FrontPage/2010-10-20
Tag: 六十里越街道 湯殿山 湯殿みち 志津温泉 月山 周海沼
六十里越街道 追分~四谷山の神~志津温泉
「六十里越街道」は湯殿山信仰真っ盛りの頃、当時の人々の足によって
1200年の昔から踏み固められた古道です。
「湯殿みち」と呼ばれ湯殿山詣でのため、年間数万人が往来したと伝えらています。
有名な方だと松尾芭蕉、斉藤茂吉、森敦、直江兼続などそうそうたる顔ぶれも歩いたと言われています。
鶴岡から松根、十王峠、大網、塞ノ神峠、田麦俣をへて大岫峠を越え、志津、本道寺、
寒河江を通り山形へ至る険しい山岳道路でした。
今回は月山湖のほとりの追分石から四谷山の神をへて志津温泉に泊り、
翌日、大岫峠を越えて湯殿山に詣で、最後に細越峠を越えて田麦俣を目指す道をたどりました。
月山湖のほとりの追分石から尾根を一つ越えると
四ツ谷沼がひっそりと神秘的な趣で景色を映している。
1200年前の石畳が近年、発見され地元の方々によって復元された。 街道にはいたるところに大きな石碑が並んでいる。
遠く離れた大井沢の集落からも見えたという常夜燈の明かり。
幾人の旅人がこの燈をみて安堵したことだろう。
朽ちた大木にはムキタケが群がるように出ていた。 美しいプロポーションのブナ。豪雪が作り上げた造形。
明鏡止水とはかくのごときものである。 澄んだ心でくもりのない風景を眺めたい。
その2へつづく…
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