山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

FrontPage/2011-03-01

Top / FrontPage / 2011-03-01

Tag: 三宅島 クライミング 八丈島

三宅島クライミング!?

三宅島で近年発見されたクライミングエリアへ行こう!!

ということで竹芝桟橋に集合。
出航は22:20。三宅島寄港は5:00予定。

眠りについて、起きると三宅島という算段。

ただし、波が高いので条件付きの出航である。
条件とは「目的地にいけないかもしれないよ」というもので、「いけなくても文句は言うなよ」という条件でもある。

5:00。三宅島に近づき「下船の支度をして下さい」とのアナウンスが入る。

皆さん荷物をまとめて下船準備。

しばらくすると「波が高いため三宅島への寄港を諦め、八丈島へ向かいます」とのアナウンスが!

問答無用で八丈島流し。

「まあ暗い中での入港は危険だからやめたんだろう」と話し合う。

「むしろ初めから寄る気はなかったんじゃねえの?次は明るいから大丈夫だろ」と慰めあう。

八丈島

折り返しの便で三宅島へ降ろしてもらえることを期待して船に揺られ続ける。

八丈島では下船もかなわないので、八丈富士と港湾作業をぼんやりと眺める。

引き返した船は八丈島の港をでると大きく揺れだした。
嫌な予感が脳裏をかすめる・・・。

惰眠をむさぼる…

起き上がっていると気持ち悪くなるので、睡眠充分であったが、再び眠りにつく。
そして再び三宅島へ近づく・・・。

三宅島よさらば!

しかし悪い予感は的中でまたもや三宅島には寄港できず!

船にぶち当たる波が水しぶきとなり虹を描いている。

我々は竹芝桟橋へ向けて虚しくも船に揺られ続ける。

いつもの勢いはどこへやら、ここでは船長に従うほかない。

竹芝桟橋~八丈島~竹芝桟橋の22時間に及ぶ長い船旅となった・・・。

そして、我々に2時間後に出航する船に再び乗り込む気力と体力が尽きていたことは言うまでもない。


コメント


認証コード(0496)

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional