山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

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2014/10/30 (木)

下の廊下

北アルプス最後の紅葉を目的に黒部の下の廊下を歩いてきました。

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トロリーバスを降りて黒部ダムへ出ると見上げた立山は白い雪をまとっていました。

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深くV字状に切れ込んだ黒部川にそって岩壁をえぐるように道はつけられています。

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水平についた溝のように見えるのが登山道。

深い谷にはなかなか太陽の光は届きません。

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陽の光がさすとあたりの紅葉はいっそう鮮やかにみえます。

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素晴らしい紅葉。

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みごとなV字谷。

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岩壁に掘られた道。

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見下ろせば激しい流れ。

これでもダムが放水していないので水量はかなり少ない。

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途中、人見平のダム管理施設の中を通過する。

中は生暖かい。

高熱隧道の熱が漏れているから。

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冬に向けてお猿さんが栄養補給中。

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何時来ても何度来ても素晴らしい温泉ともてなしの阿曽原温泉小屋。

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阿曽原を過ぎれば道は少し穏やかになる。

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奥鐘山西壁がドーン。

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足元は数百メートル垂直に切れ落ちてる。
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崩壊の激しい志合谷は内部をトンネルで潜る。


中には水が流れていて探検気分。

美しい紅葉と素晴らしい温泉に癒された旅でした。


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2014/10/27 (月)

冬シーズン始まり!

秋も深まり冬の訪れを感じる季節となってきました。

寒いからと家に閉じこもってい居るよりも、元気に山へ行った方が断然楽しいですよ!

まだまだ冬シーズンのスケジュールに空きがありますのでお申し込みをお待ちしています。

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いくつかモデルコースをご紹介いたします。


雪山入門コース

①「守屋山」、「入笠山」、「北横岳」、「赤城山」

行程も短く、危険個所もありません。
初めてアイゼンを履いて雪の上を歩くという方や、シーズン初めの足慣らしや装備の確認に最適です。


雪山初級コース

②「天狗岳」、「蓼科山」、「金峰山」、「木曽駒ヶ岳」、「西穂独標」、「浅間山」

本格雪山へのステップアップコース、難しい場所はありませんがそこそこ歩く時間も長く、気象条件の厳しい場所もあります。


雪山中級コース

③「赤岳」、「阿弥陀岳」、「権現岳」、「西穂高岳」、「宝剣岳」、「甲斐駒ヶ岳」、

本格雪山登山、気象条件が厳しく途中に岩場なども出てきます。雪山、アイゼン歩行に慣れた方向け。


雪山上級コース

④「赤岳天狗尾根」、「大同心稜~横岳~赤岳縦走」、「阿弥陀北稜」、「阿弥陀南稜」


雪山初心者の方は①→②→③とステップを踏んでいただくのが良いと思います。

初めての方には失敗しない雪山装備の選び方もご指導いたしますのでご安心ください。


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2014/10/25 (土)

夕日アタリ・石ッコツ・フシノソリ

信州峠より夕日アタリ・石ッコツ・フシノソリをご案内してきました。

はたしてこの山々を知っているだろうか?とお客さまに聞いたところ、
二日間の日程とも全員知らなかったとのことでやはりマイナー中のマイナーといえるのかもしれない。

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信州峠から膝丈の笹薮を微かな踏み跡をたどる。

笹がなくなると踏み跡は判然としなくなり、自由に登路を選んで登っていく。

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岩場のある石ッコツを過ぎると普段見慣れない角度からの八ヶ岳が姿を現した。

秋の週末だというのに当然ながら人影はなく遠くから鹿の鳴き声が聞こえてくるばかり。

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良く晴れ渡った秋の空に唐松の黄葉が美しかった。


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2014/10/16 (木)

森吉山・安の滝


紅葉の美しい東北の山へと足を運びました。


森吉山は美しい森と優しい山容が魅力の山です。

その麓には多くの素晴らしい渓谷と名瀑を秘めています。

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秋田新幹線「こまち」に乗って角館でローカルな秋田内陸線に乗り換え山をマタギの里・阿仁を目指します。

台風一過で最高の晴天に恵まれました。

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安の滝のある中ノ又渓谷の入口までダートをタクシーで進みます。

渓谷に降り立つと白く明るい岩の滑床を清流が流れ、周囲の紅葉と相まって素晴らしいコントラストを見せていました。

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紅葉はまさに盛りを迎えていました。

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安の滝に近づくにつれて期待が膨らみます。

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上下二段で落差は90mあります。

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上段へと足を進めると迫力のある滝の真下まで行くことができます。

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隣には穏やかなソーメン滝。

台風の雨の名残か水量はいつもより多いようでした。


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翌日の森吉山は穏やかな山容。

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山麓は広大なブナ林に覆われています。

枯れ落ちた木と紅葉のコントラストが独特の模様を描いています。

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これは白神に決して負けない規模です。

どこまでも続くブナの海。

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山頂部の紅葉は終わっていましたが、下山するごとに彩りが増して楽しめました。

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優しいブナの森と美しい紅葉。

素晴らしい温泉を堪能することができました。


最後までわからなかったのはタクシーの運転手さんがオジサンであったのかオバサンであったのかでした。


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2014/10/8 (水)

神室連峰

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槍ヶ先の狭い頂にどうにかテントを張って人心地すると、東の空に大きく丸い満月が昇りました。

この日は珍しい皆既月食で次第に欠けていく月を愉しみながら焼酎を味わいます。

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太陽と地球と月が一直線上に並んで、地球の影に月が隠れているのです。

影の部分が淡く見えるのは地球の大気で屈折された太陽光が月にあたっているからだそうです。

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朝、目覚めると昨夜みた月が西の空にさびしげに光を残していました。

日の出が近づいて明るくなるほどに、それは消え入るように空に溶け込んでしまいました。

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黎明。

うすぼんやりと明るくなり始めた遠くの空に昨日まで隠れていた鳥海山が雲海に浮かぶ島のようにたたずんでいます。

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朝日が盆地を埋める雲海を照らし、朝露もその一粒一粒が輝いています。

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爽やかな風に吹かれて鋭い山容の火打岳を目指します。

昨日、杢蔵山から遠くに見えたこの山はまだ連峰の中間点に過ぎません。

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最高峰の小又山の頂に立つと、ようやく終着地の神室山が全容を現します。

稜線は痩せていて起伏は大きく、道は歩く人が少ないためか、或いは自然の力が強いためか草に覆われようとしています。

最高峰でも1400mに満たない山々ではありますが、本場アルプスに負けない充実の縦走路です。


神室山の避難小屋は二年前に訪れた時と変わらずに、木の香りがして綺麗で快適なところでした。

杢蔵山の杢蔵山荘しかり、この山を愛する地元の方々の気持ちが伝わってくるような小屋でした。


下りは土内口への道をたどりましたが、優しげなブナの森に包まれた歩きよい道が続いていました。

私の故郷の誇る山々を改めて実感することができました。


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2014/10/2 (木)

越後三山縦走

あまたの山に囲まれた魚沼地方において八海山・中ノ岳・駒ヶ岳の三山は一際、大きな存在感を示し君臨している。

八海山の八つ峰を始め、その稜線は険しく崩壊を続け、
渓谷は豪雪によってどこまでも深く刻まれている。

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ロープウェイを利して一登りすれば容易に八海山・八つ峰の基部に建つ千本檜小屋へと達することができる。

小屋はいわゆる山小屋とは違って、修験者の宿泊施設を一般登山者にも開放しているものだ。
したがって、泊まるのは神様の祀られている神前の二階というかなり特殊な場所である。

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いささか神妙な面持ちで小屋を発すると八つ峰の岩峰群は錦の衣をまとって私達を歓迎してくれた。

今まさに山の秋は極まって山は燃えるように美しかった。

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八海山の東端に位置する五竜岳を過ぎると地の底まで降りようかと不安になるほどに高度を下げていく。

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幾つかの鎖場を過ぎて、難所であるオカメノゾキという場所でようやく大下りは終わりを告げ、
尾根は中ノ岳へ向けてまっしぐらに登り上げるようになる。

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尾根は痩せ、両側は切れ落ちの渓谷の深さを否が応にも思い知らされる。

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深い谷を挟んで明日歩くべき稜線が大いなる起伏をもって連なっている。

なるほど駒ヶ岳は三山の盟主というべき風格を備えている。

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風雅な名前を持つ御月山を過ぎると、黄金色の草原の先にまどかな中ノ岳の頂稜が飛び込んできた。

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宵の入りから風は強まって、小屋を揺るがすほどであったが
明け方にはおさまって山を覆っていたガスもいつしか消え失せていた。

天気予報は期待できないもので半ばあきらめていたが、嬉しい誤算で秋の澄んだ空が広がっていた。

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息をのむほどの紅葉が次々と現れて、おもわず感嘆の声が漏れる。

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歩いてきた稜線の長さと越えてきた山々の大きさに圧倒される。

紅葉の盛りだというのに殆ど歩く人を見かけないのは、皆天候を危ぶんだためであろうか。

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眼下の北ノ又川・滝ハナ沢には豊富に雪渓が残っているが、ここは北アルプスの高山ではないことを忘れてはいけない。

如何ほどの量の雪がこの谷を覆っていたのであろうか。

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最後の頂である駒ヶ岳の山頂において縦走の成功を祝う。


振り返れば歩いてきた道が一望の下に収めることができた。

そして、私たちの心は大きな喜びと達成感に満たされていた。


越後三山の縦走路は厳しく険しく、そしてどこまでも美しかった。


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