FrontPage/2010-10-29
碧岩・大岩
西上州にそそりたつ岩峰。碧岩と大岩へ行ってきました!
碧岩の名は「御鳥居」から来たという。
神々は、まずこの頂に降り立ってから村々の社にお着きになり、
天に帰るときはこの頂に集まってから、天に戻っていくと、古人は信じていた。
登山口は南牧村の更に奥の熊倉というところにあります。
5~6台ほど停められる駐車場があります。トイレ・水道もあり。
途中までは「三段の滝」への遊歩道として整備されています。
しかし、沢にかかる丸太組みの橋は非常にスリッピーなので注意が必要です。
南牧三名瀑に数えられる「三段の滝」。
落差は50mで上・中・下の三段に分かれています。
ちなみに南牧三名瀑とは「線ヶ滝」・「象ヶ滝」・「三段の滝」を指します。
中でも「三段の滝」は最大の滝です。
一番下のベンチのある辺りからだと上段はあまり見えないので
滝の右側に続く登山道を登ると全体が良く見えますよ。
碧岩をバックに大岩への登り、痩せた岩稜が続きます。
だんだん視界も良くなり気分爽快!
高度感に慣れていない人は厳しいでしょう。
ロープが必要とガイドブックに書いていますが、下手に使うと余計に危険です。
支点も乏しいので難しいです。
岩場歩きに慣れてからチャレンジしてください。
5~6人くらいなら充分お弁当を広げられる広さ。
見晴しは東側以外は良好です。
荒船山・毛無岩・鹿岳・両神山などなどが見えました。
大岩を後にして碧岩へ。紅葉は最高潮でした!
写真にはいい赤が写りませんね~。
途中、複雑な尾根で迷わないように注意しましょう!
碧岩は基部の2か所の岩場が核心でしょうか?
特に2段目はバランシーで固定ロープを握る場合、腕力も必要です。
不安な人は確保が必要です!
我々も下りはロープで確保して降りました。
碧岩山頂は狭くヤブっぽい感じです。
全体的に難易度は高めです。
ポイントは ★三段の滝までの滑りやすい橋。
★三段の滝上の濡れた岩の通過(トラバース気味)
★大岩直下のナイフリッジの登下降(固定ロープ・鎖・梯子はない)
★碧岩基部の岩場(固定ロープはあるがバランスが必要)
★全体的なルートファインディング(道標はあるが最低限)
岩場でのライン取りも重要。
★雨&積雪時は不可
といった感じでしょうか?
不安をあおっていますが安易に行けるところではありません。
不安だけどどうしても行きたい方はご相談ください!!
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