FrontPage/2010-11-12
Tag: 嶽ノ森山 一枚岩 上ノ峰 下ノ峰 とうふ岩 古座川峡
嶽ノ森山
紀州・和歌山へはるばるやってきた。
羽田から関西空港へ、そしてバスで3時間半くらい走って、古座川峡へ。
「古座川峡を見ざれば熊野の渓谷を語るなかれ」といわれる景勝地である。
美しい景観をなす古座川峡に映る一枚岩。
穂高の屏風岩にも似た高さ100m幅500mの大岩壁である。
その一枚岩に古座川を挟み対峙するように屹立する二つの岩峰が嶽ノ森山である。
一枚岩トンネルの脇から登りしばらくトラバース気味に登っていくと、
「犬鳴ノ谷」の「なめとこ岩」に出合う。
緩やかななめ滝の上を小さな流れが岩を濡らしている。
岩はフリクションが良く、ステップも刻んであるので怖くはない。
流れの窪みに「ツブラジイ」が集まっていていた。
↑ 「アケボノソウ」
「アサマリンドウ」 →
アサマリンドウは浅間ではなく、伊勢神宮の背後の
朝熊(あさま)山でよくみられることから名付けられたという。
紀州と四国の一部にだけ特産し、
普通のリンドウより小ぶりで葉の縁が波打つ。
稜線に出て(←嶽ノ森)の表示に従い、急登をわずかで嶽ノ森・上ノ峰へ着く。
眼下に古座川峡と熊野の山並みを一望する。
隣に下ノ峰が並び立っている。
鞍部へ立木に頼りながら急下降し、再び急登する。
上ノ峰への登りよりもやや荒れた道だ。
下ノ峰山頂は狭いが、ベランダ? のような感じで、安心して崖下をのぞきこめる。
上ノ峰は指呼の間だ。
ここは西上州の岩峰のような雰囲気のところ。
下山路にもとうふ岩などあり最後まで飽きさせない。
わずか2時間半くらいの行程であったが、変化に富んで充実の山登りであった!
コメント