FrontPage/2016-04-13
西大星北稜
ショートロープガイディングのトレーニングでガイド仲間と裏妙義の西大星北稜へ行ってきました。
駐車場は枝垂れ桜が咲き乱れ春爛漫の景色でした。
一般道を離れ北稜へ入ると、とたんに脆い岩、藪、落ち葉の道となりました。
赤テープなどの道標は一切なく、基本的に弱点を突いていきますが、岩を越えたり巻いたりと変化に富んでいます。
屏風のように連なる岩稜帯は垂直に切れ落ちています。
しっかりと確保しながら、安全に素早く行動するにはどうすればよいかいろいろ頭を使って進みます。
回廊のような快適な岩稜帯もありました。
歩くにつれ西大星の迫力ある岩塔が近づいてきます。
ひとつの大きな岩の塊に見えますが、実際はいくつもの岩峰が重なり合った複雑な地形です。
稜線にはキノコのような不思議な形をした岩がたくさんありました。
大岩の下をくぐったりしてなんとか登路を探ります。
弱点となるルンゼは深い落ち葉でずるずると滑ります。
稜線に出るとボルトの打たれた岩場となり簡単なクライミングとなりました。
途中、トレーニングや検証をしながら歩いたので時間切れとなり、山頂手前の岩峰で終了することとしました。
複雑な地形での安全確保技術は熟練の技術が必要です。
これからも精進あるのみです。
西大星北稜を歩いてみたい奇特な方がいたら是非お問い合わせください◎
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