山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

FrontPage/2013-08-04

Top / FrontPage / 2013-08-04

Tag: キーワード1 キーワード2

雪倉岳~朝日岳

白馬岳の北に続く稜線にある雪倉岳と朝日岳は花の多い山として知る人ぞ知る山である。

豊富な残雪が解けると一斉に広がるお花畑は広大で、そこに咲く花の種類も豊富である。

essential-line

高原に突如として現れる白馬大池は心和む場所。

山小屋の前に広がるお花畑はハクサンコザクラの楽園である。

essential-line

惜しむらくは山小屋に入ってしまうと、せっかくの大池を小さな窓からしか覗くことはできないことだ。

もし建て直すことがあったら、大池を眺めることのできる大きなテラスと食堂には大きな窓を作って
朝な夕なに移りゆく大池の景色を堪能できるようにしてほしい。

essential-line

長い行程に備えて暗いうちから歩き出す。

早起きは憂鬱だが、少しずつ明るくなってくる東の空の変化を愉しみながら歩くのは格別である。

雲海から朝日が昇ると山々は輝きだして、豊富な色彩をみせてくれる。

essential-line

チングルマは朝日を浴びて歓喜の声を挙げ、風に揺られ踊っている。

essential-line

三国境から雪倉岳へ向かう途中にある鉢ヶ岳は東面を巻いていくが、そこに広がるお花畑が素晴らしい。

これが稜線をたどるコースであったなら、広大なお花畑を見ることはできなかっただろう。

essential-line

見渡す限りのお花畑。

吸い込まれそうな空。

眩しい雪渓。

essential-line

珍しいミヤマアケボノソウ。

花の種類が多いのもこの山域の特徴。

essential-line

ミヤマアズマギク。

夏から秋にかけて、次第に紫色の花が多くなってくる。

essential-line

群落をなすコバイケイソウ。

今年は何年かに一度の当たり年でいたるところで咲き乱れている。

快適な朝日小屋に宿をとって、翌日は五輪尾根を下る。

今年は雪渓が多くて通過に苦労したが、本当に大変だったのは下りきってからであった。


コメント


認証コード(2066)

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional