山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

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2010/10/31 (日)

WFA

明日から5日間、富士吉田にてWFA(ウィルダネス・ファーストエイド)へ参加してきます。

『ウィルダネスファーストエイド』

                 WFA(ウィルダネス・ファーストエイド)とは?

-困ったときの救急車’がない現場で…野外救急法

『ウィルダネスファーストエイド』とは緊急医療体系へ引継ぐまでに時間のかかる状況での野外救急法であり
さまざまな身体機能の問題や障害から引き起こされるトラブルや野外における
環境やストレスから来る怪我や体調不良に対処する医療知識・技術の習得だけでなく、
リスクマネージメントや避難計画法や手段、又は法律問題などにも重点が置かれています。

『ウィルダネスファーストエイド』

詳しくは ⇒http://www.fujiyamaguides.com/jp/firstaid/index.html


ガイドとして時折、大なり小なり怪我の手当や病人の介護などをしなければならないことがあります。
しかし、以前学んだ技術や知識は時と共に失われいきます。

最低でも1年に1度以上は改めて復習する機会をもちたいものです。

今回は復習だけでなく新たに得るものの方が多いかもしれません。
内容は50時間に及ぶハードなものですが、意欲的に取り組んで成果を挙げたいと思います。

ご報告は1週間後くらいになりますので、お待ちください。


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2010/10/29 (金)

碧岩・大岩

西上州にそそりたつ岩峰。碧岩と大岩へ行ってきました!

碧岩の名は「御鳥居」から来たという。

神々は、まずこの頂に降り立ってから村々の社にお着きになり、
天に帰るときはこの頂に集まってから、天に戻っていくと、古人は信じていた。

大岩

登山口は南牧村の更に奥の熊倉というところにあります。

5~6台ほど停められる駐車場があります。トイレ・水道もあり。

途中までは「三段の滝」への遊歩道として整備されています。
しかし、沢にかかる丸太組みの橋は非常にスリッピーなので注意が必要です。

三段の滝
南牧三名瀑に数えられる「三段の滝」。

落差は50mで上・中・下の三段に分かれています。
ちなみに南牧三名瀑とは「線ヶ滝」・「象ヶ滝」・「三段の滝」を指します。
中でも「三段の滝」は最大の滝です。

一番下のベンチのある辺りからだと上段はあまり見えないので
滝の右側に続く登山道を登ると全体が良く見えますよ。

大岩
碧岩をバックに大岩への登り、痩せた岩稜が続きます。
だんだん視界も良くなり気分爽快!

大岩の岩稜
高度感に慣れていない人は厳しいでしょう。
ロープが必要とガイドブックに書いていますが、下手に使うと余計に危険です。
支点も乏しいので難しいです。

岩場歩きに慣れてからチャレンジしてください。

大岩山頂

5~6人くらいなら充分お弁当を広げられる広さ。

見晴しは東側以外は良好です。
荒船山・毛無岩・鹿岳・両神山などなどが見えました。

大岩

大岩を後にして碧岩へ。紅葉は最高潮でした!
写真にはいい赤が写りませんね~。

途中、複雑な尾根で迷わないように注意しましょう!

碧岩

碧岩は基部の2か所の岩場が核心でしょうか?
特に2段目はバランシーで固定ロープを握る場合、腕力も必要です。

不安な人は確保が必要です!

我々も下りはロープで確保して降りました。

碧岩山頂は狭くヤブっぽい感じです。

全体的に難易度は高めです。

             ポイントは ★三段の滝までの滑りやすい橋。
                   ★三段の滝上の濡れた岩の通過(トラバース気味)
                   ★大岩直下のナイフリッジの登下降(固定ロープ・鎖・梯子はない)
                   ★碧岩基部の岩場(固定ロープはあるがバランスが必要)
                   ★全体的なルートファインディング(道標はあるが最低限)
                     岩場でのライン取りも重要。
                   ★雨&積雪時は不可

といった感じでしょうか?

不安をあおっていますが安易に行けるところではありません。

不安だけどどうしても行きたい方はご相談ください!!


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2010/10/28 (木)

高立の一本岩!

