山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

calendar FrontPage/2011.12

Top / FrontPage / 2011.12

<< 2011.12 >>
[FrontPage]
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

2011/12/31 (土)

年末のご挨拶

12/30 10:21 に勇介氏からメールが来ました!

『 今、避難小屋にて停滞中。
  元日夜か2日朝には帰れると思います 』

とのこと。よかったー! ほっと ひと安心です。

みなさま、本年もまことにお世話になりました。
勇介氏が毎回楽しく元気に山を歩けるのは、
みなさまの笑顔、喜び、サポートのおかげです。
どうもありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

震災や台風などの被害に遭われた方々に、
心安らぐ生活が一刻も早く戻りますように。

※本年の勇介氏の収入の10%を復興活動に寄付いたします。
  寄付先は検討中です。決まり次第ご報告いたします。


コメント


パーマリンク

2011/12/29 (木)

台湾クライミングの旅 5日目

12月11日 (5日目 最終日)

山田屋の玄関で目覚め。今日も早起きです。

この旅の最終日ですが、3人は 『龍洞』 でのクライミングをまだ諦めていませんでした。
早起きして行けば、飛行機の時間に余裕を見ても午前中5時間くらいは登れるはず。
3人はオーナーの山田さんからパソコンを借りて天気予報を調べました。

降水確率 90%。
ポジティブ過ぎる3人にもすんなり諦められる気持ちの良い予報でした。

「よし、じゃあ今日もクライミングジムへ行こう!」
この旅の目的 『龍洞』 でのクライミングが一度も叶わないことが確定した瞬間でしたが、3人はいつものようにポジティブでした。

まずは朝食。
オーナー山田さんと山田屋のお客さん ユキちゃん も一緒に、美味しいおかゆを食べに行きました。

ここでなんと、山田さんとユキちゃんの意見衝突が勃発。
両者とも一歩も引かず、非常に険悪な状況です。

ポジティブ3人は、両者の意見を尊重しながらなんとか収束させたいと思うものの、
楽観的脳みそしか持ち合わせていないため、うまいまとめ方が思いつきません。
ユキちゃんの涙に、さらに頭がパニック。
事の成り行きを見守りながらおかゆを食べることしかできない3人…。

食べ終わる頃になってようやくミツ君が二人の仲裁に入ることができ、再び和平が訪れたのでした。

グッジョブ、ミツ君。
勇介とのっぽは心の中でミツ君に拍手を送りました。

クライミング

山田屋に戻り、荷物の整理をして出発です。

山田さん、予約をしていないのに3度も泊めていただいて、ありがとうございました。

3人は 「また来ます、次は必ず予約するようにします」 と約束して山田屋をあとにしました。
(しかしこのいい加減な3人のことですから、また突然伺うことになるでしょう。
 山田さん、ご注意ください)

午前中ということもあり、ジムは昨日より空いていました。
「クライミングやってみたい」 ということでユキちゃんも一緒に来ました。
ユキちゃんとのっぽはスラブを登り、勇介とミツ君は垂壁やオーバーハング登りました。
短い時間でしたが全員大満足でした。


マムート

ユキちゃんとお別れし、レンタカーを返却し、空港で帰国の手続き。
飛行機の時間まで、空港近くの マムート と モンチュラ ショップをのぞきました。

そしてとうとう飛行機の時間が来てしまいました。
楽しすぎる5日間で胸がいっぱいの3人は、思い出し笑いにニヤニヤしながら台湾を出国。
こうして3人のニヤニヤはいつまでも続くのでした。






3人の目的、『龍洞』でのクライミングは一度も叶いませんでした。
しかしそれを不運ととらえるのではなく、むしろ面白がってしまう3人は “旅を楽しむ天才” と言っても過言ではないでしょう。

沢木耕太郎さんは言いました 『旅に教科書はない。教科書を作るのはあなたなのだ』 と。

3人が作ったこの教科書はきっと次の旅の良いガイドとなってくれることでしょう。

2012年 春、3人は再び台湾を訪れる予定です。
次はどんな楽しいことが待っているのでしょうか。想像するだけでワクワクします。

人生をワクワクで満たす、これこそが活き活きと生きるための核心。

この旅はきっといつまでも3人の心に残り、
思い出すたびにワクワクする喜びと新しい世界へ飛び込む勇気を与えてくれることでしょう。    完 (または つづく…。)

ミツ君 勇介 勇介
        登るミツ君                      登る勇介              登る勇介と台湾人クライマー

のっぽ ポジティブ3人  龍洞 
      登るのっぽ     ユキちゃんが撮ってくれた、3人が映っている唯一の写真   龍洞 また来るからな!


