山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

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Tag: 朝日連峰 朝日鉱泉 以東岳 大鳥池 大朝日岳 狐穴小屋

朝日連峰縦走!

東北の紅葉は美しい。
特に飯豊・朝日連峰のそれは圧巻である。

草原と笹とハイ松の緑の濃淡。そしてナナカマド、ミネカエデの紅葉。
絶妙のコントラストが周囲の風景によってさらに美しく際立つ。
豪華絢爛、錦秋の絵巻物である。

そして、陽光を浴びながら緩やかな稜線を楽しげに逍遥する私たち・・・。

そんな夢想をしながら山奥の民宿「朝日屋」を早朝に立つ。

大鳥池

泡抱ダムから大鳥池までの道は水筒が要らないほど、水に恵まれている。
いたるところに湧水があり、柄杓まで完備している。

日本有数の豊かなブナ林に癒され歩く。

大鳥池は伝説の「怪魚・タキタロウ」が棲むといわれる有名な湖。

「タキタロウ」とは体長が2~3mあるといわれる大型魚。

タキタロウが登場する最も古い文献は、松森胤保『両羽博物図譜』(1885年)で、
「大物ヲ瀧太郎ト云 五尺計ノモノ大鳥川ヨリ流レ来ルコト有ト聞ク」という記述がある。

「釣りキチ三平」にも登場し一躍有名になった。

十数年おきに「タキタロウ」と思われる怪魚が捕獲されたという話題があり、
食べるのに4日かかったという話もある。

イワナ説、ソウギョ説、イトウ説、ヒメマス説などがある。

いずれにしてもロマンあふれる場所なのである。

道標
大鳥池の手前にある道標。
見やすさはともかく遊び心があって楽しい。

上部が欠けているのは熊さんによるものだろう。
熊さんは道標の類をよくかじる。
一説によると塗料のにおいが気に食わない(好き?)ためとか。

以東小屋が見える!?
急登を過ぎると広大な景色が開けてくる。
本日の目的地の以東小屋が小さく見えている。

まだ道のりは遠い。しかしここからは快適な稜線漫歩である。

イワインチン
これは「イワインチン」という花。

オヤマリンドウ、マツムシソウ、ミヤマアキノキリンソウなどが
まだ秋の名残を見せていた。

朝日連峰縦走路
以東岳の山頂に立つと朝日連峰の長大な稜線を望むことができる。

一番奥に見えるピラミッド状のピークが明日の目的地「大朝日岳」。

果てしなく思える距離も一歩の積み重ねで確実に近づくのだ!
そう言い聞かせながら歩く。

キツネの穴へ…
調子がいいので皆さんを鼓舞して狐穴小屋まで足を延ばす。

秋風にそよぐイネ科の植物(名前はわからんけど)。
のんびりした風景に心ものんびり。

狐穴小屋(通称キツネ)は水場が小屋の目の前にあり、
トイレも水洗で清潔。雲上の別荘と呼ぶにふさわしい。

以東岳を背後に歩く
以東岳を背後に歩く。堂々とした山容である。

もうお気づきかと思うが全く紅葉していない。
なんでも今年は半月遅れとか。しかもナナカマドは8割がた枯れてしまっている。

西朝日岳山頂
いよいよ目的の大朝日岳が目前に近づいてきた。
ここは西朝日岳山頂。

相模山から大上戸山
これは相模山から大上戸山への稜線。

朝日連峰の主稜線から派生する枝尾根であるが、一つの山脈の風格がある。
障子ヶ岳から寒江山、相模山、大上戸山を経て三面ダムへ下れば充実の縦走となろう。

大朝日小屋に泊まる。昨日頑張ったおかげで余裕の到着。
ここまで来ると登山者も多い。

翌日は期待に反して強い雨。
御影森コースから中ツル尾根コースへ変更して朝日鉱泉へ向かう。

手打ちそば
朝日鉱泉の美味しい手打ちそばに舌鼓を打つ。

ここはいつ来ても落ち着いた雰囲気で心も体も暖まります。


秋の朝日連峰縦走。紅葉はまだだったけど、静かで充実した山歩きを楽しめました。


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