山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

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2012/3/30 (金)

タカマタギ

越後の名峰・タカマタギは無雪期はヤブに覆われ人を寄せ付けない。

天気も安定し雪も締まるこの時期は一転して魅力的な雪稜と変わる。

平標山から東に派生する尾根の途中にあるこのピークは、谷川連峰や越後の名峰を一望する最高の展望台である。

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前衛峰の棒立山から望むタカマタギは気高く美しい。

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今シーズンの豪雪によってつくられた雪庇に注意を払いながら山頂を目指す。

苦しい登りの果てには感動のピークがあった。

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タカマタギ山頂から望む平標山と仙ノ倉岳。

雪面が白く輝き存在感を示している。

何処までも歩いていきたい衝動に駆られる。

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雪面は一点の曇りもなくどこまでも白い。

背後の荒々しい山と全く対照的な不思議な景色。

春山の風はやさしく、春なお雪深い越後の山を吹き抜けていた。


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2012/3/29 (木)

三国山

三国山です。

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雪に埋もれる鳥居。この後、天罰が…。

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快適に高度を稼ぐ。背後には浅間山が白い。

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山頂まで一登り。

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汗ばむ陽気。眩しい雪原。輝く山々。


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2012/3/26 (月)

ザゼンソウ

山旅のツアーで小倉山から高芝山へ行ってきました。

小倉山の麓にはザゼンソウの群生地があります。

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ザゼンソウはミズバショウの兄弟分で同じサトイモ科。

花が開花時に25℃まで発熱し周囲の雪をいち早く溶かし、また発熱時の悪臭と熱によってハエ類をおびき寄せているという。

全草に悪臭があることから英語ではスカンクキャベツの名がある。

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ここには珍しいミドリザゼンソウというものもある。
気の抜けたザゼンソウである。

高芝山は急登と岩場のある登り甲斐のある山で充実の山登りとなった…。


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2012/3/21 (水)

ファーストエイド講習

私の母校である明治学院大学にて後輩たちにファーストエイド講習を行ってきました。

私自身、ファーストエイドを学んでいる立場ですので、教えるのはおこがましくはありますが、
少しでも後輩のためになればと教えられる範囲で講習いたしました。

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登山における必要なファーストエイドは多岐にわたります。
その中でも重要なものと、起こる頻度の高い怪我について行いました。

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少しでもリアリティーを持ってもらうためにいろいろと工夫しました。
でも、現実に経験のない人達は現場の緊迫感などはなかなか想像できないものです。

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傷病者役はそれらしく、ほんとに痛そうにしてもらわなければなりません。

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私もよい復習になりました。

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事故や怪我は起こさないことが第一ですが、起きてしまった時に最善の処置ができるように備えておかなければなりません。

日頃から、まめに復習していかなければ身に付きませんね。


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2012/3/20 (火)

榛名・黒岩

この日は最近知り合った、若者と登りました。

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いつもインドアで登っていますが、やっぱりお外は楽しい!

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若くして山とクライミングに目覚めた彼。
今後の成長が楽しみです。

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わたしも「つる(5.11b)」を2便目に落としました…。


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2012/3/16 (金)

那須・朝日岳東南稜

悪天の隙間を縫って那須へ行ってきました。

登ったルートは朝日岳東南稜。

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茶臼岳ロープウェイは冬季休業中なので、手前の大丸温泉からアプローチ。

いちばん左のスカイラインが東南稜(実際の位置関係からするとほんとは南稜だけど…)。


初めは一般道を登って行くが、峰の茶屋手前から明礬沢を渡り東南稜に取付く。

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下部は雪があったが、稜上へあがるとほとんどなく、露岩&ガレを登る。

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岩峰を越えてクライムダウン。

下降用の支点が新しく作られていた…。そんなに需要のあるルートなのだろうか?

次の登り返しが、本日の核心部。

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10mくらいの岩場で下半部がⅢ級+程度。

本日、暖かく、素手で登れたので、さらに易しかった。

あとはしばらくガレ場の登り。ボロいのでこちらの方が気を遣う。

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背後には茶臼岳が噴煙をあげている。

視界は良好。登りにつれ展望が開け爽快。

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ピークをふたつほど越えると朝日岳頂上は目前。

頂上直下には最後の難関で岩場がある。
Ⅲ級程度で容易なスラブ。

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中ほどに骨董品級のハーケンを発見。いつくらいに打たれたのだろう?

