FrontPage/2010-05-26
Tag: 荒雄岳
荒雄岳
荒雄岳は宮城県北西部、鬼頭環状盆地に取り巻かれた山塊の盟主である。山麓に数多くの温泉が湧き出し、
間欠泉をはじめ片山地獄や荒湯地獄など火山現象による噴気類も多い。
荒雄岳はブナの山である。
かつては深いブナの原生林に覆われ
現在はほとんどが伐採されてしまったそうだが、
それでも見ごたえのあるブナ林が迎えてくれる。
当日は霧雨であったが、ガスが森に立ち込め、
幽玄な雰囲気をつくりあげていた。
この山は雨の日こそ美しさを増すであろう。
右の葉がツルアジサイ →
左の葉がツタウルシ →
新緑が美しく雨に濡れた葉は
いっそう輝きを増している。
実はツルアジサイの若葉も食べられる。
ジャキジャキした食感でうまい。
東北の山はムラサキヤシオが多い。
新緑に鮮やかな色彩を加えている。
山の中ほどで見ごろを迎えていた。
ところどころ雪も残り、
未だ芽吹いていない木の芽も多い。
山頂から栗駒山を望むことは出来なかったが、
帰路はネマガリタケを採りながら楽しく歩いた。
急登がまったくと言っていいほどなく。
歩きやすい山であった。
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