FrontPage/2012-03-16
那須・朝日岳東南稜
悪天の隙間を縫って那須へ行ってきました。
登ったルートは朝日岳東南稜。
茶臼岳ロープウェイは冬季休業中なので、手前の大丸温泉からアプローチ。
いちばん左のスカイラインが東南稜(実際の位置関係からするとほんとは南稜だけど…)。
初めは一般道を登って行くが、峰の茶屋手前から明礬沢を渡り東南稜に取付く。
下部は雪があったが、稜上へあがるとほとんどなく、露岩&ガレを登る。
岩峰を越えてクライムダウン。
下降用の支点が新しく作られていた…。そんなに需要のあるルートなのだろうか?
次の登り返しが、本日の核心部。
10mくらいの岩場で下半部がⅢ級+程度。
本日、暖かく、素手で登れたので、さらに易しかった。
あとはしばらくガレ場の登り。ボロいのでこちらの方が気を遣う。
背後には茶臼岳が噴煙をあげている。
視界は良好。登りにつれ展望が開け爽快。
ピークをふたつほど越えると朝日岳頂上は目前。
頂上直下には最後の難関で岩場がある。
Ⅲ級程度で容易なスラブ。
中ほどに骨董品級のハーケンを発見。いつくらいに打たれたのだろう?
本日無風快晴で、絶好の登山日和。
飯豊連峰、磐梯山、安達太良、吾妻連峰、会津駒、燧ケ岳と東北の名峰がずらり。
北西には流石山~三倉岳~大倉岳への長大な稜線が白く輝いていた。
岩の露出した那須の主稜線とは明らかに違って、真っ白な雪に覆われている。
いつか歩きたい憧れの稜線。夏は多くの花に彩られる。
下山は峰の茶屋を経由して一般道を降りる。
途中の剣ヶ峰は夏は巻くが、この時期は稜線通しに山頂を踏んでいく。
これも雪がある時期の愉しみ。
シュカブラが那須の強風を物語る。
でも今日は無風快晴の快適な山登りを楽しませてくれた。
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