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本日無風快晴で、絶好の登山日和。

飯豊連峰、磐梯山、安達太良、吾妻連峰、会津駒、燧ケ岳と東北の名峰がずらり。

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北西には流石山~三倉岳~大倉岳への長大な稜線が白く輝いていた。

岩の露出した那須の主稜線とは明らかに違って、真っ白な雪に覆われている。

いつか歩きたい憧れの稜線。夏は多くの花に彩られる。

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下山は峰の茶屋を経由して一般道を降りる。

途中の剣ヶ峰は夏は巻くが、この時期は稜線通しに山頂を踏んでいく。
これも雪がある時期の愉しみ。

シュカブラが那須の強風を物語る。

でも今日は無風快晴の快適な山登りを楽しませてくれた。


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2012/3/14 (水)

MERRELL

MERRELL(メレル)よりトレッキングシューズを提供していただくことになり、
先日、届きました!!

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このブログをご覧になってる方の多くはMERRELLを知らないかもしれません。

知ってる方はタウンシューズが頭に浮かぶでしょう。

でも最近の山ガールのみなさんには大変人気のあるブランドです。

本格的な登山靴はありませんが、日帰りハイキングや夏山登山などで活躍する
トレッキングシューズが揃っています。

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こちらは「CHAMELEON 4 VENTIATOR GTX」。

日帰りの低山ハイクにちょうど良いです。
足首の可動もよいので岩場の多い山にも適しています。

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こちらは「PERIMETER GORE-TEX」。

ミドルカットなので雨や泥などにも強いです。

見た目よりは柔らかいので、歩きやすさは良いです。


これからフィールドで試して感想など報告していきたいと思います。


MERRELL Webページはこちら

http://www.merrell.jp/index.html


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2012/3/13 (火)

宇連山・明神山

関東平野に次ぐ広大な濃尾平野を持つ愛知県は、山国日本の中では山の少ない県のひとつだ。

その愛知県の山の大半は三河地方に位置し、中でも木曽山系と赤石山系がぶつかり合う
岐阜、長野、静岡の三県の境に接する奥三河の設楽地区に集中している。

設楽山系とも呼ばれる奥三河の山は流紋岩や石英安山岩、玄武岩などが露岩として見られ、
特異な荒々しい景観を呈している。

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宇連山は設楽山群の中で最大の山容を誇る山で四方に大きな尾根を伸ばしている。

岩稜の続く尾根がアルペンムードを醸し出している。
だが高度感はあまり感じられない。

単純標高差はないが激しいアップダウンを繰り返していく。

なかなか近づかない山頂に焦りを覚える。

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幾つものピークを越えてたどり着いた宇連山山頂から明日登る明神山を望む。

強い冬型の影響から普段雪の降らないここにおいても霰が降って、少し地面を白くしていた。



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愛知県において最も登り外のある山とされる明神山は清流が美しい乳岩峡から登った。

透き通った水がなだらかな一枚岩の岩床を音もなく流れる。

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見上げる乳岩は白く大きく輝いていて、どこか日本離れしている。

登山道の途中には鬼岩や傘岩など圧倒的な存在感の巨岩が点在して飽きさせない。

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大きく庇がせり出した傘岩。クライマーにはハイカラ岩と呼ばれている。

国内屈指のルート「メタフォース14b/c」がある。

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胸突八丁の登りをこなし、鎖場をこなし、馬の背へのハシゴを登る。

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馬の背からは南アルプスの展望が広がる。

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中央の大きな山容は聖岳である。
普段、見ることのない角度からで初めはわからなかった。

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山頂は展望台のヤグラがあり、興ざめであるが眺望は素晴らしい。

初めて奥三河の山に足を踏み入れたが、標高こそないが、自然が深く、変化に富む素晴らしい山々であった。

とくに明神山はどこに出しても恥ずかしくない、全国に誇れる名山といえよう。


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2012/3/11 (日)

富士山(中ノ茶屋~五合目)

来週、北海道の知床岳へチャレンジするお三方のトレーニング山行として富士山へ行ってきました。

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春も間近と思われた日が続いたが、数日前に首都圏にまとまって降った雨は河口湖では雪であった。

新雪は30㎝ほど積もっていた。

馬返しまで車で入る予定であったが、積雪のため中の茶屋から歩くこととなった。

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ふわふわした新雪を蹴って歩くのは楽しい。

私たちの上だけ青空が広がって、時折太陽も顔を出した。

頭上の木々から落ちてくる雪に怯えながら歩を進める。

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馬返しからなら7~8合目まで行けるかなと踏んでいたが、今日は5合目まででタイムリミット。

