山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

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粟ヶ岳


越後の名峰・粟ヶ岳。

他県の岳人からの知名度は低いが越後の人にとっては知らぬものはないかもしれない。


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山容は泰然としてゆるぎなく、雪国に根を下ろす越後の人の姿を思わせる。

越後平野の奥にどっしりと構えて、威厳がある。


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雪解け水を集める五百川の源流から急峻な八汐尾根を登り詰め、
大きなブナの立ち並ぶ林を抜けると一気に遮るものがなくなる。

雪に覆われたゆったりとした尾根が山頂へ向けて一筋に伸びていた。


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南に目を向けると大きな守門岳が長く緩やかな裾を広げて悠々と存在を誇示している。


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春の雪は適度に締まって、快適に高度を稼ぐことができた。

風も穏やかで天気もどうにか持ちそうだった。


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途中、尾根の両側が崩れわずか50㎝ほどの幅の雪の橋を渡る場所は緊張させられた。

高さは6mほどあるし、なんとなく下の方はえぐれている。

あと数日暖かい日が続けば崩落してしまうだろう。


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山頂直下の稜線に出るといままで隠されていた背後の山々が眼前に一挙に展開する。

下田山塊・川内山塊から奥只見、南会津の山々である。


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山頂は地面が露出していた。

西に目を向けると頸城山塊が空に溶け込むように茫洋とたたずんでいる。

海岸線の向こうには大きな佐渡島がかすんで見えた。


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昨年、登ることができなかった青里岳や矢筈岳へ続く稜線が誘うように続いている。

豊富な残雪が道なき山々に多くの道筋を示しているようだ。

渓筋には夏の終わりまで多くの雪渓を残すことだろう。


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山頂を後にして、芽吹きの始まりつつある尾根道を下る。

途中、朝は開いていなかった春の花々が一つ、また一つと開き始めていた。


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