コメント


パーマリンク

2011/12/28 (水)

台湾クライミングの旅 4日目

12月10日 (4日目) 

脳内イメージ2

再び山田屋での目覚め。本日も早起きです。
天気予報は…、降水確率 30%!!!

よっし! 登れる! とうとう登れるぞー!
3人の頭の中にはもう、空と海と岩、そして笑顔で登る自分たちの姿しかありませんでした。
ニヤニヤしながら勢いよく山田屋を出発。

しかし、
高速に乗ってしばらくすると…、雨。
途中の 基隆港 の電光掲示には 湿度86% の表示が点灯しています。
そして海沿いの道に出ると、ライトを点けないと危険なほどの雨と風。                           脳内イメージ

ライト点灯

3人は気づいていました。
台湾の天気予報は当てにならないこと、
そしてこの地域は海風と地形の影響で雨が降りやすいということに…。

しかし、それでも落ち込まないのがこの3人の素晴らしいところでした。
「行ってみなけりゃわからないじゃーん」

ポジティブです。どうしたらこんなにポジティブでいられるのでしょうか。
幸せとは、どんな状況でもニヤニヤできる能力のことを言うのかもしれません。
(ただの あほ ではないか?という気もしてきましたが)

にやけ顔3人の乗った車は、出発から40分で 『龍洞』 に到着しました。
現地は風は強いものの、雨はポツポツ程度。3人の心が沸き立ちます。

3人はすぐに車を降り、荷物の準備に取り掛かりました。
すると…、ポツポツ程度だった雨が

ポツポツポツポツ ⇒  ザー  ⇒  ドシャ―!(雨)  ゴー!(風)  ドドドー!(波)

なんということでしょう。3人の到着を待ち構えていたかのように嵐が襲ってきたのです。
それでも、3人のポジティブ回路は止まりませんでした。
「雨具着ていけばいいじゃーん」 3人は防水フル装備で身を固めました。

さあ岩場へ! 歩き出そうとしたとき、顔にかかる雨の激しさに足が止まりました。
「むむ…。 これは…。 厳しい…か?」 あぁ、たいへん! ポジティブの炎が消えそうです。
臭豆腐に続き、2度目の消沈となってしまうのでしょうか!

「岩場まで行ってみなきゃわからないっしょ」 おっと、さすが3人。持ち直しました。
まずは突撃担当のミツ君が岩場まで見に行ってくれることになりました。

ミツ君の偵察の結果は ×。
吹き付ける雨で岩がびしょびしょで、とても登れる状況ではなかったのです。

とても残念でしたが、3人はクヨクヨなんてしません。
「よし!台北へ戻ってクライミングジムへ行こう!」 気持ちの切り替えの早い3人は、すでに新しいニヤニヤが始まっているのでした。

クライミングジムについては登山用品店情報と同様、のっぽが日本で調べてきていました。
ヤフーの台湾版 Yahoo!奇摩 を使って台北市内のクライミングジム事情を調査しておいたのです。
またもや 「私ってえらいでしょ」 というアピールにならないよう細心の注意を払いながら、クライミングジム情報を発表。

あぁ、なんと優しく、気が利いて、美しい女性なんだ、と勇介とミツ君は胸を打たれました。(たぶん)
“これでまた私の「いい女度」が上がったな。3つくらい上がったな” とのっぽは満足そうに笑みを浮かべるのでした。

日本で印刷してきた地図を見せ、ミツ君がナビ、勇介の運転でジムへ向かいます。

IDEA

← こんなルーフ状の壁面もある、台北最大のクライミングジム『IDEA』
ここは日本で言うような純粋なクライミングジムではなく、
子供の冒険体験や大人のチームワーク訓練などのために使われる公共の教育施設です。
平日は団体予約しか受け付けていません。
休日のみ一般クライマーのために開放してくれています。
1日遊んで150元(390円)! 激安です。

