山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

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黒部横断 2011‐2012 その3 富士ノ折立~剱岳~馬場島

剱御前にて強烈な寒波到来。

2日間の停滞。

天気が安定してなければ、剱は越えられない。
特に早月尾根の下降はルートファインディングが難しく視界がなくては厳しい。

停滞は心と体のよい休息となった。

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10日目。

剱御前を越えて黒百合のコルへ。

稜線は雪が飛ばされ硬く締まっている。
アイゼンに履き替えて、快調にすすむが風が強い。

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前剱への登り。
時折現れる岩稜は易しいが、重荷と強風がきつい。

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前剱を越えると剱岳本峰が正面に立ちはだかる。

ここからが、核心部。

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圧倒的な存在感。

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冬季はヨコバイの梯子を利用して登る。

梯子に付いたエビのしっぽを叩き落としながらの登攀。

吹き上げが強烈で顔面が凍る。

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埋まっている鎖を掘り起こしながら登る。
視界のない中、手探りで登って行く。

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ヨコバイの核心部を抜ける。

背後に立山が浮かぶ。

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東大谷側は烈風が吹き上げるが、当面は風はなく暑いくらいだ。

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核心を抜ければ、あとは一歩一歩山頂を目指すだけ。

山頂は穏やかでこれまでの苦労を癒してくれているようだった。

早月尾根を懸垂下降を交えて下る。

一日限定の好天を利用して早月小屋から登山者が列をなして登ってくる。

その列をやり過ごすこと15分ほど。

激しい吹き上げで、顔面が完全に凍りつき、鼻水は凍り、顔にも氷の膜が…。

早月小屋では富山県警の方々から、差し入れもいただき、余った食料を大判ぶるまい。
喰い過ぎで食傷気味になった。


11日目。

長い早月尾根を下り馬場島へ。

富山県警にヤマタンを返却し、これまた長い林道を伊折へ。

下山後の温泉は格別であった。


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