山岳ガイド　佐藤勇介のブログです。

私が以前、通っていた職業技能訓練校の木工科の先生の個展が開かれることになったので、本日、足を運びました。

場所は池袋西武百貨店６階アートギャラリーです。




出展は小抽斗（こひきだし）。いわゆる指物（さしもの）です。

私も学校の課題で小抽斗を製作しましたが、いろいろな技術を学びながら２か月くらいかけて作りました。

木工手加工技術のすべてがそこに詰まっていると言っても過言ではありません。

したがって、優れた小抽斗を作れるということは優れた技術を持っていると言えるでしょう。



天板と側板をつなぐ仕口（しくち・つなぎ合わせる方法）は隠し蟻組接ぎ。

仕口が表に現れない江戸指物の粋な技術です。



こちらは手鏡。

かなりリーズナブルですので贈り物にいかがでしょうか？



先生は技能五輪優勝など世界に誇れる技術を持った職人です。

そうそうたる作品が並んでいますが、わかる人にはわかるし、わからない人には…。

興味のある方は是非、足を運んで見てください。

1月17日まで開かれています。