山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

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2011/9/28 (水)

奥茶臼山

南アルプスの奥茶臼山へ行ってきました。

奥茶臼山と聞いてピンとくる方は結構、通です。

一応、300名山に選ばれていることから登られていますが正直地味な存在です。

以前は林道を延々4時間ほど歩いて山頂へ立っていましたが、最近、しらびそ峠からの登山道が新設され魅力が倍増しました。

マイナーである理由は登山道がなかったことと南アルプスの主稜線から離れていること。
山頂が樹林に覆われ形にも特徴がないことなどがあげられます。

しかし、登ってみるとなかなかどうして素晴らしい山でありました。


出発はしらびそ峠。ハイランドしらびそを暗いうちに出発しました。

天気は快晴。まんてんの星が輝いています。

苔生した地表

登山道は尾高山まではすごく歩きやすい道が続いています。

尾高山から先は一部不明瞭な個所もありますが、道は歩きやすく危険な場所もない。

コケの絨毯が山頂付近までひたすらに続いています…美しい。

原生林

美しいしらびその原生林から漏れる陽射しが林床のコケやシダを輝かせます。
そこに延びる一条の小径。やわらかく足に優しい感触です。

奥茶臼山

奥尾高山の先から見た奥茶臼山…まだまだ遠い…。

奥茶臼山までの道のりには名前がついているだけでも前尾高山、尾高山、奥尾高山、岩本山があります。
帰りもこれらを越えなければなりません…。

立ち枯れ

広い平坦地を過ぎて登りにかかり立ち枯れの木が目につくようになると山頂は間近。
この辺りから視界が開けてきます。

ここは展望食堂

ここは奥茶臼山南アルプス大展望台とでも呼びたくなるような素晴らしい場所。

甲斐駒から光岳・池口岳まで南アルプスの主稜線全山が望めます!!(晴れていて空気が澄んでいれば)

奥茶臼山山頂

奥茶臼山山頂は樹林に覆われ展望は樹の間から。

静かな山頂はいかにも南アルプスらしく華々しさはないが、落ち着ける場所。

槍ヶ岳

樹間からはるか槍ヶ岳まで望むことができました。

今日は秋晴れの爽やかな一日。こんな日に山を歩けることを幸せに思いました。

ほらね!

大展望台は展望食堂に早変わり。
倒木がちょうどよいベンチになってくれます。

同じ道を歩いてしらびそ峠へ戻ります。

峠から宿までは15分の登り。この日一番の急登でした…。


奥茶臼山にできた新道は距離は長いものの非常に歩きやすく魅力的な道。
判りずらい所もテープを探していけば問題ありません。

多くの人にお勧めしたい反面。静かなままであって欲しいとも願っています。


奥茶臼山は昨今の山ブームに踊らされることのない、山とじっくり向き合うことのできる真の登山者の訪れを静かに待っています…。


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2011/9/26 (月)

大源太川北沢本谷

上越のマッターホルンこと大源太山に突き上げる沢を遡行してきました!

今回は沢登りデビュー戦のJunさんと。

画像の説明

この沢は短い流程にコンパクトに滝が詰まっていて、だれるところがありません。

台風12号の影響もほとんどありませんでした。

影響があった場所は確認できた範囲では旭原登山口から最初に沢を渡る部分の橋が流されていて
飛び石の渡渉になっていたこと(補助のトラロープ有)。
あとは枝沢がえぐれてる場所に脚立が架けられていたことくらいです。

画像の説明

しっかりとシャワーを浴びて沢登りの洗礼を受けるJunさん。
これが醍醐味のひとつです!

画像の説明

美麗な滝が落ちています。

開放的な上越国境の沢はやっぱりいいですね~。


水が涸れるとスラブ帯に。最後は右に逃げると登山道に出やすいようです。
我々はヤブを嫌ったせいで、急な草付き&ボロ壁に突入で最後が核心となりました。


画像の説明

山頂での憩。

我々の他には夫婦が一組。
きつい登りに喘ぎながら登ってきました。

確かにここは息をつかせぬ急登が続いています。


終わってみれば快適な沢登りでした。


これからJunさんの沢登りライフが始まるか…どうか?