3人はビレイの試験に無事合格し、ジムでのクライミングを楽しんだのでした。

閉店時間まで遊んで、大満足で帰路に着く3人。
帰路ってどこへ…? そうです、もちろん山田屋です。
またもや予約なしですが、3人は泊まれると勝手に確信しています。

山田屋

予約の電話をすると、今までになく焦るオーナー山田さんの声…。
なぜならこの日は本当の本当に満室なのでした。

本当の本当に満室でしたが、オーナー山田さんは3人を見捨てませんでした。
苦悩の末、3人の宿泊をOKしてくれたのです。

山田屋に到着した3人のために用意されていた場所は…、玄関でした。
玄関を仕切った奥のスペースに布団が3枚敷いてあります。

大丈夫です。この3人は布団が敷いてあるだけで幸せなのです。
3人は荷物を置くとうれしそうに食事へ出掛けて行きました。


台湾での最後の夕食です。
今日はおいしい餃子が食べたい。でもどこのお店が美味しいのかわからない。
3人はまっすぐ、あの 【怪しいおじさん】 のもとに向かったのでした。

予想通り店先にいた 【怪しいおじさん】 にミツ君が尋ねると、1件のお店を教えてくれました。

怪しみながらもそのお店に行き餃子を食べてみると…、うっ、うまい!!!
3人の中で 【怪しいおじさん】 は 【ちょっと信用できるおじさん】 に格上げされたのでした。

タケノコ炒め

餃子に満足し、【ちょっと信用できるおじさん】 のお店に戻りました。
「餃子おいしかっただろ?」 とおじさんはシメシメ顔です。
3人は1日目におじさんが美味しいと言っていた
エリンギのコショウ炒め と タケノコ炒め を注文しました。

ううっ、うまい!!!
3人の中で 【ちょっと信用できるおじさん】 は 【信頼できるおじさん】 に昇格しました。

「だから言ったろ、これがうまいって」 おじさんはうれしそうです。


【信頼できるおじさん】 は3人に イカのソーセージ も勧めました。
しかしイカがあまり好きではない3人はそれを丁重にお断りしました。
何度も勧められましたが、何度もお断りしました。

おじさんは実力行使に出ました。
3人のテーブルに勝手に イカのソーセージ を持ってきたのです。
「いいから食べてみろ!」 恐る恐る手を伸ばした3人は…、

うううっ、うまい!!!!

さらに最後に勧められた カモの肉 はもう気絶しそうなほどの美味しさ。
3人にとってこのおじさんは 【台湾で最も信頼できる人】 になったのでした。

このおじさんの魅力は知性でした。
見た目は 怪しさ100% ですが、話してみるととても物知りで
どんなことを聞いても、3人が満足するそれ以上の答えが返ってくるのでした。
おじさんには縁遠そうな山の話をしてみても (おじさんはややビール腹なので)、
素晴らしく的確で、正確で、そして山好きの3人を唸らせる有力な情報を教えてくれるのでした。

さらに
「台湾山岳協会の理事長と友達だからさ、次に台湾に来るときは一緒に飲もう」 と。

ほ、本当っすか!!!
3人の頭の中に火花が散りました。

台湾に最強のコネクションができた…。
脳の回線のショートのためか、台湾ビールの酔いのためか、ふらりふらりとなった3人は夢見心地で宿へ向かいます。

山田屋の扉を開け → 玄関で靴を脱ぐとそこは寝床 → 就寝。 (またシャワー浴びないんですか…?)   つづく…。


台湾の高速は水はけが悪い 湿度86% 龍洞岩場近くの小学校のトイレ
   高速に乗ると雨ザーザー               基隆港 湿度86%        岩場の入口は小学校のトイレが目印

垂壁 どう登るのがベストかな 前傾壁 絶妙なバランス
    まずは垂壁でアップ   なかなか難しそうなルートだねぇ…     けっこう難しいぞ        バランス感覚が大事 


コメント


パーマリンク

2011/12/27 (火)

台湾クライミングの旅 3日目

12月9日 3日目

3人の目覚めは常に早い。
しかしこの日は3人とも、なかなかベットから出られませんでした。
目覚めたものの、窓の外から聞こえる
荒れ狂う波、吹き付ける雨、暴風に揺さぶられる木々の音に希望を失っていたのでした。

勇気を出して窓を開けるも、悲しい風景しかそこにはありませんでした。

このままこの港町に居ても仕方がない。
3人は台北の北にある新北投温泉へ行くことに決めました。

嵐の中のドライブ。山の中の小さな村々を通り抜け、途中で朝食を食べ、
そして車は台北市街へ。

隙間なく路上駐車され狭くなった道と、ルール無視のありえない運転をする台湾ドライバー達にハラハラする勇介。
助手席で地図を見ながら、異国でのナビに苦戦するミツ君。
すべて人任せな後部座席ののっぽ。

