FrontPage/2015-10-23
会津朝日岳
会津朝日岳のことを知りたければ国土地理院の地形図・会津朝日岳を開いてみればよい。
そこには登山口にいたる林道が隅に記されているの以外の人工物の記載は登山道のみである。
建物、ダム、送電線などは一切なく、ただただ山々が広がっていて、標高だけが記されている。
色づいたブナやカエデの急登りを抜けると会津朝日岳の山容をようやく確認することができた。
叶ノ高手を越えると山頂直下の北壁スラブが目の前に飛び込んでくる。
登山道は草付き交じりの岩場を急登していくが足元が悪く慎重な行動が必要だ。
山頂に着くと付近を覆ていたガスも晴れて展望が広がった。
どこか谷川岳を思わせる岩場を足下に見下ろす。
山頂に置かれた山名盤には名だたる山々の名前が記されている。
これを見て心躍らない人はいないだろう。
下山中の尾根から見下ろした名も知れぬ山々はどれも豪雪に磨かれて険しい岩肌をあらわにしていた。
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