FrontPage/2012-10-16
神室連峰縦走
故郷の名峰・神室連峰を縦走してきました。
神室連峰は東北一のヤセ尾根が南北25キロにも及び、みちのくの小アルプスとよばれている。
標高は1300m台と決して高くはないが、過激なアップダウンの連続と神室山・杢蔵山の避難小屋の間が
コースタイムで12時間ほどの距離となっており、厳しい縦走を強いられる。一級の縦走路である。
南端の杢蔵山から鳥海山と丁山塊(ひのとさんかい)を望む。
鳥海山は雪を頂いていた。
一杯森山頂に幕を張る。
西の空は怪しい夕焼けを見せており、明日の天気が危ぶまれる。
起床時は晴れていて星も見えていたが、歩き出すとガスに包まれた。
市境の尾根へ出ると宮城方面は晴れている。
脊梁山脈が雨雲を遮り、日本海側と太平洋側の明暗を象徴している。
西面の切れ落ちた、非対称山稜を見せる稜線。
果てしないアップダウンが続く。
鋭い火打岳を越える。
ようやく道半ば。今日の行程は10時間を超える。
最高峰の小又岳の登りはきつい。
あと何分とカウントダウンしながら、励ましあって登る。
小又岳山頂より。
背後の杢蔵山(奥の平らな山)が遠い。
小又岳に登るとようやく目的地の神室山避難小屋(奥の山の白いつぶ)が見えてきた。
稜線は秋の盛り。美しい紅葉がしばし疲れを忘れさせてくれる。
今年の紅葉は少し遅れているようだ。
ようやくたどり着いた神室山。
遠くに見えていた虎毛山も今は指呼の間。
快適な神室山避難小屋。
地元の方々の手入れに感謝し下山する。
フィナーレは木漏れ日のトレイル。
山は標高じゃない。
それを実感した縦走でした。
コメント