しかしのっぽは知っていたのです。この道の先に 登山用品店密集地帯 があることを。

登山を愛するふたりのために、台北市内の登山用品店を細かく調べてきていたのっぽ。
「事前に日本で調べておいた私ってえらいでしょ」 的な雰囲気を醸し出さないよう細心の注意を払いながら、登山用品店情報を発表。

あぁ、なんといじらしく、健気で、可愛らしい女性なんだ、と勇介とミツ君は感心しました。(たぶん)
そして “これでまた私の「いい女度」が上がった” と、のっぽは秘かにほくそ笑んだのでした。

ま、まずい…。

台北駅近くの駐車場に車を止め、まずは腹ごしらえ。3人はマックに入りました。
日本のマックよりややピリ辛な味付け。
残念ながらタロイモ(?)ポテトパイは食べるのが苦痛なほど甘く、変な香りがして完食できませんでした。

手早くランチを済ませ、3人は登山用品店へ向かいます。

『城市緑州 戸外生活館』 で、日本では見たことのない珍しい登山用品にはしゃぐ3人。
スパイクの付いた沢靴、プリ○ス社製品をコピーしたとしか思えない激安台湾製バーナー、
頑丈そうな五徳などなど。

自立するよ
使いやすそう

勇介はその中から、畳める水筒
(プラティ○スに似てるけど、口が片側についていて自立するから使いやすそう)
と台湾メーカー「ADISI」の一部が透明な防水袋 と 空気枕 を購入。

『アークテリクス』 では
ミツ君は靴を2足(1足はお友達への誕生日プレゼント)とニット帽、
勇介は Atom SV Hoody を購入。日本国内で購入するより4割くらい安く買えました♪

『登山友』 ではミツ君が頑丈そうな五徳を購入。
(最初のお店で見たのと同じものがセールになってたのです!)

あーだこーだ言いながらの買い物はとても楽しく、最後のお店を見終わると、
もうすっかり夜でした。今夜の宿を探さなくてはなりません。

車に戻り地図を見ると、なんと!1日目に宿泊した山田屋がすぐそこだったのです!!
3人は山田屋との縁を感じ、また泊めていただくことに決めました。

またもや突然の訪問に、またもや快く応じてくれたオーナーの山田さん。
今回は山田屋で唯一、シャワーとトイレが付いたいちばんいい部屋を用意してくれたのでした。

見た目はおいしそうだけど…。

さあ、晩餐の時間です。3人は台湾最大の夜市 『士林夜市』 へ繰り出しました。
イメージはアメ横。
縁日のような的屋風のゲーム屋台や安い洋服屋、B級グルメの屋台が軒を連ねます。

3人は台湾屋台名物 『臭豆腐』 に挑戦することにしました。
若い人でほぼ満席状態の臭豆腐鍋専門店を発見、何度かためらったあと意を決して入店。

うぇ! く、くさい…。店内は悪臭で満ちています。
しかしお客さんたちは楽しそうにおしゃべりをしながら鍋をつついています。
この匂いにもかかわらずこれだけの人が集まるのだから、これは相当おいしいに違いない。
3人は口で呼吸しながらいちばんスタンダードな鍋を注文しました。

苦笑い…。

味は…、匂いと一緒でした。
具はホルモン(?)、固めたアヒルの血(?)、発酵させた臭い豆腐、エノキダケ。
たぶん味噌味なんでしょうが、全てが臭豆腐の匂いに犯されているため味が感じられません。
 “こ、これは体内に取り込んではいけない食べ物だ…。”
舌と鼻がそう判断しているのを無理やり飲み込みます。

この旅で初めて、3人の心からポジティブさが消えた瞬間でした。

一刻も早く鍋を空にしてここから脱出しなくては…。
後悔の念を力に変え、息を止めて強引に飲み込む。初めての共同作業。
3人の絆は臭豆腐によって強く深く結ばれたのでした。

(ちなみにこの匂い、3人にはドブや下水のニオイのように感じられました(お好きな方、ごめんなさい)
 食べ始めよりも食べ終わる頃の方が地獄の苦しみです。挑戦する方はお気を付け下さい)

臭豆腐に完全にノックアウトされた3人は、もう立ち上がれませんでした。
場所を移動しても、ビールを飲んでも、スイーツを食べても体が浄化されないのです。
あの臭い食べ物が、消化され体内を巡り自分の細胞の一部となる…。悪夢でした。

内臓が拒否している何とも言えない不愉快さを抱え、早々に宿へと敗退。
もう眠るしかない。
3人はまたもやシャワーも浴びずに布団へもぐりこむのでした。   つづく…。

もう車に近づいちゃだめよ お金の神様? 小林幸子 状態 美容の神様?
朝食を食べた店の3本足ワンちゃん  たぶんお金の神様の寺院   たぶん美容の神様の寺院 お供え物は化粧水やクリームでした

怪しいお菓子 ホットポカリ 自由広場
おや?どこかで見たことあるようなお菓子。 自販機ではポカリスエットがホットで売ってました。これは日本も真似してほしい。


コメント


パーマリンク

2011/12/26 (月)

台湾クライミングの旅 2日目

12月8日 2日目

運転

いざ! クライミングへ!!
早起きして、朝食も食べずに出発です。

3人は借りておいたレンタカーで、『龍洞』に向かいました。

天気は曇り。これなら登れそうです。

運転手は勇介。外国での運転はこれが初めてです。
右車線 左ハンドルなので慣れるまではミツ君ものっぽもドキドキでした。

ウィンカーを出そうとするとワイパーが作動してしまう…。
                          それでも何とか順調に高速に乗り、東へ東へと進みます。

基隆港

龍洞の手前、港町の 基隆 に近づくと、雨が降り始めました。
天はワイパーの誤操作を雨乞いと勘違いしたのでしょうか。。。

基隆を過ぎ海岸線を走ると雨はさらに強くなりました。
波も高くなっています。気温も下がってきています。

しかし3人は沈みませんでした。
「行ってみなけりゃわからないじゃーん」 なんとポジティブな3人でしょう◎

異国での楽しいドライブは続きます。
左に太平洋、右には連なる低い山々。美しい山容に見惚れてしまいます。

日本なら白糸の滝と名付けらるであろう
ダイナミックでした

すると、
山の中に戦時の要塞のような古い建物が見えてきました。
「行ってみよう!」 歴史好きの勇介が即決しました。

近づいてみてもそれが何なのかよくわかりませんでしたが
しかしここからこの日の旅は始まったのでした。

地図には、この近くに何かがあると書いてある。
言葉がわからないのでなんなのかわからない。
「行ってみよう!」 またもや勇介が即決しました。

それは滝でした。なかなかダイナミックです。この水はここから湧いているのでしょうか。
山好き・自然好きの3人はこの場所に来れたことにとても満足したのでした。
本当にきれいでした。

雨がどんどん強くなります

車に戻り再び地図をのぞき込むと、この滝の先に寺院のマークがありました。
「行ってみよう!」 寺社仏閣好きののっぽが即決しました。

そこは三国志の関羽を祀る立派な神社でした。
観光バスが何台も停まっていてたので、有名な場所なのかもしれません。
広い境内を奥へと進むと、大きな建物の『黄金博物館』がありました。
台湾の人たちがたくさん見学に来ています。

この、金の採掘で栄えたのが 九份 という街。
そこはのっぽが以前から行ってみたいと思っていた場所でした。
地図上ではそんなに遠くなさそうですがガイドブックには“車では行けない”と書いてあります。

九份

「行けるとこまで行ってみよう!」 突撃好きのミツ君が即決しました。

行ってみると、確かにものすごい渋滞。それなのに
運よくベストポジションに駐車でき、あっという間に九份の散策が始まったのでした。

狭い路地に人とお店がひしめきます。
のっぽは試食をしまくりました。女の子は試食が大好きなのです。
何を食べても美味しい。甘い物は特に美味しい。買い物も楽しい。
のっぽは深い幸せを感じていました。
ミツ君はヒスイの指輪を、勇介はナッツ類を買いました。
のっぽはスカートとヒスイの首飾りも買いました。

なんだこりゃ
おっ、意外といけるねぇ

このクラゲのようなキモチワルイ謎の食べ物、
あらゆるところで売られています。
素材も味も想像できない…。でも気になる。
勇介とのっぽはミツ君に「食べてみなよ!」と強く勧めました。
押しに負け、1つ注文するミツ君。
勇介とのっぽは しめしめ と思いました。

勇気振り絞って一口食べたミツ君の感想は「ん!悪くない」
それを聞いて勇介とのっぽも勝手に味見。
「うんうん、悪くない◎」 3人で食べたのであっという間になくなってしまいました。
勇介とのっぽはニヤリと笑い、ミツ君だけは後味が悪かったのでした。
そんなミツ君に勇介は 「職場へのお土産にいっぱい買って帰りなよ」 とさらに畳み掛けるのでした。

大雨でしたが九份を大満喫した3人は、やっと旅の目的地 『龍洞』 へ。
雨も降っているし日暮れも近いけど、とりあえず明日のために岩場の下見だけでもしておこうと考えたのです。

岩質最高!
ここに来たかったの!

