FrontPage/2016-03-31
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春の阿弥陀北稜
すっかり春めいてきた八ヶ岳。
スノーシーズン最後の阿弥陀岳へ行ってきました。
早朝、山小屋の温度計はマイナス6℃をさしていましたが、やっぱり厳冬期のものとは感じが違います。
アイスキャンディーも営業終了したためか全体的に閑散としている印象でした。
赤岳鉱泉から中山乗越を過ぎて行者小屋へ着く頃には上着を着ていられないほど暖かくなりました。
シラビソの樹林帯をぬけて明るいダケカンバ帯になると尾根は急な雪壁へと変わります。
急登にアイゼンとピッケルを効かせながら息を切らすと阿弥陀北稜の第一岩稜が現れます。
赤岳から横岳、硫黄岳へと続く荒々しい岩壁がアルパインムードを盛り上げてくれます。
快適な岩場を越えるとナイフリッジとなりますが、雪がずいぶんとけてリッジの先端を歩くことなく容易に越えられる状態となっていました。
最後は綺麗な雪稜を登ると阿弥陀岳の山頂へと導かれます。
山頂でも上着要らず!
昼寝ができそうなくらい快適でのんびりと展望を楽しむことができました。
山頂から中岳のコルへと下るみちは急峻で油断がなりません。
日射で緩んだ雪に足を取られながら慎重に下っていきます。
コルから先はお尻を使ってあっという間の下山となります。
3月下旬から4月前半の八ヶ岳は厳しい寒さもなく雪も締まって歩き易いので、寒がりのかたにもおすすめですよ!
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