FrontPage/2011-08-15
大常木谷~竜喰谷
奥秩父の大常木谷を遡行し、竜喰谷を下降してきました。
二つの沢は一ノ瀬川の支流のひとつで一ノ瀬川は多摩川の支流です。
山としては飛龍山と唐松尾山の間から流れています。
大常木谷は美しい沢です。
ナメや深い釜をもった滝、そしてゴルジュが延々と続いています。
暗いゴルジュの空からはまぶしい光がこぼれています。
沢には涼しい風が流れていて心地よく感じられます。
東京の暑さをよそに「もっと暑ければ、ガンガン泳ぐのに…」といったところ。
贅沢な悩みであります。
ゴルジュの奥には千苦の滝が豪快に水を落としていました。
上から降り注ぐ陽光が放射状にひろがり、神々しいまでに輝いています。
大常木林道が沢を横切るところで竜喰谷へ移ります。
大常木林道は古い仕事道でところどころ崩壊がすすんでいますが、歩くのには支障がありません。
竜喰谷の本流の手前の苔むした谷から下りました。
竜喰谷は美しく豪快な滝とナメ床に覆われた沢で、初級者に人気があります。
この二つの沢をつなぐ遡下行は非常におすすめのコースです。
沢登りというのは沢が終わってからの下降が何となく味気ないものですが、このコース取りだと飽きることがありません。
途中の登山道も1時間弱の道のりです。
車道に帰ってからも20分ほどで車に戻ることができます。
行程としても大常木谷が4時間、登山道1時間、竜喰谷下降3時間と計8時間で一日を満喫できます。
暑い夏のさなか充実した一日となりました。
やっぱり夏は沢に限ります!!
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