FrontPage/2011-05-11
傾山
大分の二日目は傾山へ。
九折(つづら)登山口から坊主尾根を登り、九折越コースを下ります。
登山口付近からは三ツ坊主の怪しげな岩峰をうかがうことができます。
九折越への道を分け、やや荒れた道を行くと70mの落差の観音滝が現れます。
なおももぼり続け、稜線にでてしばらく行くと坊主尾根の核心部へと入ります。
稜線はアケボノツツジに彩られています。遠く大分県北部の山々を望みます。
坊主尾根は時折岩場の現れるアップダウンの道ですが、何より怖いのはとても滑りやすい土にあります。
粘土質でとにかく滑る。靴についた泥で岩場も滑りやすくなります。
台風1号からの強風にあおられながらも、時折現れるアケボノツツジに癒されました。
今年はアケボノツツジの開花が10日くらい遅いような感じです。
山頂付近はまだつぼみも多くみられました。
山頂からは明日登る予定の祖母山方面を望みますが、あいにく祖母山はガスに覆われていました。
大展望の山頂からは越えてきた三ツ坊主・二ツ坊主の迫力ある岩壁を見下ろすことができます。
九折越方面への道の途中から振り返るとそそり立つ傾山と後傾のピークが並び立つ姿をうかがえます。
こちらから上る人は山頂へ行くのがためらわれるかもしれません。
九折越からはかなり急な滑りやすい斜面を下っていきます。
沢に近づくにつれ傾斜は緩みますが、カンカケ谷を通過する場所は迷いやすく増水時は渡れなくなるので注意が必要でしょう。
傾山は標高1605mと目立つ存在ではありませんが、登ってみれば印象深い素晴らしい山でした。
そして厳しい面も持った一級の山岳です。
また必ず再訪することでしょう。
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