岩場に着くと雨は小降りになり、
3人を迎え入れてくれたようでした。

いいです。いい岩質してます。
一日雨だったのに濡れてる感じがあまりしない。
ダイナミックだし、ボルトもしっかり打ってある。

地元クライマーとも出会いました。
小雨でも登れるんだ! これなら明日登れるね!
3人はワクワクしながら岩場を後にし、
今夜泊まる宿を探しに街へ向かったのでした。

運よく宿は見つかったものの、窓をたたく雨音はどんどん激しくなり
そのうち風の音と荒れ狂う波の音が聞こえてくるようになるのでした…。  つづく…。


街 いい岩山!登りたい 本場のウーロン茶はおいしいねぇ
関羽の神社から見下ろした街  雨はまだ強くありません  このあと豪雨になります  九份ではお茶もいただきました 外は土砂降り

九份 残念 かわいい◎
ノスタルジックな九份の町並み  君はブルドックとチワワの子かい?残念な遺伝の仕方だね…    君は純チワワだね


コメント


パーマリンク

2011/12/25 (日)

台湾クライミングの旅 1日目

台湾の首都、台北の東にある『龍洞』という場所をご存知でしょうか?
ここは太平洋に面した岩壁で、台湾で最大のロッククライミングエリアです。

“冬は寒くて外でクライミングができない → じゃあ暖かい国へ行こう!”

これは、そんな単純な脳みその持ち主、勇介・ミツ君・のっぽ による
チープでディープな台湾3人旅のお話です。

行けばなんとかなるだろう的なノリで、宿も決めずに日本を出国してしまった彼ら。
さて無事にクライミングはできるのでしょうか。 はじまり はじまり~。

脳内イメージ

12月7日 (1日目)

青い空と青い海、心地よい風を受けながらのクライミング◎
「陽射しが強くて暑いくらいだね!」 「汗で手が滑っちゃうよ!」 「海風が気持ちいいね!」

…なんて言い合いながら楽しくクライミングするイメージが3人の頭の中に広がります。

楽しみだ…◎ ニヤニヤしているうちに飛行機は台北松山空港へ到着しました。

事前にネットで調べておいた台北の天気予報は雨続き。
「でもまぁ、週間天気なんてあてにならないし、一日くらいは晴れるっしょ。」

とてもポジティブな3人。                                                          脳内イメージ
しかし3人を迎えてくれたのは、もわっとした湿気と どんよりとした曇り空、ぽつりポツリと降り始めた雨でした。

「う~む…。
 まぁ今日は一日目だしね。明日以降晴れればいいわけだから、今日は曇りでも許す!」

なんという寛大な3人でしょう◎ きっと天は味方してくれるはずです。

到着後すぐ龍洞近くの街へ移動する予定でしたが、
あいにくの空模様のため、3人は台北に1泊することに決めました。

さて宿をどうするか…。
ここで初めて、のっぽの胸中に小さな不安が生まれました。日暮れまで数時間しかない。。
「大丈夫だいじょうぶ、現地の人に聞けばどっかに安い宿があるっしょ。」 勇介とミツ君はポジティブです。

とりあえず3人は歩きだしました。
そして、今まさに自転車にまたがろうとしているおじいさんにミツ君が声を掛けました。
声を掛けるタイミングとしてはあまりいいとは言えないな、とのっぽは思いました。

そのほかにもレンタカー屋のおねえさん、屋台のおじちゃん、屋台のおばちゃん、マッサージ屋のみなさんなどに声を掛け、
台北の街をさまよい、
なんだかんだで日本人が経営する安~い宿を見つけることができました。
ミツ君の突撃精神の成果でした。勇介とのっぽはミツ君に少し感謝しました。

突然の訪問を快く受け入れてくれた宿のオーナー山田さんは
恐縮しながら3人を部屋へ案内しました。
なぜならこの日は満室のため、乾燥室しか寝る場所がなかったのです。

でも、恐縮する必要などありませんでした。
登山好きの3人からしたら、寝袋・テント・車中泊・数日間入浴なしなんて珍しいことではありません。
布団が敷いてあるだけで大喜び、シャワーも使えるよという言葉にさらに大喜びする3人でした。

