山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

calendar FrontPage/2013.03

Top / FrontPage / 2013.03

<< 2013.3 >>
[FrontPage]
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

2013/3/29 (金)

讃岐山脈縦走・五剣山

四国は讃岐の山を歩いてきました。

essential-line

五剣山は妙義山をコンパクトにまとめたような、岩山。

美しい瀬戸内海の眺めが素晴らしかった。

essential-line

讃岐山脈はおおむね歩きやすい道が続きますが、ときおり急坂が現れます。

これはアワコバイモ。

essential-line

そしてユキワリイチゲ。

早春の花に出会うことができました。


コメント


パーマリンク

2013/3/17 (日)

日白山

冬の間、吹雪に閉ざされていた越後の山は
3月の声をきくと光が満ち溢れ多くの登山者を迎える。

ここ数年、平標山の東に位置するタカマタギへと通っていたが、
今年はその隣の日白山へと足を向けてみた。

essential-line

夏にはヤブに覆われる尾根も豊富な残雪が山頂へと導いてくれるのだ。

良く晴れた朝。放射冷却で冷え込んで雪は締まり、アイゼンが心地よく効いてくれる。

essential-line

安定した雪庇の上を往く。

この時期限定の素晴らしい登路。

空に向かってどこまでも続いているように見える。

essential-line

巨大な雪庇が崩壊したようだ。

往きはよいが、雪が緩んでくる帰りにはラインどりに注意が必要だ。

essential-line

細い尾根を過ぎると、広いブナの林が迎えてくれて東谷山の山頂は近い。

足跡の多さが、入山者の数を物語っている。

essential-line

東谷山から日白山への稜線がうねるように続いている。

歩いてみれば1時間程度。見た目ほど遠くはない。

essential-line

一条のトレースが稜線に伸びている。

吹き上げる風が鋭角な雪庇を形成したのだろう。

essential-line

日白山山頂より平標山と仙ノ倉岳を望む。

神々しく輝く峰々。空の青さと雪の白さがまぶたに焼き付く。

周囲はことごとく美しい雪山。

雪の下で、沢山の花々や山菜が春を待ちわびていることだろう。

essential-line

谷川岳方面。魅力的な稜線や尾根が並んでいる。

そのひとつひとつを辿るにはいったいどれくらいかかるだろう。

毎年通って、少しずつ地図を塗りつぶしていくのも楽しいかもしれない。


コメント


パーマリンク

2013/3/15 (金)