ちなみに7:30スタート。12:00山頂。14:30下山という行程でした。


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2011/9/24 (土)

有笠山

週末は土曜に榛名・黒岩。日曜に有笠山でクライミングしてきました。


黒岩では途中、急な夕立&アラレに降られました。

日曜は秋晴れの快晴で絶好のクライミング日和。


有笠山は私にとって初めて訪れるエリアでした。


有笠山荘から東登山口までの林道は台風の影響からかかなりえぐれており、四駆以外は完全に不可の状況でした。


画像の説明

アローチ至近の東の石門エリアで今日は登りました。

ちょっと木で見えずらいのですが、アーチ状に岩が繋がっています。


画像の説明

石門をくぐるとカモシカがお出迎え。
有笠山はとっても豊かな動植物が魅力です。


画像の説明

岩質は流紋岩という他にはあまり見ない岩。
かなりギザギザしていて痛いくらい。

傾斜はかなりきつくオーバーハングしています。


画像の説明

今日の成果は「モーテル有笠(5.11C)」のオンサイト。

自身のオンサイトグレード更新です!!

でも5.11Cにしては簡単すぎるような…。手応えナシ。


パートナーののっぽは苦手系の岩場で苦戦しておりました。


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2011/9/21 (水)

インドアクライミング

今日は錦糸町のT‐WALLにてクライミング講習でした。

私がガイドするお客様は山歩きが中心でクライマーではありませんが、
クライミングに親しむことは山歩きの技術アップにもつながるのです。

岩登りも歩きも基本は体重移動。

よりよい足場を見つけて最適なバランスで登れば最小限の労力で歩くことができます。
もちろん岩場が出てきたら…言うまでもありませんね。

画像の説明

クライミングなんて私には無理!と思っているあなた!

一度だまされたと思っていかがですか?


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2011/9/17 (土)

爪痕

さて、利根川本谷を遡行し終え、丹後山から林道へ下山するといつもの林道が変わり果てていた。

台風12号の爪痕である。

画像の説明
沢という沢が押し出している。小さな沢でも…。

画像の説明
右下の大岩も落ちてきたもの!
大木も交じっている。

画像の説明
増水時はどれだけすごかったことか…。

画像の説明
林道は跡形もなく崩壊している。
1m以上陥没しているところも多数。

画像の説明
十字峡近くに出ると橋の向こうの十字峡小屋に続く道は完全に埋まっていた!!
ここでタクシーを呼ぶはずが…。
しょうがないので1時間歩く。

画像の説明
ズームしてみると…。
完全に通行不能!!

画像の説明
トンネルを抜けると橋の手前が崩落して道路がなかった…。
恐ろしい水の力。

画像の説明
対岸の台地の茶色い部分はすべて流木。
この広い川幅にも関わらず、あの高さまで増水するなんて。
想像を絶する世界。

堰堤につくと満水になったことを示すようにぎりぎりのところまで茶色く汚れている。
さすがに堰堤を越えないようにぎりぎりのところでオーバーフロウできるように排水できる水路があるが…。
平水よりも10m近く水位があがったことになる。。。


水の猛威を感じる下山路であった。


なお、9月15日現在で三国川ダム管理施設までは車で入れます。
以降は通行止め。

左岸の県道は歩いて通行可。
右岸は当分不可。

左岸は十字峡の手前の丹後山登山口方面まではしばらくすれば復旧するでしょう。


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2011/9/16 (金)

利根川本谷 源流

安眠から覚めていざ出発。

今日は源流を経て大水上山へ。そして十字峡へと下山する。

大利根滝

大利根滝。写真では小さく見えるが20mの落差がある。
右側の壁を登る。外傾しているが容易。

深山滝

深山滝20m。これも右からⅢ級程度だがノーピン。
利根川本谷は全般的に岩が固く快適。

利根川源流

渇水期のため雪渓はまったくなく。今回はここが水源。
一滴一滴したたりおちていた。

ここで下山用の水を補給。

三角雪田

本来の水源の三角雪田(跡)。

雪は消えてお花畑になっていた。稜線は間近。

画像の説明

歩いてきた道のりを振り返る。

右に大きく曲がっていくのが本谷。背後に平ヶ岳が大きい。

堂々たる山容の中ノ岳

最後は軽く藪を漕いで、縦走路を十分ほど歩き大水上山の山頂へ。
山頂からは越後三山、巻機山など越後の名峰がズラリ。


天候に恵まれ、水量は少なく、雪渓もほとんどなかったため、実質1泊2日の行程であった。


全滝直登。オール水線通しに行くことができ充実の遡行となりました。

でも困難な方が達成感が大きかったりするので、少し拍子抜けもありましたが…。


大水上山からは丹後山へ縦走した後、十字峡へと下る。

コースタイムは4時間ほどだが実際は2時間ほどで林道まで下れる。

林道へ下ると…。


つづく・・・


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2011/9/15 (木)

利根川本谷 遡行

「もうか」という言葉を知っているだろうか?

「猛火」ではない。

「猛蚊」と書く。


左足に20匹。右足に20匹。左手に10匹。右手に10匹。背中に30匹。頭に30匹。

常時まとわりついてくる。

夕方から明け方までずっと…。

焚き火のすぐそばでも…。

払っても逃げずに死んでいく…。
でもすぐ次の新手がやってくる。

寝袋の中にも奴らはやってくる。

寝ることは許してくれない。

頭からすっぽり寝袋をかぶり、口元だけ出してそこを網でカバーしてもわずかな隙間をついて侵入してくる。

耳元では常に「プ~ン」という甲高い音を立てている。夜通しだ。


我々にできるのは一刻も早くそこを立ち去ることだけであった。

これは水長沢出合においての一夜のことであった。


予定よりも1時間30ほど早く行動することになり出発する。

延々と続くゴルジュ帯
今日は昨日の夕方よりも目に見えて水量が減っているようだ。
「シッケイガマワシ」も太もも程度の深さで、水の中を歩いて行くことができる。
巻淵も泳ぐ必要はなかった。

井戸沢出合
井戸沢出合。
多くの岩が吐き出されたようだ。

剣ヶ倉土合のゴルジュも基本的にすべて水線にそって歩いて行ける。

ヒトマタギ
有名な「ヒトマタギ」。

大河である利根川を文字通り一跨ぎできるところである。

ここまで来たものにしかできない偉業。
ブロック

しばらく行くと崩壊した雪渓があらわれたが道をふさぐほどではない。

オイックイ
本谷の核心部「オイックイ」のスノーブリッジは崩壊しており困難はなく乗り越えることができた!

時期が時期なら数百メートルもあるスノーブリッジの下をくぐったり、越えたりしなければならない所である。

チョック流木
ゴルジュに引っかかった流木。
どれほどまでに増水したのか想像するだけで恐ろしい。

ヒョングリの滝
水流が宙を飛ぶ「ヒョングリの滝」。

だんだん滝もでてきた。

シャワークライミング
シャワークライミングも水量が少ないので余裕の突破!!

といってもそこそこ水圧はある。


この日は裏越後沢出合にて泊まる予定であったが、順調に進み過ぎて2日分歩き佐市平にて幕を張る。

泳ぎを交えて通過するはずの淵は埋まり歩きやすくなっていた。

困難な雪渓もなく順調に進んだ。

この夜は数匹の蚊が時折、来るだけで余裕の爆睡であった…。

これ以上の幸せがあろうか?


つづく・・・


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2011/9/14 (水)

利根川本谷 出発

「坂東太郎」の名で知られる利根川は流路延長322㎞、流域面積は日本最大の1万6840k㎡(四国の面積の80%)を誇る
日本屈指の大河川である。


現在、国内のほとんど全ての河川においてその源流域にまで林道は伸び開発され尽くしている。

富士川、荒川、千曲川の水源である甲武信ヶ岳などは山深く林道が食い込み、
すぐ近くの雁坂峠には雁坂トンネルが貫き自動車が列をなしている。

ふもとの西沢渓谷は多くのハイカーで混みあってシーズンには大渋滞を引き起こしている。

かつては秘境といわれた黒部川にいたっては黒四ダムの建設に伴いハイヒールの観光客が押し寄せている始末である。

北海道の日高あたりを除いては、国内に秘境とされる場所は数少なくなっているのが現状である。


利根川の水源は越後三山の中の岳と巻機山を結ぶ稜線上にある大水上山とされている。

それが明らかになったのは1954年(昭和29年)の群馬県の奥利根水源調査隊が行った遡行調査以来であり、
ごく最近のことであるともいえる。

利根川源流域は群馬県により環境保全地域に指定され、開発が禁止になったことに加え、
皮肉であるが矢木沢ダムの完成により下界から隔離されたことにより、原始のままの自然を今もなお保っているのである。


我々はその利根川源流を調査するために、この度水源まで遡ったのである。


日程は3泊4日。

一日目は移動日で東京から矢木沢ダムまで行きボートで湖を渡り水長沢出合でビバーク。
二日目は裏越後沢出合まで。
三日目は佐市平まで。
四日目に稜線を越えて丹後山より三国川ダムへ下山。

こんなプランであった。

画像の説明

矢木沢ダムはボートで渡る。

かつてあった湖岸道はヤブに覆われ荒れ果てて歩けば10時間のヤブ漕ぎ…。


画像の説明

送っていただいた奥利根マリンの高柳さん。
この辺りを知り尽くす強者である。


画像の説明

ボートはどんどん進んでいく…。
今年は台風12号の影響で小穂口沢出合までしか入れない。


画像の説明

流木で埋まったバックウォーター。

上陸すると泥沼地獄で膝まで潜る!

これ全部流れてきたの?


安全な水長沢出合でビバーク。

これより先に増水に耐えるテン場はないらしい。

快適な夜を迎えるはずが…。


(続く…。)


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2011/9/13 (火)

あり から なし

大きな木更津梨

妻の のっぽです。

今朝、友人のアリさんから大きな梨が届きました!

昨日の十五夜お月様みたいに、まんまる ずっしり◎

もう秋なんですね~。

主人が帰ってきたら一緒にいただきます。 よ~く冷やしておこう♪

アリさん、ありがとう!!


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2011/9/10 (土)

谷川岳馬蹄形縦走

谷川岳馬蹄形縦走へ行ってきました。

当初、南アルプスの白根三山+小太郎山へ行く予定でしたが、台風12号の影響で南アルプススーパー林道が通行止めになっており、
奈良田方面も影響があるということで秋に予定していた馬蹄形を前倒しにしたのです。

馬蹄形縦走とは湯檜曽川の源流を取り囲む山域で
谷川岳~一ノ倉岳~茂鞍岳~武能岳~蓬峠~七ツ小屋山~清水峠~朝日岳~笠ヶ岳~白毛門を結んだ稜線です。

その形が馬の蹄鉄に似ていることから馬蹄形縦走と呼ばれています。

通常、1泊2日の行程ですが、その為には1日目の早朝に出発する必要があるので
今回はゆとりも含めて肩ノ小屋と蓬ヒュッテにて2泊としました。

西黒尾根・東尾根

登りは西黒尾根。マチガ沢をはさんで東尾根がかっこいい。

西黒尾根はロープウェーができるまでは谷川岳へのメインルートとして多くの人に登られていました。

今は登りはロープウェーから天神尾根で、下りを西黒尾根とする人が少しいるようですが、大半は天神尾根を往復していいるようです。

西黒尾根は急登の連続ですが、上部は展望が開け岩場も連続し登り応えがあり楽しめます。
岩は蛇紋岩で滑りやすいので下りには不向きです。

その日は私が確認できた範囲では登りは我々の他に1名。
下りは20名くらいでした。

私は山は登路にこそ魅力があると思ってますので、ロープウェーを使うのであればできれば登りを西黒尾根にとり、
下りでロープウェーとしたほうが谷川岳を楽しめると思います。

俎嵓山稜

肩ノ小屋から俎嵓山稜を望む。

積雪期に歩かれる尾根であるが美しい。
来シーズンは機会があれば歩いてみようかな~。

美しい

一ノ倉岳から茂倉岳の間は気持ちの良い草原が広がります。

万太郎山から仙ノ倉山、苗場山と名峰が連なります。

蓬ヒュッテではご主人の高波さんと再会。

小さな小屋なので、皆で談笑。お酒もすすみます。
来年に苗場の幻の湿原へ案内してもらえることになりました。楽しみです。

深呼吸!

翌朝、清水峠をへて朝日岳へ登り返します。

朝日岳の山頂付近には湿原や池塘が広がり谷川岳とは対照的な風景が広がります。
展望はもちろん最高。

谷川連峰、上州の山々、越後の山々利根川源流の山と並び立っています。遠く富士山も望めました。

朝日岳山頂

さらに縦走路は大烏帽子、笠ヶ岳、白毛門と続きます。

ここからは道も悪くなり、急下降や岩場も続きつらいところ。
特に白毛門からの1000m以上の下りは最後の試練です。

谷川岳馬蹄形縦走の魅力は荒々しい谷川岳の岩壁。穏やかな草原の蓬峠や清水峠。
池塘や湿原の広がる朝日岳など変化に富むところではないでしょうか。

これからも多くの人に歩かれる素晴らしい縦走路だと太鼓判を押します!


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2011/9/7 (水)

タマゴタケ

先日の丹沢の沢行きで雨の後に出たタマゴタケを発見・採取しました!!

タマゴタケは見た目真っ赤で毒々しい感じがしますが、絶品のおいしいキノコです。

タマゴタケ

調理例を調べてみると、バターなど乳製品を使ったものが多く合うようです。

特にいいだしが出るということで我が家ではオニオンスープにしてみました。

オニオンスープにタマゴタケ

スープはタマゴタケの赤が溶け出して黄金色に輝いています。

何とも言えないまろやかな味わいでした!!


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2011/9/6 (火)

西丹沢・東沢本棚沢

西丹沢の檜洞丸に突き上げる東沢本棚沢へ行ってきた。

台風12号は丹沢にも600㎜の雨を降らせたという。

今日は晴れ時々曇りの天気予報であったが、294号線から丹沢湖方面へ曲がると、雨がザーザー降ってきた…。


西丹沢自然教室に常駐する指導員は

「どこに行くのですか?」「橋は流されましたよ」「相当雨は降りましたよ」
「あなたたちは頭がおかしいのですか?」と執拗に中止させようと詰め寄ってくる…。

しかし我々はめげなかった。

「行ってみなければ分からない」「行ってみて駄目だったら帰る」「もしかしたら水は引いているかもしれない」
「水が引いていなくても水量豊富で逆に楽しいかもしれない」などとさまざまな理屈を並べ立てて強行突破したのである。

案の定の轟音

沢へ入ると案の定、沢は轟音をたてて流れている。

それでも我々はめげなかった!!

天然シャワー

シャワーを浴びながら滝を登る。側壁からも水が勢い良く染み出している。

水は結構冷たい。雨水だから冷たくないなんて大間違いである。
いつの間にか冷やされているのである。

瀑風が我々の体温を奪う。

瀑風と水煙

本棚25mは圧倒的な水量で我々を寄せ付けない!!

滝行にはもってこいであるが…。

激しい…。

次の滝も出だしで頭からシャワーを浴びる。

ホールドをつかむと腕を伝って袖口から体へ水が浸入してくる!

すさまじいエネルギー

本命の涸棚40m…。

ここは岩も固く快適な登攀…のはずだが…。


天空から叩き付ける白い飛沫!!

たとえこの滝が階段であろうと弾き飛ばされるであろう!
(涸滝は大雨の日の後、ふつうの滝になります)

当然、巻いて終了。。。


目的の滝(本棚と涸滝)は登れなかったが、水量の多い沢は迫力満点!

普段、水のない涸滝も豪快な滝となっていて見応え十分。

東沢本棚沢は短い間にいい滝が詰まっていてなかなか楽しめました!!実際!!


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2011/9/4 (日)

男山ダイレクト

9月号の「岳人」に昨年の12月に私と成田ガイドが開拓(整備)した
バリエーションルート「男山ダイレクト」がクロニクル欄にて掲載されました。

素晴らしい展望

このルートは日帰りできるバリエーションルートとして多くの人に登っていただきたい魅力的なルートです。

なんといってもロケーション、展望が素晴らしい。

背後に八ヶ岳、左右に浅間、金峰山など名だたる名峰を望みながら登ることができます。

適期は10月~12月、3月~6月。
10月後半から11月前半はカラマツの黄葉が楽しめ、12月は新雪を頂いた八ヶ岳をバックに。
春は残雪の八ヶ岳。新緑の美しい5月、6月もいいだろう。

画像の説明

    詳しくはこちら ↓

   男山ダイレクト

小川山へクライミングに向かう際、必ず目に入る岩峰がある。
信濃川上の背後にそびえる天狗山と男山である。
登山道の整備されている二つの山だが、この度、男山にダイレクトに突き上げる岩稜に新ルートを開拓した。
その名も「男山ダイレクト」である。

    左側の顕著なリッジが男山ダイレクト
         

 《 アプローチ 》

①信濃川上駅より三国峠方面へ約700m行き、千曲川に架かる男橋を渡る。
丁字路を左へ進むと左に町営住宅があり、右に入る林道がある。この林道が男山への登山道入り口である。

車は林道入り口付近の道路の幅が広くなっているところに駐車可。
この先、車での進入は不可。イノシシ除けの柵を開き林道奥へと進む。

②林道を30分ほど登り切通しを越えると正面に男山の岩峰が目に入る。
山頂に突き上げる左のスカイラインが男山ダイレクトであり一目でそれとわかるだろう。

しばらく行くと林道が二俣に分かれ、これを左に進む。
次に「山火事注意」の看板を右側に見て、すぐ後の二俣(見過し易い)を左へ入り林道は終わる。
    林道から見上げた男山ダイレクト

③広い尾根状を巻くように続く山道へ入る。
すぐに小沢が現れ、これを渡り対岸の尾根へ取りつく。このあたりは落ち葉が深く、踏み跡は不明瞭。

尾根に乗ると踏み跡が現れる。
歩き易いところを選びながら5分ほど登ると3mほどの露岩が現れ、左に明瞭な踏み跡が分かれるが、忠実に尾根をたどっていく。
30分ほどで林業用の古いワイヤーがあり、徐々に傾斜が緩み小広い平坦部にでる。
ここから1本左の尾根へとトラバースする。
    小沢を越える

④左の尾根に乗り、少し登ると大岩が現れこれを右から巻いて越える。
10分ほど尾根をたどると第一岩稜に突き当たる。



第一岩稜(40m・Ⅲ級)
ラインはどこを登ってもよいが、脆い部分もあるので注意。上部の松の木でピッチを切る。
松の木のビレイ点から5分ほど灌木帯を登ると第一岩稜よりやや傾斜の強い第二岩稜に出る。

第二岩稜(40m・Ⅲ~Ⅳ級)
ラインは右のやや傾斜の緩い弱点を突いていくか、残置ハーケンにそって左のカンテを登る。
上部はやや浮石があるので注意。
小さな鞍部を隔てて第三岩稜がすぐに現れる。
  第二岩稜

第三岩稜(20m・Ⅳ級+)
出だしの5mほどが強い傾斜で全体を通しての核心部となるだろう。
岩が脆いので注意してほしい。
  第三岩稜

その後、両側の切れ落ちたリッジ(Ⅱ~Ⅲ級)をたどると山頂へ飛び出す。
山頂では360度のパノラマが広がる。

  山頂へと続くリッジ

下降は登山道を30~40分もたどれば元の林道へと出る。

   

 〈参考タイム〉
川上駅(1時間半)林道終点(1時間)第一岩稜(1時間半~2時間)男山山頂(30分)
林道終点(1時間)川上駅


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2011/9/2 (金)

BANFF Mountain Film Festival in Japan 2011

今年もやってきました!!

BANFF Mountain Film Festival in Japan 2011とは

世界最高のアウトドア映画祭であるバンフ・マウンテンフィルムフェスティバル。
毎年11月にカナダ・アルバータ州で開催されるこの映画祭は、本年で36年目を迎えます。

世界中から応募された250本以上の作品の中からグランプリおよび受賞作品を選出。
その中から厳選された作品がワールドツアーにて、世界6大陸32ヵ国で上映されます。

      

私も昨年見に行って映像の迫力に度肝をぬかれました!!

時間のある方は是非!会場に足を運んでみてください!!

詳しくはこちら

http://www.banff.jp/index.html


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2011/9/1 (木)

台風12号

今日はかねてより沢登りのよていでした。

台風12号の余波で天気が悪い予報。

何もしないで諦めるのは負け犬ということで、少しでも望みのある新潟へ夜のうちに移動。

朝起きると(夜のうちから)雨…。

断念して東京のクライミングジムへ行くことに…。


関越トンネルを抜けると激しい豪雨!!

川は濁流。

関越道は渋川伊香保~本庄児玉の間で通行止め!!

下道に降りたら、町は水浸しでした。

道 水没

写真は左は道路。右は田んぼ(あるいは畑)です。

すさまじい雨が降ったんだな~。


おかげで次の仕事も中止としました…。

天気には勝てません。


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