そんな光景を見て、山田さんはちょっと不思議そうな顔をしていました。

宿が決まり安堵した3人は夜の街へと繰り出しました。
すると 「なに食べたいの?この店おいしいよ」 という声。

怪しいおじさんでした。
日本人なのか台湾人なのかも不明。スーツなのに中はポロシャツ。
…ぼったくられるんじゃないか? 3人は警戒し、無視して店探しを続けました。

うまいもんが食べたい。うまい酒が飲みたい!
しかしどのお店も美味しそうに見え、なかなかひとつに決められません。

そして、なぜなんだ! 結局3人はあの怪しいおじさんの店に入ってしまったのです!!

そのわけは誰にもわかりませんでした。怪しい匂いがプンプンするのに…。

おじさんは3人の注文にいちいち口を挟みました。
「次は台湾のビールにしろ」 「そんなのよりこっちの方がうまい」
「それ(付け合せ)は食べなくていい。甘いだけ」 「エリンギのコショウ炒め と タケノコ炒め を食べなきゃダメ」

(-_-#) 好きなものを食わせろ…。3人はおじさんを鬱陶しく感じて、ほとんど聞き流していました。

そうこうしているうちにほろ酔いのいい気分になり、宿に戻ってバタンキュー。
結局シャワーなど浴びずに爆睡する3人でした。  つづく…。

台湾 マッサージを受ける勇介・ミツ君 足つぼマッサージ
アパンマンに激似ですけど…。         マッサージを受ける勇介・ミツ君       のっぽは足つぼマッサージ

謎の宿 山田屋 山田屋入口 布団があるだけで幸せ 
山田屋 怪しい門構え 1泊400元(1052円)   長い階段を登ると山田屋   布団があるだけで幸せだもん

乾杯 激ウマでした うまそう!
台湾限定アサヒビール 乾杯   この赤いのは食べなくていいと  ホルモンのから揚げ、揚げ豆腐、猪肉炒め うまかった~!


コメント


パーマリンク

2011/12/24 (土)

いってらっしゃい!

厳選中

お久しぶりです。妻の のっぽです。

毎年恒例となりつつある、勇介氏の『冬山大チャレンジ』、
今年は黒部横断だそうです。

冬至の22日早朝に出発。下山・帰宅は1月4日の予定。
…ということは14日間も雪山を歩き続けるの!?
す、すごいですね。。。

山脈を3つ横断するらしいです。(それのどこが楽しいのか…。理解不能)

予備の分も含め食料は18日分。
スーパーで買い込んだ食料が床を埋め尽くします。
← 軽くてカロリーの高いものを厳選中。だいぶ床面が見えてきました。


いざ出陣!

黒部横断にチャレンジすると決めてから、緊張のあまり憂鬱になっている日が続いたけど、
出発の朝は気持ちが固まったのか、
たっぷり重いザックを背負って、にこやかに出発して行きました。

雪崩の危険、体力の限界、ホワイトアウト、すさまじい寒さなどなど、
けっこう危険な挑戦であることは無知な私にもわかります。

でも行くと決めたなら、頑張って! 楽しんできてね!
思う存分、冬山を味わってきてください。
あったかーいお料理を用意してご帰宅をお待ちしてます◎

今頃なにしてるのかなー。
今日はこの冬いちばんの寒さ、北陸の積雪は80cmの予想だって。
いきなり大雪なんて、あはっ(笑)。 なんか笑っちゃうね。


コメント


パーマリンク

2011/12/22 (木)

出立

黒部横断行ってきます!!

扇沢~赤沢岳屏風岩・赤沢岳・南西尾根下降~内蔵助出合~ハシゴ谷乗越
~八ツ峰Ⅰ峰3稜~八ツ峰~剱岳本峰~早月尾根~番場島です。

正月4日くらいには下山したいな~。


コメント


パーマリンク

2011/12/17 (土)

花嫁街道・烏場山

東京湾スカイラインを通って房総にある烏場山へ行ってきました。

晴天の下、名残の紅葉も楽しめました。

烏場山の登山道は昔、生活道として地元の人が通った道です。

画像の説明

時には、花嫁が行列をつくって歩いたという古くからの道。

登りは少なく、なだらかで歩きやすい道が続いてます。

何よりも、ところどころ海が眺められるのが魅力。

画像の説明

マテバシイの森が美しい陰影の世界を創り出しています。

画像の説明

房総の紅葉は遅く、まだまだきれいな赤が残っていました。

この日は天気がよく、東京湾の向こうに真っ白な富士の峰が浮かんでいました。


コメント


パーマリンク

2011/12/16 (金)

お肉

お世話になっている山の店・デナリから毎年恒例のお肉を頂きました。

画像の説明

さっそく美味しくいただきました(^^)

いつもありがとうございます!!