日光白根山・北西稜


山を登る際に「登り方」というものがある。


一人で行くのか、大勢で行くのか。

夏に行くのか冬に行くのか。

直登するのか巻くのか。

尾根をたどるか沢を詰めるか。

酸素を使うのか使わないのか。


山登りにルールはない。

しかし、ただ登ればよいというものでもない。

より安全に、よりシンプルに、より快適に、より美しいラインをたどり、そしてより困難を乗り越えて。

そこに山登りの美学がある。


理想的な道筋・手段・スタイルをある人は「essential-line」と呼ぶ。


essential-line

今回登った日光白根山・北西稜はダイレクトに山頂に突き上げる最短登路であり、
なおかつ雪崩の危険などを避ける上ではベストなラインであった。

加えて上越国境の山々をバックに登るロケーションは抜群である。

essential-line

シラビソの森を抜けると白根山の頭が、垣間見える。
いつもは暗い針葉樹の森も、雪に覆われ底抜けに明るい。

essential-line

七色平の避難小屋は雪に埋もれようとしていた。
ここから北西稜へ取付く。

essential-line

はじめは締まった雪にアイゼンを利かせ快適な登行であったが、
傾斜が増すにつれて最中の中身はスカスカの雪となり、足を取られるようになった。

どっちに行けば、より沈まずに歩けるかと右往左往するが、期待が外れることも多い。

一度深みにはまればアリジゴクのように足を取られて、這い上がるのに体力を消耗する。

それでもダケカンバの林になるとしっかりと立ち込めて、高度を稼ぐことができた。

essential-line

広い尾根は強い風にさらされ雪はほとんど飛ばされてしまっている。
おかげで、ラッセルもなく歩くことができた。

凍りついたコケモモがびっしりと生えていた。

essential-line

振り返れば、尾瀬の燧ケ岳や至仏山。上越国境の平ヶ岳から谷川連峰。

遠く北アルプスや富士山まで遠望することができた。大きな菅沼は凍りついている。
贅沢な景色を背に抜けるような青空を目指す。

essential-line

登るにつれて岩稜帯となるが、とくに難しい部分はない。

脆い岩に注意を払って登る。

essential-line

無風快晴で快適な登り、こんな日に山頂に立てることに喜びを感じる。

懐かしの飯豊連峰も真っ白に連なっていた。

見渡す山々にそれぞれ思い出がある。思えばたくさん山に登ってきたな~。

essential-line

山頂手前には崩壊気味のナイフリッジがある。
慎重に行けば問題ないが、風にあおられるコンディションの日は怖いかもしれない。

多少のスリルを楽しむ余裕があるのは穏やかな気候のせいであろうか。

essential-line

日本においてこれより北にここより高い場所はない。

関東の王者として君臨するかのような堂々たる山頂であった。


苦しい登りと山頂での憩。どちらも山登りの素晴らしさ。

頬に当たる風は厳冬期のような厳しさはなく、山頂に吹く風はどこか春めいていた。


コメント


パーマリンク

2013/3/14 (木)

迦葉山

谷川岳に行く予定が、強風&雪、つまり吹雪の様子なので予定変更。

沼田の迦葉山(かしょうざん)へ行ってきました。


関越道随一の展望を誇る(たぶん)赤木高原SA。

ここからは白銀に輝く谷川連峰が一望できる・・・はずが本日は白いもやもやに覆われている。
加えて、電車が大幅に遅延するほどの風が関東平野に吹き荒れていた。

谷川岳は気象変化が激しく、悪天では酷い目に遭う。私も何度も経験済み。

ということで、さっさと予定変更。

雪が楽しめて、そんなに長くない近場の山。ということで迦葉山へ。

essential-line

登山口は由緒正しき迦葉山龍華院弥勒寺(かしょうざんりゅうげいんみろくじ)。
日本一の大天狗面(顔の丈:6.5m、 鼻の高さ:2.8m)がどどーんとある。

essential-line

杉やケヤキの大木を抜けて、和尚台の岩峰の基部を巻いて、岩の割れ目を抜けたりして進む。

雪が腐っていてときどきスボっとはまる。

essential-line

結構な急登をこなすと、頂上台地へ。

頂上台地はブナ林に覆われている癒しの世界。

essential-line

山頂には巨大な雪庇が!!


短くもいろんな要素が詰まっていて、日帰りに最適な感じでした!


コメント


パーマリンク

2013/3/4 (月)

鼻曲山

上信の国境にある鼻曲山に行ってきました。

この山の魅力は何と言っても浅間山の展望。

とくにこの時期、浅間は純白の衣をまといます。

essential-line

一点の曇りもない雪の斜面は他の山にはない独特の美しさがあります。

危険な所はありませんし、ルートもわかりやすい。

雪山入門者には最適な山だと思いますよ。


コメント


パーマリンク

2013/3/2 (土)

冬の赤岳

冬の赤岳。

雪山を志すものにとって誰もがはじめに憧れる存在であろう。

2899mという標高ながら、安定した天候やアプローチの良さや営業小屋の存在などもあり
チャレンジしやすい環境が整っている。

しかし、やはり稜線は厳しく甘い考えのものは痛い目に合う。

2月27日から3月2日にかけて、二組のゲストを迎えて赤岳を連チャンしてきた。

essential-line

はじめの方々は高気圧が真上にあるという最高の条件。
気温も高く、風は微風。360°の大展望。

地蔵尾根の雪は締まっていて、快調に高度を稼いだ。

essential-line

地蔵尾根は登るにつれ、展望が広がる。

北アルプス、白山、乗鞍、御嶽山。阿弥陀岳が背後に大きい。

essential-line

こんな日は1シーズンにも数えるほどしかないだろう。
素晴らしい登頂日和であった。

essential-line

南アルプスをバックに私も一枚撮っていただいた。

essential-line

二組目は若手の男性二人組。

打って変わってホワイトアウト。

前日の夕方から吹雪。
朝には収まったが、まだ稜線の雲は取れない。

essential-line

新雪の積もった地蔵尾根にファーストトラックを刻み稜線へ。

鼻の高くなったお地蔵様も凍りついている。

essential-line

文三郎道を降りてきたら、雲が切れ始めた。

essential-line

頑張った二人に粋なはからいであった。

essential-line

吹雪のあとの赤岳は本当に美しくて魅せられてしまった。

厳しさと美しさ。

冬山の両面を知った彼らが、再びここに帰ってくることがあれば嬉しい限りだ。


コメント


パーマリンク

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional