FrontPage/2011-12-26
台湾クライミングの旅 2日目
12月8日 2日目
いざ! クライミングへ!!
早起きして、朝食も食べずに出発です。
3人は借りておいたレンタカーで、『龍洞』に向かいました。
天気は曇り。これなら登れそうです。
運転手は勇介。外国での運転はこれが初めてです。
右車線 左ハンドルなので慣れるまではミツ君ものっぽもドキドキでした。
ウィンカーを出そうとするとワイパーが作動してしまう…。
それでも何とか順調に高速に乗り、東へ東へと進みます。
龍洞の手前、港町の 基隆 に近づくと、雨が降り始めました。
天はワイパーの誤操作を雨乞いと勘違いしたのでしょうか。。。
基隆を過ぎ海岸線を走ると雨はさらに強くなりました。
波も高くなっています。気温も下がってきています。
しかし3人は沈みませんでした。
「行ってみなけりゃわからないじゃーん」 なんとポジティブな3人でしょう◎
異国での楽しいドライブは続きます。
左に太平洋、右には連なる低い山々。美しい山容に見惚れてしまいます。
すると、
山の中に戦時の要塞のような古い建物が見えてきました。
「行ってみよう!」 歴史好きの勇介が即決しました。
近づいてみてもそれが何なのかよくわかりませんでしたが
しかしここからこの日の旅は始まったのでした。
地図には、この近くに何かがあると書いてある。
言葉がわからないのでなんなのかわからない。
「行ってみよう!」 またもや勇介が即決しました。
それは滝でした。なかなかダイナミックです。この水はここから湧いているのでしょうか。
山好き・自然好きの3人はこの場所に来れたことにとても満足したのでした。
本当にきれいでした。
車に戻り再び地図をのぞき込むと、この滝の先に寺院のマークがありました。
「行ってみよう!」 寺社仏閣好きののっぽが即決しました。
そこは三国志の関羽を祀る立派な神社でした。
観光バスが何台も停まっていてたので、有名な場所なのかもしれません。
広い境内を奥へと進むと、大きな建物の『黄金博物館』がありました。
台湾の人たちがたくさん見学に来ています。
この、金の採掘で栄えたのが 九份 という街。
そこはのっぽが以前から行ってみたいと思っていた場所でした。
地図上ではそんなに遠くなさそうですがガイドブックには“車では行けない”と書いてあります。
「行けるとこまで行ってみよう!」 突撃好きのミツ君が即決しました。
行ってみると、確かにものすごい渋滞。それなのに
運よくベストポジションに駐車でき、あっという間に九份の散策が始まったのでした。
狭い路地に人とお店がひしめきます。
のっぽは試食をしまくりました。女の子は試食が大好きなのです。
何を食べても美味しい。甘い物は特に美味しい。買い物も楽しい。
のっぽは深い幸せを感じていました。
ミツ君はヒスイの指輪を、勇介はナッツ類を買いました。
のっぽはスカートとヒスイの首飾りも買いました。
このクラゲのようなキモチワルイ謎の食べ物、
あらゆるところで売られています。
素材も味も想像できない…。でも気になる。
勇介とのっぽはミツ君に「食べてみなよ!」と強く勧めました。
押しに負け、1つ注文するミツ君。
勇介とのっぽは しめしめ と思いました。
勇気振り絞って一口食べたミツ君の感想は「ん!悪くない」
それを聞いて勇介とのっぽも勝手に味見。
「うんうん、悪くない◎」 3人で食べたのであっという間になくなってしまいました。
勇介とのっぽはニヤリと笑い、ミツ君だけは後味が悪かったのでした。
そんなミツ君に勇介は 「職場へのお土産にいっぱい買って帰りなよ」 とさらに畳み掛けるのでした。
大雨でしたが九份を大満喫した3人は、やっと旅の目的地 『龍洞』 へ。
雨も降っているし日暮れも近いけど、とりあえず明日のために岩場の下見だけでもしておこうと考えたのです。
岩場に着くと雨は小降りになり、
3人を迎え入れてくれたようでした。
いいです。いい岩質してます。
一日雨だったのに濡れてる感じがあまりしない。
ダイナミックだし、ボルトもしっかり打ってある。
地元クライマーとも出会いました。
小雨でも登れるんだ! これなら明日登れるね!
3人はワクワクしながら岩場を後にし、
今夜泊まる宿を探しに街へ向かったのでした。
運よく宿は見つかったものの、窓をたたく雨音はどんどん激しくなり
そのうち風の音と荒れ狂う波の音が聞こえてくるようになるのでした…。 つづく…。
関羽の神社から見下ろした街 雨はまだ強くありません このあと豪雨になります 九份ではお茶もいただきました 外は土砂降り
ノスタルジックな九份の町並み 君はブルドックとチワワの子かい?残念な遺伝の仕方だね… 君は純チワワだね
コメント