五合目までくるとさすがに風も強くなり吹雪いてきた。
気温はマイナス5度。

9時過ぎにスタートして、14時に五合目・佐藤小屋。
16時30分に登山終了。

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海外やそれ以外でも大変な山にチャレンジする際のトレーニングもお手伝いいたしますので、気軽にご相談ください。

たとえば、剱岳のツアーに参加するので近場の岩山で練習など。


これまで何度かトレーニング山行を繰り返してきた3人。

本番での好天と成功を祈っています(^^)


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2012/3/7 (水)

安達太良山

福島の安達太良山へ行ってきました~。

登山口の安達太良高原スキー場はガラガラでした…。

ゴンドラの間隔もまばら…。さみしいです。

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安達太良山山頂が見えています(一番左のピーク)。

この日は晴れ間も見えて汗ばむ陽気でした。
くろがね小屋までの短い行程なのでのんびりハイク。

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安達太良山の山頂には別名があります。

別名はご想像にお任せします。

10人ほどの地元の方と思しき人達とすれ違いました。
スキー場同様、山も空いています。

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宿泊のくろがね小屋は素朴な風合いの山小屋。

なんといっても温泉が魅力。

もちろん源泉かけ流しで泉質も最高!!

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なつかしの「だるまストーブ」がじんわり温めてくれます。

燃料は石炭。


本日は私たちの貸切。

山小屋のゆったりとしたひとときは何事にも代えられない貴重な時間。
現代人の忘れているものを思い出させてくれるようです。

小屋番さんも加わり会話が弾みました。

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イラストレーターの鈴木みきさんのサインもありました。

人の温かみを感じる山小屋です。やっぱり東北の山小屋っていいな~。

お料理も小屋番さん一人で作っているとは思えない、手の込んだ美味しい内容。大満足でした。

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翌日はホワイトアウトの中山頂へ。

風がなかったので、山頂でもゆっくりできました。

以前来たときは烈風で痛い目に会いました。

私にとっての安達太良山はなかなか笑顔を見せてくれません。
でも何度でも訪れたいと思います。

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最後に…。福島に来てみて感じたこと。


シーズンまっただ中なのにがらがらのスキー場。

何処かしら二本松の街も寂しげな感じ。

やっぱり福島は被災地なんだな~と実感しました。

でも二本松なんかは放射能も問題ないし、山は前と同じ顔。

すばらしい温泉もどんどん出てる。

風評被害に惑わされず、みんなまた安達太良に戻ってきてほしいと思いました。

ほんとに素晴らしい山ですから。

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キタゴヨウマツも泣いていました…。

小屋番さんの「東電と国会議事堂の上から、ウランを『お返しします』と言って撒いてやりたい」という言葉が胸にしみました…。


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2012/3/3 (土)

β・γルンゼ

数年酷使していたアイスアックスをデナリ病院へ入院させた。

重病です…

診断は「修復はできなくはないがおすすめしない、刃を新調すべし」とのこと。

使い倒したノーマルタイヤと新品スタットレスタイヤ

Before(下段)、After(上段)。(誰が見てもわかるだろうが…)

重かった、アッズとハンマーも取り外し軽量化されバランスも良くなった!

まるでボコボコにやられたガンダムが修復され機動力もアップし、新型ビームサーベルを搭載した感じ!!



その破壊力(貫通力)を試すためにシーズン終了間際のアイスエリアへ車を走らせた。

行先は尾白川流域・平田ルンゼと岩間ルンゼ。

林道通行止めのためのアプローチはポカポカ春の陽気で半袖で歩く。
あまりの暖かさに、氷はほぼ絶望的に思われた。

半ばあきらめつつ、とにかく行ってみようと平田ルンゼへ。
意外や意外、結構氷が残っており快適に登る。

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翌日は岩間ルンゼで十分楽しめた。

洞窟状の巨大チョックストーンの中に氷があり、冒険的で楽しい。

これがニュータイプの実力か!

もちろん刺さりは良好。

アックスが良くなったのか、暖かさのせいかわからないがとにかく刺さる。

たぶん両方でしょう。

急にうまくなった気がして楽しいクライミングができました。

いつもこうだといいのですが…。


異次元の刺さりを体感したい方はこちらへ

http://denali.ne.jp/


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