FrontPage/2010-11-22
小雪
11月22日は「小雪(しょうせつ)」です。
『暦便覧』には「冷(ふ)ゆるがゆえに雨も雪となりてくだるが故なり」とある。
北日本や高い山ではいよいよ雪の便りが届くことでしょう。
標高が2000mを越える山ではすでに雪化粧しているようです。
七十二候では「朔風払葉(きたかぜ このはを はらう)」
とされています。
「朔」は「月」と、元へ返るという意味の部首からできており、月が闇夜から甦っていくことをあらわしています。
ここから「はじめ」という意味で使われるようになったそうです。
十二支では「子(ね)」が一番はじめ。それが北に記されることから、「朔」は「北」をあらわします。
つまり「朔風」とは「北風」のことです。
中国では
「天気上勝地気下降(てんき じょうとうし ちき かこうす)」 とされ
天地の寒暖が逆になることを指しています。
また気象用語での「小雪(こゆき)」とは
「数時間降り続いても、降水量として1mmに達しない雪」のことだそうです。
ちなみに
「弱い雪」は降雪量がおよそ1cm/hに満たない雪。
「強い雪」は降雪量がおよそ3cm/h以上の雪。
「大雪」とは大雪注意報基準以上の雪。
基準は地域によって違って、5cmのところもあれば20cmのところもあるようです!
そういえば東京の大雪は山形では普通の雪ですね~。
「豪雪」とは著しい災害をもたらすような大雪。
「暴風雪」とは暴風に雪を伴うもの。
暴風は風速20m/sの風のこと。
勉強になりましたか?
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