FrontPage/2010-05-24
火戸尻山!
日光駅の南に聳える鳴虫山から南に延びる尾根の末端付近に火戸尻山はある。
更に尾根は南東へ向きをかえ黒川と東黒川の合わさる
小来川の集落へと吸い込まれる。
山奥の一軒の蕎麦屋、山家(やまが)からスタート。
林道をショートカットしながら行き、山道へと入る。
以前は整備された遊歩道のようだが、
放置されているため自然に還ろうとしている。
鹿避けネットを攻略しイバラの道を進む。
尾根を一登りで猫岩。
花見の時期に地元の人がこの岩で宴を開くという。
風流である。
山頂は標識だらけ。展望はない。
栃木の山は標識がやたらに多い。自己顕示欲が強いのか?
しかしながら気合の入った看板も多い。
手彫りのものなどは作品と呼べるだろう。
樹間からのぞくのは日光連山。
男体山には筋状の雪渓が残っている。
稜線はヤマツツジに彩られている。満開である。
ヤマツツジは防火帯などで切り開かれると
真っ先に生えてくるパイオニアだ。
鳴虫山の山頂からは女峰山を正面に望む。
思い出、多き山である。
下山路もヤマツツジの競演である。
写真ではお伝えできないが、
360°ツツジに覆われている。 ツツジのトンネルだ。
前日光の山々はツツジが多い。
アカヤシオ、ミツバツツジ、シロヤシオ、ヤマツツジと
次々に咲いていく。
また来年も前日光に訪れることだろう。
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