FrontPage/2010-08-08
双六岳・三俣蓮華岳
荒々しい岩稜を連ねる北アルプスの山々の中で
双六岳から三俣蓮華岳の一帯はほっと一息つけるような心休まる場所である。
緩やかな稜線。豊富な雪渓。広大なお花畑。周りを取り囲む山々。
一体となって大自然が包み込んでくれる。
新穂高からの長い登りを終えて、弓折乗越を過ぎると
ようやく双六岳・鷲羽岳が姿を表す。
色とりどりのテントが夏山の賑わいを物語る。
広大な双六岳の頂稜。その向こうには険しい槍穂連峰が連なっている。
対照的な風景。
双六岳とは珍しい名前だが、
山頂付近の台地のまだら模様の草地をすごろくのマスに見立てたのかも知れない。
先人の遊び心がうかがえる。
双六岳山頂。
昨夜の雨に空が洗われたのか、遠くまで澄んでいる。
遠く能登半島までくっきりと見ることができた。
双六岳から三俣蓮華はのんびりとした稜線を歩き。
帰りはお花畑がいつまでも続くまき道をもっとのんびり歩いた。
ここでは先を急いで足を速めるのはもったいない。
ゆとりの行程でのんびりゆったり逍遥するのが一番だ。
贅沢とはこのことである。
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