FrontPage/2011-10-09
Tag: 白神山地 白神岳 2011 10月 十二湖 縦走 大峰山 崩山 ヤブ 藪
白神岳縦走
二日目は白神岳を縦走しました。
一般的には往復か二俣から直登するコースをたどりマテ山を経て周回する人が多いようです。
今回はお客様の強い要望によりロングコースですが、縦走しました。
事前に付近の民宿を予約しようとしたところ、「縦走の方は宿泊をお断りしています!
登山道は整備されていませんし、ヤブが深くて遭難者が出ています。遭難しても探しにいけませんよ!!」とのこと。
そこまで言われると用心しますが、いろいろ調べた結果、みんなが遭難しているわけではないし(当然だが)、
そこそこ歩いている人もいるようなので、ヤブ道に慣れている我々には問題ないだろうと判断し決行しました。
通常、山頂の避難小屋に一泊して縦走するようですが、連休で混雑が予想されるのと、
一日でいけないことはないコースタイムということで日帰りとしました。
朝、4時暗いうちに登山口を出発。
ところどころ紅葉の美しい尾根道を登り8時40分くらいに白神岳山頂に到着。
日本海を見下ろす大展望…の予定が、真っ白な世界。
ここから十二湖への縦走路へ入るが、のっけから背丈ほどのヤブ。
これは前途多難!!と思いきや、30分ほど歩くと易しめのヤブとなる。
これは相当易しいヤブである。
紅葉もところどころに現れ気分も安らいでくる。
コースタイムも厳しめかと思いきや、易しめであった。
ところどころ厳しめのヤブが出てくるが、だんだんヤブも易しくなっていくようだった。
色ずく葉っぱが疲れを癒してくれる。あるいは疲れを紛らわしてくれる。
ずいぶん易しいヤブだ。
紅葉に見とれる余裕もでてきた。
順調な行程に殺伐とした気分も和んできたぞ。
みなも心なしか笑顔が増えてきたようだ。
大崩から眼下に十二湖を望む。
5~6湖くらいしか見えないが、気分の良いところだ。
ここからはもうヤブとはおさらばの快適な道。
これを登山道と呼ぶのだろう。
無事、青池へと下山すると、きゃぴきゃぴした若者や、にぎやかなおじさんおばさんたちがうろうろしていましたよ。
人けのない縦走路とは別天地でありました。
4時出発で15時下山。賞味11時間の行動でした。
白神山地の原生林を肌で感じることのできる山歩きとなりました。
ただ、すこしだけ腕や顔に細かい傷がついただけです。
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