FrontPage/2015-10-22
蒲生岳
紅葉の盛りに只見の山々を訪ねました。
蒲生岳は会津のマッターホルンと呼ばれ標高こそ本物に及びませんが、存在感では負けておりません。
登山口には駐車場やトイレが整備されていて、地元の方に愛されていることが伝わってきます。
霧雨もあがり見上げる山頂に登高意欲が俄然湧いてきます。
ツタウルシの葉が林の中に鮮やかな色彩を見せてくれていました。
岩場は紅葉に包まれまるで遊園地のようでした。
ここは鼻毛通しの分岐点。
巻き道には目もくれず、正面岩壁ルートへ足を向けます。
厳しい鎖場と急峻な岩登りの連続です。
一息ついて振り返ると只見川を見下ろすことができました。
背後にも蒲生岳に負けず劣らずのマッターホルンが!
マッターホルンの宝庫です…。
会津三大マッターホルンというのもあるくらいで恐るべし会津の山々。
山頂は360度の大展望。
数えきれないほどの山々に囲まれています。
道なき山々にいつか足跡を残す日はくるのか?
遠く矢筈岳や青里岳に思いを馳せます。
下りは登りよりも急で痩せ尾根でした。
鎖にしがみついて一生懸命降りていきます。
足元も滑りやすくて油断がなりません。
最後に見たカエデの紅葉は浮かび上がるような明るさで、私たちの気持ちも軽くなったのでした。
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