山岳ガイド 佐藤勇介のブログです。

FrontPage/2016-04-16

Top / FrontPage / 2016-04-16

Tag: キーワード1 キーワード2

ネコブ山


知る人ぞ知る秘峰・越後のネコブ山。

越後三山や巻機山といった大きな山々に埋もれるように在る山だ。


essential-line

昼近くまで降っていた雨をやり過ごし、のんびりと出発する。

ダムの湖岸をてくてくと。


essential-line

取り付きは発電所の導水管にそった階段を登る。


essential-line

とても厳しい登りだ。


essential-line

階段を登り切り、尾根道へ取り付く。

急峻な尾根には踏み跡が続いている。


essential-line

息があがるが足元には埋め尽くさんばかりのイワウチワが咲いている。


essential-line

尾根の勾配が緩むころ背後に大きな越後三山の姿が現れる。


essential-line

普段は雪で覆われているはずの尾根も藪が出ていて、1000mを越えるころようやく雪が現れ始めた。


essential-line

ひと登りして眺めの良いところに幕を張る。

慣れないテント生活に何をするにも一仕事の様子。


essential-line

翌朝、締まって歩き易い雪の上を行く。


essential-line

昨日の雨は稜線ではエビの尻尾を形成し、それは強風によって地面に敷き詰められたように広がっていた。

まるで砂糖菓子のようにキラキラと輝いて綺麗だった。


essential-line

下津川山まで日帰りするという3人連れのおじさんが足早に私たちを抜き去っていった。


essential-line

天気は快晴で風も弱く素晴らしい登山日和。


essential-line

桑ノ木山へと続く大らかな稜線は快適の一言。

険しい山々が連なる越後三山とは対照的に南アルプスを思わせる広く大きな景色が広がる。


essential-line

目指すネコブ山は惜しげもなくその巨大な図体をさらしていた。


essential-line

広大な桑ノ木山を過ぎてネコブ山への登りに差し掛かる。


essential-line

ところどころ雪庇の縁が大きく裂けて口を開けている。


essential-line

最後の急斜面を登り切り頂上台地に飛び出せばあとは快適な空中散歩となる。

周囲を取り巻く雄大な景色を堪能しながら一歩一歩踏みしめて歩く。


essential-line

本で出逢ったネコブ山に焦がれ、慣れない雪を踏んでたどり着いた頂。

辺りを取り巻く山々が彼女の訪れを祝福してくれているようだった。


コメント


認証コード(9895)

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional