FrontPage/2015-02-05
足尾・ウメコバ沢中央岩峰凹角ルート
足尾山塊は銅山開発の公害により森は枯れ果てて岩山が立ち並ぶ荒涼とした風景が広がっている。
松木沢に沿った荒れた林道を進みウメコバ沢の出合でアイゼンをつける。
しばらく進むと右手に中央岩峰が聳えている。
取り付き似て準備する。
ギアを装着していざ登攀開始。
トップが登り始めるも苦戦している様子。
じわりじわりと高度を稼ぐ。
外形したスラブは節理に乏しく、数ミリの足場にアイゼンの歯で立ちこんでいく。
次のピッチは私が担当。
出だしからドライツーリングテクニックを要求される。
しばらく登ったのち、支点を取ろうとしていたら外形スラブに乗せていたアイゼンが外れ痛恨のフォール!!
甘効きのカムが一つはじけて、ビレイヤーを通り過ぎてストップ。
とりあえずビレイ点まで登りかえして気持ちを落ち着ける。
誰も代わろうと言い出さないので、再びトライして今度は無事に核心突破。
結構傾斜があってテクニックが必要です。
雪も結構降ってきて冬壁ムードも高まってきた。
続くピッチも悪~い。
大分時間を要して終了点までは抜けられないそうにないので、敗退決定。
懸垂したらあっという間に取り付きに戻って、あんまり高度を稼いでいないことにガックリ。
リベンジを誓って帰路についたとさ。
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