイロンをかけます。

これによって寝ていた毛が起き上がり、またよく雨をはじいてくれます。

早速やってみましょう!


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2010/7/12 (月)

飯豊連峰縦走!

夏の恒例!飯豊連峰縦走へ行ってきました!!

日程は7月8日から12日の5日間

行程は
1日目:東京=米沢(ペンション泊)
2日目:米沢=大日杉登山口・・・地蔵岳・・・切合小屋
3日目:切合小屋・・・飯豊本山・・・御西小屋・・・烏帽子岳・・・梅花皮小屋
4日目:梅花皮小屋・・・北股岳・・・門内岳・・・鉾立峰・・・杁差岳・避難小屋
5日目:避難小屋・・・鉾立峰・・・足の松尾根・・・奥胎内ヒュッテ=中条=新潟=東京

ヒメサユリ

シラネアオイ

 

            天気は1~2日目は晴れ
            3日目は強風とガス
            4日目は強風と高曇り
            5日目は烈風と豪雨でした。

         残雪は豊富でここ3年同じ時期に来てますが
         もっとも多かったです。


シラネアオイはいたるところに咲いています →

  ↓ 次第に近づく杁差岳の雄姿。独立峰の趣きがあります。
    飯豊ではこの山が一番好きだな~

大石山手前から望む杁差岳

ヒメサユリ

 

← 飯豊といったらこの花

  ヒメサユリを見るためにわざわざ
  梅雨時期に毎年足を運んでいます。


  地蔵岳~目洗清水の間のヒメサユリ街道が
  全部刈り払われていたのは残念だったけど。
  それもご愛嬌。

  飯豊の自然はそんなことは許容してくれます。

  以後は例年通りの姿を見せてくれました。





杁差岳

杁差岳

↑ ここまでくるとほっとします。

なんとも言えない優しい雰囲気の
中に立つ避難小屋
心も体も癒されます。

そして縦走路の最後の山はすぐそこに!
  
ニッコウキスゲはまだ3分咲き程度でしたが
蕾は笹を埋め尽くすほどついていました。

 来週が見ごろでしょうか?

いつもヒメサユリをとるかニッコウキスゲをとるか   悩みます。

← 日本海の海岸線を望む最後のピーク

ここまで歩いてきた達成感もひとしお
わが足をほめてあげましょう!!


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2010/7/3 (土)

釜ノ沢東俣

東沢入渓点

天下の名渓と名高い奥秩父東沢釜ノ沢。

数ある沢の中でも最も有名な沢の一つであろう。

沢好きの私であるが、実は行ったことがなかった・・・

付近の鶏冠谷やヌク沢は行ったことがあるのだが、
機会を逸していたのである。

今回は仲間と楽しむ気持ちで行ってきた。

昨年、怪我をした仲間の復帰祝いも兼ねて…

二俣吊橋の先で入渓準備 →

気合がみなぎっている!

東のナメ沢

 


← 東のナメ沢

延々と続くナメ滝。
どこまで続いているやら・・・

冬は快適なアイスルートになるだろう。


存在感のある美しい支流も釜ノ沢の魅力である。



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この後、彼はフリクションを失う・・・
そのままの体勢で後ろ向きに滑っていく・・・
誰もがずぶ濡れになる姿を想像した・・・

しかし彼は水際でにわかにフリクションを取り戻し、
何事もなかったかのようにスタスタ帰ってきた。

人は彼のことをムーンウォーカーと呼んだ!

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今日はそんなに暑くないので
やっぱり水の中に入るのは躊躇する。

でも沢では泳ぐのも楽しみのひとつ。

次回は思う存分、泳いでやる!

きっと!!

千畳のナメ

 







千畳のナメ →

なんか本で見た写真では
ゆるやかな流れだったような・・・

踏ん張らないと転びそうな勢いである・・・


沢は水量によって難しさや楽しさが
大きく変わる。
そこが面白いところである。

両門の滝
両門の滝

                           ↑ 両門の滝                                     ↑ 激しい勢い。迫力満点!

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甲武信ヶ岳山頂

↑ やっぱり水量多し! 水流が中を舞っている!              ↑ 沢の中で一泊し、翌朝、甲武信ヶ岳山頂でコブシを握る・・・


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