FrontPage/2011-10-05
Tag: 餓鬼岳 唐沢岳 燕岳 東川乗越 餓鬼岳小屋 食事 白沢登山口
餓鬼岳・唐沢岳
燕~餓鬼~唐沢岳と秋晴れの下歩いてきました。
人気の燕岳と訪れる人の少ない餓鬼・唐沢岳の両面を味わうことができました。
合戦の頭に出ると視界が開け、明日向かう餓鬼岳への稜線が望めました。
ちなみに中央が剣吊岩。左が唐沢岳。右が餓鬼岳です。
今日の宿の燕山荘も見えました。
山は秋色になっていました。ダケカンバの白さがひときわはっきりと浮かびます。
燕山荘では雑誌やテレビの影響からか若い人がたくさん泊まっていました。
若者とそれ以外の人の割合は6:4くらいで若い人が多いようでした。
これまでの山小屋ではありえない光景でした。
翌朝は早朝3:30に出発。気温はマイナス7℃ほど…寒い!
明後日は天気が崩れそうなので、唐沢岳を今日登ってしまおうという算段です。
コースタイム11時間に挑みます。
夜が明けて遠くの山々が見え始めると…。
白銀に輝く剣・立山連峰。昨夜、降雪があったらしく青空とのコントラストが印象的です。
東川岳を過ぎると岩峰が林立する中を抜けていきます。
さらに剣吊岩を巻いていきます。
花崗岩の巨岩が白く輝き圧倒されます。
いつかこのロケーションでクライミングがしてみたいと思いました。
餓鬼岳までにすれ違った登山者は二人だけでした。
唐沢岳が次第に近づいてきました。
バックには剱岳が雪をまとい君臨しています。
唐沢岳の左は針の木岳。こちらから見ると剱岳と似ています。
激しいアップダウンを経てようやくたどり着いた唐沢岳の山頂。
ここから先は行き止まり。訪れる人が極めて少ない不遇のピーク。
しかし岬のように突き出した岩峰で北アルプス屈指の展望台。
剱岳・立山が目前に見えます。
北アルプスの名だたるピークが周囲を囲んでいます。
ところで前の写真より山が黒くなっていますが、前の写真は午前中の早い時間のもの。
この写真は午後に撮ったものです。
陽射しを受けて新雪はあっという間に消えていくのでした。
唐沢岳での憩。いつまでもここに居たい心地。
この日は一年でも数日あるかという最高の晴天。
終日、富士山が見えていました。
再び激しいアップダウンを経て餓鬼岳小屋へ戻ります。
餓鬼岳小屋は小さいながら昔ながらの山小屋の趣を残す北アルプスでも数少ない小屋。
本日の宿泊者は我々の他は2名のみ。
食事は手作り感まんてんで、おいしくいただけました。
炊き込みご飯や肉じゃがが特においしかった。グレープフルーツが一人につき半分も出たのには驚きました。
最終日は下り坂の空模様。
白沢登山口への下りはザレていて急峻。
厳しい試練が待ち受けていました…。
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