FrontPage/2017-03-11
日光白根山・北西稜
七色平の分岐からトレースに別れを告げ新雪をかき分ける。
自然の地形が進むべき道を示す。
時折、雪の下が空洞になっていて足元が定まらない。
それでもおおむね締まった雪を踏んで高度を稼ぐ。
シラビソの林を抜けたころ、雲の切れ間から青空が覗いた。
同時に吹き抜ける風を遮るものがなくなって、体を揺さぶる。
山頂が近づくにつれ易しいが脆い岩稜帯となる。
以前は痩せ尾根どおしに行けた場所が崩壊して尾根が途切れてしまっていた。
側壁を巻くように通過する。
尾根の反対側へ移って悪場を通過する。
山頂が近づくにつれ風雪は強まってきた。
それでも耐えて山頂にたどり着いた。
3月も初めで、冬型だったのでなかなか厳しいコンディション。
下りはじめは吹き上げる風で顔面凍結。
なんとか樹林帯に逃げ込んでほっと一息。
七色平の避難小屋は丈夫だな~といつも感心する。
次第に崩れていく天気だったが、ロープウェイ駅に着くころ初めて山頂が顔を出した。
山頂左の黒い尾根の右面を登るのが北西稜。
山頂へダイレクトへ登る美しいライン。
もう少し後の時期で晴れていればポカポカ快適に登ることができます。
そういえば月末にも公募で設定してますので興味がある方はお問い合わせください。
雪山歩いたことある方なら誰でも大丈夫なルートですよ~。
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