曇りのち雨の予報は終日雨に変わり、我々は登山を放棄してムカゴ取りに熱中した。

みんなで頑張って大量のムカゴをゲット。


時間が余ったので「高立の一本岩」を見学に行く。

西上州は言わずと知れた岩峰ぞろい。
その中でも孤高の趣のある「高立の一本岩」。

それは御場山の麓にある。伝説を秘めた岩峰である。

高立の一本岩

その昔、百合若大臣が今の横川から妙義山(の星穴岳)に向かって放った矢が、
みごとに射抜いたという“射ぬき穴”。

そのお供の男がお結びを力いっぱい投げつけて開いたという“むすび穴”。

横川には百合若大臣の足跡と言われている石がある。星穴岳に強弓を射った折り踏んでいた石が凹んだそうだ。
また、妙義神社には鉄の弓と矢が奉納されている。

射ぬかれた岩盤は反対側に落ちて突き刺さり、高立の一本岩となったという・・・。

まことしやかな伝説である。

近くに行くと実は2本ある

この岩は最近まで未踏峰であったが、有名なクライマーの山野井夫妻と大内尚樹氏に
よって初登されたそうだ。


蝉の渓谷

もう一か所は「蝉の渓谷」これまた西上州は南牧村にあります。

川の流れが岩盤を削り、ゴルジュを形成している景観地。

沢登り愛好者(とくにゴルジュ偏愛者)は垂涎ものの渓谷です。

・・・が、すぐ上に車道がはしり岸には遊歩道が、そして上流には多数の集落があります。
夏の暑い日に泳ぎまくってゴルジュ突破!と行きたいところですが、気が引けます。

一見、水は綺麗そうで適度な水量で泳ぎも混じりそうなので魅力的です。

細かいことを気にしなければ十分楽しめるかもしれません(保障はしませんが!)。


蝉の渓谷

ゴルジュは続くよどこまでも・・・


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2010/10/27 (水)

冬のおすすめアイテム その1

今シーズンは雪山を頑張りたい!

と密かにもくろんでいるあなたにおすすめのアイテムです。

パタゴニア

インナー(下着)の上に中間着として着てください。

この上にアウター(上着、オーバージャケット)を着ます。
場合によって、フリースやベストなど重ね着します。

                      何が素晴らしいかといいますと。

                 1.厚すぎず薄すぎず中間着としてちょうど良い。

                 2.伸縮性が良く動きやすい。保温性、通気性も良い。

                 3.袖口、裾が薄手の生地になっておりかさばらず、動いてもへそや背中が出ない。

                 4.フロントジッパーが長めで体温調節しやすく、ジッパーが口元にあたらないようにずらしてあるので快適。

                 5.フードがバラグラバ(目出帽)になっており、口元や顔全体を覆ってくれるのであたたかく、
                   いつでも装着できるので安心。

                      いうことなしの冬のマストアイテムですね。


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2010/10/24 (日)

相馬山

山旅会で天神峠から相馬山まで歩いてきました。

行楽シーズンということでいつも寂れている(イメージ)榛名湖畔は賑やかでした。
沢山のスワンボートが湖面に浮かび、お馬さんも闊歩していました。

おまけに暴走族が集結しており、爆音を聞きながらの登山となりました。

相馬山
相馬山は榛名の盟主。
前橋方面から見ると真ん中あたりでとんがっています。

榛名の外輪山にはこんなとんがった山が結構あります。

水沢山、烏帽子岳、幡矢岳などがそうでしょうか。
磨墨岩
磨墨岩(するすいわ)。

相馬山山頂
相馬山山頂。

相馬山からの眺望
南面、南西面は開けている。
遠く八ヶ岳もくっきり見えた。

天神峠(10:30)~(11:00)氷室山(11:05)~(11:35)天目山(11:40)
~(12:30)三峰山(13:00)~(15:20)相馬山(15:30)~(16:15)ヤセオネ峠

紅葉はもう一歩という感じですが、コミネカエデ、ウリハダカエデ、ヒトツバカエデなどが色づいていました。

やっぱり山は静かなのがいいな~と思いました。

帰りは渋滞50キロでした…。


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2010/10/23 (土)

サイコキネシス!

クラック修行で八ヶ岳の麓にある、湯川の岩場へ行ってきました。

ここはクラック初級者が練習するのにはもってこいの岩場で
手ごろなグレードがそろっています。

コークスクリュー

右側の岩場は講習会などで人がいっぱいだったので左側の代表格を登りました。
まずはコークスクリュー(5.9)でアップ…のつもりが体にキレがなく疲れた!

そして今回のお目当てのサイコキネシス(5.10c)に挑む。

湯川3大クラックの一つで以前はひーひー言いながらテンションかけまくりで
トップアウトするのが精一杯!

今回は一度、試登したあとに集中力を高めてトライ。

サイコキネシス
なんとかRP(レッドポイント)成功!!

前は全然効かないと感じていたジャミングが意外と効いてる感じ。

最後のオフウィズスも最近の不動沢修行の成果か落ち着いてこなせました。
なせばなるんですね~。

最後にテレポテーション(5.10d)にトライも散々な結果に終わりました…。

次は絶対におとしてやる~!!


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2010/10/21 (木)

六十里越街道 湯殿山~細越峠~田麦俣

志津から焼山尾根、大岫峠を越え、ザンゲ坂を登ると湯殿山は近い。

湯殿山参籠所
赤い大鳥居が目の前に飛び込んでくると急に喧騒の世界にきたようだ。

湯殿山は古来、出羽三山の総奥の院とされ、「語るなかれ」「聞くなかれ」と戒められた神秘の世界。
松尾芭蕉は「語られぬ 袂をぬらす 湯殿かな」と詠んでいる。

六十里越街道
一本橋をわたり齋藤茂吉も泊まったといわれる笹小屋跡を過ぎ細越峠を越える。
落ち葉の積もった歩き易い道が続く。

紅葉
六十里越街道





















                    鮮やかに色づく楓                               早くも苔が生えてきた道標

大堀抜
大堀抜(オホノギ)、小堀抜(コホノギ)と呼ばれる切通しを抜けていく。
緩やかな下りがつづく。ブナの林が心地よい所だ。

月山遥拝所
月山遥拝所からはひろびろとした眺望が広がる。

千手ブナ
千手観音が手を広げたように見える、千手ブナ。

ラブラブナ
龍神ブナ

手を繋いでいるラブラブナ                              龍神ブナ

七ツ滝
日本百名瀑の七ツ滝を見下ろす。紅葉には早かった。

蟻腰坂
可愛い道標

蟻腰坂の入口                               可愛い道標

多層民家
田麦俣の多層民家。入口からの外見が1階建てで内部は3~4階層という造り。

タイムスリップしたようにのどかな風景が広がる。

時計台
消防信号

  田麦俣のシンボルの時計台                       昭和を感じさせます

六十里越街道

今回歩いた道のほとんどが1200年前のものとほとんど同じ道で同じ風景が広がっていただろう。
ブナの大木に感動し、湧水にのどを潤し、路傍の石で一服する。

全く変わらない。

時代は進み都会では想像すらできないほど人々の生活は一変している。
しかしここでは千年以上も変わらない道や風景が残っていた。

これから千年、二千年とこの街道と風景が続いていくことを願って止まない。


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2010/10/20 (水)

六十里越街道 追分~四谷山の神~志津温泉

「六十里越街道」は湯殿山信仰真っ盛りの頃、当時の人々の足によって
1200年の昔から踏み固められた古道です。

「湯殿みち」と呼ばれ湯殿山詣でのため、年間数万人が往来したと伝えらています。
有名な方だと松尾芭蕉、斉藤茂吉、森敦、直江兼続などそうそうたる顔ぶれも歩いたと言われています。

鶴岡から松根、十王峠、大網、塞ノ神峠、田麦俣をへて大岫峠を越え、志津、本道寺、
寒河江を通り山形へ至る険しい山岳道路でした。

今回は月山湖のほとりの追分石から四谷山の神をへて志津温泉に泊り、
翌日、大岫峠を越えて湯殿山に詣で、最後に細越峠を越えて田麦俣を目指す道をたどりました。

四ツ谷沼

月山湖のほとりの追分石から尾根を一つ越えると
四ツ谷沼がひっそりと神秘的な趣で景色を映している。

石畳
南無阿弥陀仏

1200年前の石畳が近年、発見され地元の方々によって復元された。       街道にはいたるところに大きな石碑が並んでいる。

常夜燈
遠く離れた大井沢の集落からも見えたという常夜燈の明かり。

幾人の旅人がこの燈をみて安堵したことだろう。

ムキタケ
ブナの大木

朽ちた大木にはムキタケが群がるように出ていた。           美しいプロポーションのブナ。豪雪が作り上げた造形。

地蔵沼
明鏡止水とはかくのごときものである。   澄んだ心でくもりのない風景を眺めたい。


その2へつづく…


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2010/10/18 (月)

アイスキャンディー

18日、19日で赤岳鉱泉の冬の風物詩であるアイスキャンディー制作をお手伝いしてきました!

アイスキャンディー
足場をどんどん上へ上へと組み上げていきます。

工事現場にあるヤツですね。

アイスキャンディー
上まで組んで補強したら網を全体にかぶせます。

ここに水をかけて凍らせるのです。

赤岳鉱泉
完成の図。

ドライツーリング用のホールドも取りつけました。

今年はやや易しめの設定のようです。

ガイド集合
今回集まったガイドの皆さん。
名だたる名ガイドが大集合しました。

みなさん高いところもへっちゃらでどんどん作業が進みました。

みんなで協力して作り上げるのは楽しかったです。

早く凍った姿を見たいですね。 


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2010/10/17 (日)

不動沢修行!

ワイドクラック・・・

とは、体が半分以上入ってしまうクラック(岩の割れ目)である。

体を岩の割れ目につっこんで(私は)もがきながら登っていく。

普段通っているインドアのクライミングジムでは体験できない。
異次元の亜空間なのである。

エンペラータワー
不動沢・屏風岩エンペラータワー。

よろめきクラックで出だしからよれる。

お次は胎内くぐりで探検気分。

この日ばかりは自分が芋虫(あるいはシャクトリムシ)だったらよかったと思う。

不動沢
愛好会ルートを登る。

ハンドジャムが効いて快適だった(万歳!)。

・・・が! 2ピッチめは泥&苔っぽかった。

不動沢
いつか「楽勝~!」と笑いながら登れる日がくるのを願っている。

打ちのめされた私たちを、鮮やかな紅葉がそっと慰めてくれた。


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2010/10/15 (金)

茸と紅葉と障子ヶ岳

大井沢の民宿「さくお」の婆ちゃんに見送られ、
まだ明けやらぬ空の下、急な尾根を登る。

東の空が少しずつ明るくなり、やがて見上げる稜線を鮮やかに染めていく。

それまでモノトーンに見えていた森が色とりどりの色彩を帯びているのに気づいた。

「東北の紅葉は美しい。」

よく耳にする言葉だが、今こうして目前に見ていると疑う余地はない。

冬が始まる前のひと時、東北の秋はおしみなく輝きを放っている。

紫ナデ
紫ナデのピークを望むようになると紅葉は最高潮を迎えた。

周囲の展望も開け、先月歩いた以東岳から大朝日岳へかけての稜線をのぞむようになる。

月山へ続く稜線
月山へ向けて伸びる稜線には大桧原山、赤見堂岳と魅力的な山が連なっている。

以東岳北方稜線
以東岳から北へ戸立山、茶畑山、芝倉山、葛城山、高安山と高度を落とさずに
延々と山並みが続く。

朝日連峰のなんと大きく奥深いことか。

我々が歩いているのは連峰のほんの一部にすぎない。

障子ヶ岳
紫ナデ付近から望む堂々とした山容の障子ヶ岳。

その風格は南アルプスの高峰や越後三山にも劣らない。
これが1500mに満たない山であるとは…。

障子ヶ岳東壁
障子ヶ岳東面はスラブとなって谷底まで切れ落ちている。

障子ヶ岳
大展望の障子ヶ岳の山頂を後にし、粟畑へ向かう。

草紅葉の美しい障子池から振り返ると均整のとれた三角形の山姿が美しい。


粟畑からの下りは急なところもなく紅葉を愛でながら歩く。
特に竜ヶ岳手前の尾根は両側がブナの並木となって気持ちの良いところだ。

百名山の喧騒をよそにここでは静かな山歩きが堪能できる。

山を標高や知名度だけで選んでいる方々にこういう味わい深い山歩きはできまい。

本当に贅沢な登山である。


宿へ帰ると2日続けて茸三昧の歓待。

10種類以上の茸と芋の子汁。

特に爺ちゃんが山から採ってきた天然まいたけは絶品であった。

採ってきた場所は婆ちゃんにも教えられないそうだ。


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2010/10/11 (月)

Slab Day

本日は小川山へ日帰りで行ってきました。

爽やかな秋空。紅葉と気持ちのいいクラミングができました。
マラ岩

今日はスラブを中心に登りました。

スラブ(slab)とは一枚岩のこと。また、比較的傾斜の緩いなめらかな岩場をいいます。
傾斜は緩いのですが手がかり足がかりとなる凹凸に乏しいのです。

バランスが何より大事。そして精神力も!

画像の説明
アップで「屋根の上のタジヤン(5.8)」を登ったあと「カシオペア軌道(5.10b)」へ

写真(上)は核心部の一手を出すところ、滑りやすい岩にいかに立つかがポイント。

画像の説明
前回は疲れていたため苦戦した核心も余裕を持って越えられました。
変化に富んでいて素晴らしいルートです。

画像の説明
そして今回のお目当ての「JECCルート(5.10d)」へ。

指が一本しか入らないポケットと極無のスタンスに立ちこんでいきます。

信じるのは靴の摩擦のみ!

画像の説明
3便目でめでたくRP!

ちなみにRP(レッドポイント)とは何回かチャレンジして最終的に一度もロープにぶら下がることなく登りきるということです。

自分のスラブの最高グレード更新しました!

次はイレブンか?


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2010/10/10 (日)

banff mountain film festival

3連休は小川山でクライミングの予定でしたが、雨模様なので最終日の日帰りにしました。

予定が空いたのでパタゴニアが主催している国際的なアウトドア映画祭である
バンフ・マウンテン・フィルムフェスティバルへ行ってきました。

毎年11月にカナダ・アルバータ州バンフで開催されるこの映画祭は
本年で35年目を迎え、昨年は世界30カ国以上から応募された
300本以上の作品からグランプリおよび受賞作品が選出されました。

その中から厳選された作品がワールドツアーにて世界6大陸29カ国で上映されます。

東京では大崎ゲートシティーにて10月8日から11日まで上映されています。
今回はプログラムAの5作品を見てきました。

会場にて

中でもフリーソロ(ロープなどの安全確保一切なしでのクライミング。墜落=死)で
有名なアレックス・ホノルドのチャレンジの映像が手汗かきっぱなしでした。

フリーソロ中

特に標高差600m以上の岩壁を登るヨセミテのハーフ・ドームの
「レギュラー・ノースウエストフェイス」ルート(Ⅵ,5.12a,23ピッチ)での初のフリーソロのチャレンジは圧巻!!

人間とは思えない強靭な精神力と完璧なテクニックに脱帽!


ファインディング・ファーレイ

またドキュメンタリー作品の「Finding Farley(ファインディング・ファーレイ)」は
製作者のカルステン・ホイヤーと妻のリーン・アリソン、そして彼らの2歳の息子、ゼブと不屈の犬、ウィローが
作家ファーレイ・モウワットの著書に沿って、その足跡をたどる旅を映像化したもの。

5000キロに及ぶ距離をトレッキング、セーリング、そしてパドリングなどで移動した旅である。

その映像ではカナダの大自然が堪能できる。
豊かな川や動植物。ホッキョクグマやオオカミ、カリブー(トナカイ)などに遭遇する。

特筆すべきは彼らの息子のゼブのキャラクター。
可愛さは天性のもの?発言や行動は計算せれ尽くしている感がある。

父親が脚本を書いているのか?とうたがってしまうほど素晴らしい。
犬とのコラボレーションは絶妙である。


皆さんも機会があったら是非足を運んでみてください。

ただし心臓が悪い方はご遠慮ください。


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2010/10/9 (土)

栃の実

栃の実。

クリに似ているがとんがりがなく丸い。
光沢があって色の濃い部分と薄い茶色の部分が半々くらい。

厚い殻に覆われて落ちている。
そのうち自然に殻は割れて中身が出てくる。

栃の実

昔は米がとれない地域などでは渋抜きして主食としていたそうだ。

それ以外のところでも飢饉の際の飢救作物として重宝された。
そのため藩によっては私有の森であっても栃の木を伐採するのを禁止していた。

山を歩いていて気づくことだが、栃の木には巨木が多い。
これは昔から保護されてきたからなのかもしれない。

縄文時代の遺跡からも出土しており、昔から人々にとって馴染みの深いものであった。
今は栃餅などがお土産物として人気である。


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2010/10/8 (金)

秋の賑わい


木々の色づきとともに北アルプスは賑わいをみせている。

上高地のバスターミナルには大型バスが並び、河童橋の周りではテレビの取材も行われていた。

遅れていた紅葉も、近頃の冷え込みで急ぎ足でやってきたようだ。

梓川沿いにあるケショウヤナギやカラマツは真夏のまぶしい緑から黄緑、
そして黄色へと変化している。

稜線を見上げれば、鮮やかな赤がところどころに散らばって見える。

上高地から明神、徳沢へのいわば表街道ともいえる道は
観光客やハイカーが列をなしている。

一方、山を一つ挟んだ古くさびれた道は訪れる人も少なく、
その紅葉も多くの人の目に触れることはない。

しかしここでも着実に、そして静かに秋がやってきていた。



峠を越えて湧水の豊富な沢沿いの道を歩く。

栃の木の大木が沢に沿って点々とたたずんでいて、
その足元には必ずといっていいほど沢山の実が落ちている。

どうやら今年は豊作のようだ。

よく見るとほとんどは殻だけで中身がない。

栃の実は毒があって熊も食べないというが
-確かに人が食べる時もあく抜きなど非常に手間がかかる―

誰が持ち去ったのだろう?


古い木の橋の土台の石組みからオコジョが顔を覗かせていた。
静かに見ていると2、3匹のファミリーのようだ。

人通りの少なさゆえ登山道そのものともいえる石組みも居心地の良い住処となっているのか。

警戒心の強いオコジョもここではのんびり構えている。



しばらくは綺麗な滝を見たり橋を渡ったりしながら歩き易い道を行く。

少し前には和歌山から来たという二人連れの夫婦がつかず離れず歩いている。

小さな枝沢を横切ったところでふと河原を見ると真っ黒な塊が動いていた。

思わず、「くまっ!くまっ!」と声を出した。

僕らとの距離は40~50mくらい。沢の水を飲んでいたらしい。
先行の二人は気づかずに行ってしまったようだ。

様子を見ていると斜面を登ってきて登山道を横切り、山へ登って行った。

それほど大きくなかったので今年生まれた小熊かもしれない。
幸い近くに母熊はいなかったらしく大事には至らなかった。

動物たちも急速な秋の訪れにあわてて冬支度をしている最中なのかもしれない。

山はまた静けさを取り戻した。



賑やかな秋、静かな秋、静かなようで賑やかな秋。


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2010/10/4 (月)

チョークバック

これは何でしょう?

画像の説明

答えは自作のチョークバックです。

といっても「チョークバック」とは何ぞや?という方もいるかもしれません。

「チョークバック」とはロッククライミングをする際に使うものです。

岩を登っていると、だんだん手に汗をかいてきます。

汗をかくと、非常に滑りやすくなるので「チョークバック」に入れた
「チョーク(炭酸マグネシウムの粉)」を手に付け汗を吸わせます。

人によって手に汗をかきづらい人もいますが、私はその逆で非常に手汗をかきます。

ですから、他の人より「チョークバック」が重要なのです。

市販のものだと小さかったり、大きくても重かったりとなかなかベストのものに巡り会えません。

それでは、ということで裁縫の得意な妻に依頼してオリジナルチョークバックを作ってもらったのです。

外側は古くなったフリースを再利用。
内側はチョークが手につきやすいようにフサフサした毛があります。

大きさはもちろん大きめで深く、手首近くまでスッポリ入ります◎

画像の説明

そしてこれは「チョーク」を入れる「チョークボール」なるもの。

「チョークボール」も市販のものは詰め替えがかなりしづらかったり、
途中で口が開いてきたりと不満があります。

こちらはまだ使用してないので、これから試してみたいです。


山登りや岩登りの道具って色々ありますが、自分にあったものを見つけるのは難しいです。
時には自分で作ったり、改造したりするのも一興かもしれませんね。

もし、私と同じ境遇(手がぬめる)でどうしてもオリジナルチョークバックが
ほしい方はご連絡ください。

有料にてお作りしますよ(^.^)


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2010/10/2 (土)

クライミング修行

10月1日~3日にかけてクライミング修行をしてきました。

1日は不動沢の岩場。2~3日は小川山に滞在。

不動沢はクライミングをやらない方にはピンとこないと思いますが、
瑞牆山の不動沢コースといえばわかるかもしれません。

要は瑞牆の山頂から北東の沢沿いに下っていくコースです。
登山道を歩いていると左右にたくさん岩壁や岩峰、大岩があります。
その岩たちを登ってやろうというものです。

難易度は高く、初級者を返り討ちにします。

御多分にもれず私も打ちのめされました。

マラ岩・シルクロード 12b/cにトライする坂本氏
小川山は日本のフリークライミングの聖地と呼ばれる場所です。

これは金峰山の北、瑞牆山の北東にある小川山の山麓にあります。
金峰山の長野県・川上村側の登山口付近です。

そこには金峰山荘という山小屋があり、付近は廻り目平キャンプ場として
クライマーだけでなくファミリーにも親しまれています。

周囲は岩峰に取り囲まれ、さながら中国の桂林を思わせます。

夏の間、クライミングをさぼっていた私は全くいいとこなしでした。

まあ多少、登りこんでいてもそんなに成果を挙げられた試しはありませんが…。
この秋は力を入れて取り組んで塾長に認められるように頑張りたいです!


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