山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

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2013/9/30 (月)

剱岳・八ツ峰上半縦走

山にも一目惚れというものがあるのだろう。


室堂から雷鳥坂を登り詰めると剱岳の雄姿が目に飛び込んでくる。

誰もが息を飲み、その瞬間心を奪われる。

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中でも八ツ峰の稜線は異彩を放っている。

彼もまた魅せられ、熱い心を持ってここに帰ってきた。

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星空の下、剱沢雪渓を下り長次郎谷に出会う頃ようやく東の空が明るんできた。

登り詰めるほどに八ツ峰の荒々しい岩峰が近づいてくる。

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Ⅴ・Ⅵのコルにたどり着けば、いよいよ八ツ峰の岩稜歩きが始まる。

アルペンムード漂う稜線は日本離れした景観。

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目指す剱岳本峰を仰いで思いを馳せる。

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長い行程、雪渓歩き、岩登り、懸垂下降と登山の総合力を問われるルート。

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八ツ峰の頭から越えてきた峰を振り返る。

まだ先は長い。


本峰を越えてからは流石に、緊張が解け疲労と相まって足取りが重い。

剱沢小屋に帰り着くとようやく今日一日の行程は終了だ。

約11時間30分の山旅は彼の思いに深く刻み込まれたであろう。

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別山北尾根から振り返る剱岳は彼に何を語りかけるのだろう…。

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立山は数日前より、より一層秋色を濃くしていた。


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2013/9/20 (金)

中秋の名月

「中秋の名月」

皆さんはどこで見ましたか?


夜は水晶小屋にて東の空に。

朝は水晶岳より朝焼けを映す西の空に名月を望みました。

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2013/9/18 (水)

遭遇

湯俣川沿いの登山道を歩いていると…

「パキッ、パキッ!」と笹が折れる音が聞こえた。

ふと見ると黒い背中が見えた。

ヤブを抜けると彼が振り向き、私と目があった。

その距離、5m。

刹那、彼は一目散に逃げて行った。

私の眼力に負けたのであろう。

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2013/9/12 (木)

剱岳北方稜線

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トロリーバスを降りると室堂には秋の気配が漂っていた。

澄んだ空を映すみくりが池の周りも人影はまばら。

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別山乗越に着くとガスに覆われていた剱岳が姿を現した。


雨の中たどり着いた池の平小屋は素朴な温かみのある小屋。

北方稜線の縦走には欠かせないベースキャンプ。


翌日、暗いうちに小屋を発って鉱山道を行く。

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小窓雪渓を詰めて、三の窓へたどり着くと辺りを覆っていたガスが開け始めた。

池の谷の深い渓谷が険しい様相をみせている。

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ガラガラの池の谷ガリーを詰め上げると明るい稜線歩きが始まる。

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小窓の王やチンネといった大岩峰を過ぎるとようやく剱岳本峰が近づいてくる。

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八ツ峰を背に際どいガレ場のトラバースが続く。

明るい山頂にはいつもと変わらぬ景色が広がっていた。

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別山北尾根から振り返る剱岳はいつにも増して大きく雄大だった。

いつも試練と感動を与えてくれる剱岳に感謝したい。


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2013/9/6 (金)

西穂~奥穂縦走

秋雨前線の間隙をついて西穂から奥穂までの稜線を歩いた。

この稜線を歩くには最低でも一日、安定した天候が必要だ。

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明神岳から朝日が昇る。

この朝日が縦走の必要条件かもしれない。

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先日まで大雨をもたらした湿った空気の上層に大陸から乾いた空気が流れ込み雲海の上に秋の澄んだ色の青い空が広がる。

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独標にたどり着くと、鋸歯状の稜線にこれからの縦走を祝福するかのようにブロッケンの環が浮かんだ。

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西穂の山頂から本格的な岩稜帯となる。

脆く崩れやすい稜線は常に神経を張り巡らせておかなければならない。

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天狗岳への登りは逆相のスラブ。

登山靴の性能が証明される場所だ。

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天狗岳山頂より奥穂高岳は大きな障壁となって立ちはだかっている。

苦しい登りの先には何が待っているのだろうか?

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ジャンダルムを正面からクライミングしてその頂に立つ。

縦走のハイライト。

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城塞のように立ちはだかるジャンダルム。

奥穂側から登る登山者は大きな威圧感を感じるだろう。


ジャンを越えてもまだまだ気の抜けない下りが続く。

馬の背の稜線を越えれば奥穂高山頂は近い。

フィナーレが北アルプスで一番高い場所であることはこの縦走の価値を一層高めてくれる。


長い縦走だった。


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