山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

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Tag: 安蘇山塊 仙人ヶ岳 岩切登山口 生不動 アカヤシオ ニリンソウ ヤマルリソウ トウゴクサバノオ ヒトツバエゾスミレ

仙人ヶ岳


安蘇山塊の仙人ヶ岳へ行ってきました。


安蘇山塊とは渡良瀬川左岸から栃木県上都賀郡・安蘇郡、鹿沼市に広がる山地を指します。

標高は高くなく1200mから300mくらい。しかし低いと思って侮っていると痛い目に合う。
チャートという岩質の岩場が各所に現れ意外に険しい。

逆に岩好きの人には低山だけどアルペンムードが漂うお買い得な山域である。
東京からもそれほど遠くなく通いやすい。


今回は足利と桐生にまたがる仙人ヶ岳へ登った。

仙人ヶ岳へは何度も登っているが、沢筋の花の多さは特筆すべきものがある。
春になるとその花々に誘われ足を向けることになる。

この度、北関東自動車道が繋がった恩恵でアプローチが30分短縮されさらに行きやすくなった。

山笑う
山は新緑が芽吹き始める素晴らしい季節を迎えていた。

若葉の芽吹くひとときは最高の季節といえるだろう。
草花も次々と花開き我々を飽きさせない。

岩切登山口
岩切登山口からの道はせせらぎを追いかけるように続いている。
両脇は多くの花に埋められていた。

主役はやはり「ニリンソウ」であろう。 白いじゅうたんが続く。

ヤマルリソウ
他の山では珍しい「ヤマルリソウ」がここでは群落をなしている。
淡い青が涼やかである。

トウゴクサバノオ
「トウゴクサバノオ」は「ニリンソウ」の隙間を埋めるように群がっていた。

エイザンスミレ
「エイザンスミレ」も大きな花をたくさんつけている。
スミレ界(あればだが…)の人気ナンバーワンである。

ヒトツバエゾスミレ
こちらは珍しい「ヒトツバエゾスミレ」。
「エイザンスミレ」が単葉化した変種である。

ちなみに「ヒトツバエゾスミレ」の白花が「ナルカミスミレ」である。 ややこしい。

春紅葉
新緑にはさまざまな色がある。 山桜や楓は芽吹いた直後は赤い。

新緑のことを「春紅葉」と呼ぶひともいるようだ。

淡い色合いで織りなす柔らかな紅葉である。


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