FrontPage/2010-06-08
Tag: 芒種
芒種
6月のはじめのこの頃。
二十四節気では「芒種(ぼうしゅ)」とされています。
稲科の植物の穂先の細い毛のような部分、それを「芒(のぎ)」といいます。
稲の花にも先端に一本の芒があるのですが、
近年は品種改良によって短くなったり、なくなったりしているそうです。
「芒種」は、そんな芒のある穀物の種を蒔く時期ということです。
とはいえ実際は、田植えの始まる時期の目安としたようです。
田植えは、単なる農作業ではなく、田の神様をおまつりする神事の意味合いが強かったそうです。
「古事記」では日本のことを「瑞穂国(みずほのくに)」とあらわしています。
みずみずしい稲穂が実る豊穣の国という意味です。
二千年以上の昔から日本人は田んぼと共に歩んできたのですね。
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