FrontPage/2011-05-21
Tag: 庚申山 春祭り アカヤシオ コウシンソウ 銀山平 かじか荘
庚申山・お山巡り
アカヤシオ満開の庚申山・お山巡りと鋸山十一帽から皇海山へ縦走してきました。
初日は庚申山お山めぐりへ。
前橋の気温が32度と以上に気温が上がったこの日、山も熱風が吹いていました。
銀山平付近がヤマツツジ。庚申山荘より下がミツバツツジ。
庚申山荘から庚申山がアカヤシオと標高に応じてツツジを堪能することができました。
石門をくぐったり、ハシゴを登ったりして飽きさせない登山道を上がっていきます。
ここは滝沢馬琴の南総里見八犬伝にも登場する場所で古くから信仰されている山です。
関東のいたるところに庚申塚として信仰の名残が見られます。
山はアカヤシオに彩られていました。
とにかく満開です。 いたるところ桃源郷。
遠くの尾根は絨毯を敷いたように一面のピンクに覆われていました。
「岳」にちなんで「山においでよ~」のポーズ。
宿泊した庚申山荘です。
ここは中に布団も用意されていれば、水道もあり最高に快適な小屋です。
管理人はいませんが、よく手入れされており気持ちよく使えます。
トイレも新しくバイオトイレになっていました。
本日は庚申山の「春祭り」ということで地元の方々が山荘に泊まっておられました。
庚申山は猿田彦神を祀っており、猿田彦神は天孫降臨の際に道案内を務めたということで道祖神とも信仰されているようだ。
このことから辻ごとにある庚申塚には道標を彫りつけてあるものも多いそうだ。
庚申講では人間の体内にいるという三尸虫という虫が、寝ている間に天帝にその人間の悪事を報告しに行くのを防ぐため、
庚申の日に夜通し眠らないで天帝や猿田彦や青面金剛を祀って宴会などをする風習である。
このため「春祭り」では夜通し眠らないで飲み(語り)明かすという習わしで、
みなさん遅くまで元気に飲んでおられました。
私もお誘いを受けておこぼれに預かりおいしいお酒をいただきました。
普段、山登りはされない方々が多いようでしたが春と秋に二度、庚申山に登り神様を祀っているそうです。
登山では山の景色や自然を楽しむことが一番の愉しみかもしれませんが、
こうした山にかかわる風習や文化、歴史、信仰を知ることで、
より深くその山を知り味わうことができるのだとしみじみ思ったのでした。
それには地元の方々と酒を酌み交わすのが一番ですね~。
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