コメント


パーマリンク

2011/12/12 (月)

室生火山群

山旅会のツアーで三重県と奈良県にまたがる、室生火山群の山々を案内してきました。

兜岳~鎧岳、古光山~倶留尊山、洞ヶ岳~尼ヶ岳の3コースです。

どれも馴染みのない山ばかりですね…いつもながら。

画像の説明

初日に登った鎧岳。

低山ですが風格があります。


コメント


パーマリンク

2011/12/9 (金)

台湾・龍洞クライミングツアー?

屋久島からひっと飛びで台湾にやってきました。

4泊5日で龍洞という岩場でのクライミングツアーです。

画像の説明

結果は惨敗。

毎日雨続きで、岩場に行くと嵐。

クライミングどころではありませんでした。

結局、今回は岩場や宿屋や台北市内の下見になりました。

観光も満喫。食べ歩きの旅となりました。

画像の説明

台湾の料理は何を食べても美味しい!!

現地との強力なコネもできて再訪が楽しみです。

詳細はまた後程!!

画像の説明

長毛象…。


コメント


パーマリンク

2011/12/4 (日)

屋久島前山三山

雪の明神岳からひとっ飛びで屋久島に来ました。

今回は愛子岳・太忠岳・モッチョム岳の前山三山です。


愛子岳はあいにく強風&時折雨でしたが、山頂から海岸線を望むことができました。

翌日は太忠岳へ。

画像の説明
ヤクスギランドを進んでいくと屋久島の森の素晴らしい世界が広がっています。

画像の説明
太忠岳山頂には天柱石という50mはある巨岩がそびえたっています。
屋久島の雄大な自然がここにあります。神々の神秘を感じずにはいられません。

画像の説明
天柱石の基部の台座は格好のお昼寝スポット。
こんな素晴らしい場所があるなんて神様の贈り物でしょう。

帰路にはヤブ漕ぎして花折岳にも寄って行きました。

画像の説明
ヤクスギランドではヤクシカもお出迎え。


最終日はモッチョム岳へ。

画像の説明
途中にある万代杉。
存在感のある屋久杉である。

画像の説明
快晴の山頂でお決まりのポーズ。
海を見下ろしながら至福のひとときを過ごしました。


最後に泊まった、尾の間にある「四季の宿 尾の間」。
今まで屋久島で泊まった宿の中で一番星の宿でした。
また是非泊まりたいです。


コメント


パーマリンク

2011/12/1 (木)

明神岳東稜

黒部横断へ向けてのトレーニングとして、穂高の明神岳へ行ってきた。


坂巻温泉に車を置き、誰もいない上高地へ(工事の人はいる)。

河童橋より

長い釜トンネルを抜け、大正池のほとりをてくてく歩く。

2時間30ほどでたどり着いた上高地。

夏の賑わいをよそに、河童橋はひっそりと静まり返っていた。

明神岳

明神へ足を向けると、見慣れた明神岳が寂しげに佇んでいた。

今年は雪が少ない…。特に南面は。

今日は汗ばむ陽気。

ピーク右の明瞭なスカイラインが東稜

目指す東稜は遠い。

明神橋を渡り、宮川のコルを越えてひょうたん池まで。

ここまで来ると雪はそれなりにある。

今日の宿りは池のほとり。

夜になると雪が降り出し、風も強まってきた。

でも暖かい夜。


朝は暗いうちに出発。

シーズン初めのラッセルはつらい。

雪を漕いで、藪を漕いで…。


頂上直下のバットレスは短いけれど嫌らしい。

スラブは嫌なので、クラックから直上し、凍ったホールドを頼りにマントルを返す。

これぞアルパインクライング。

明神岳より眼下に大正池を望む。

明神岳の本峰に立つとガスが切れて上高地や蝶ヶ岳を望むことができた。

やっぱりここは冬山。

寒いのでそそくさと下山する。


帰りの林道は行きよりも長かった…。


コメント


パーマリンク

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional